建築家の谷尻 誠氏と吉田 愛氏が率いる設計事務所、SUPPOSE DESIGN OFFICE(サポーズデザインオフィス)が設計した〈NOT A HOTEL NASU〉に3棟目の「CAVE」が完成、2024年5月1日に開業を迎えました(NOT A HOTEL 2024年5月1日プレスリリース)。
「NOT A HOTEL」とは、NOT A HOTEL(代表取締役CEO:濵渦伸次)が開発・販売する、ホテルとしての利用できる別荘であり、プロジェクトの第一弾となったフラッグシップモデルの1つです。2021年9月28日にオンラインストアで宮崎と那須で進行中の物件のうち計8室の販売を開始。『TECTURE MAG』では、その翌日に濵渦伸次、谷尻 誠、吉田 愛の3氏にインタビューを敢行、特集記事で「NOT A HOTEL」が考える”スモールラグジュアリー”とはなにかを紹介。このほど開業した「CAVE」のデザイン構想についても語られていました。
SUPPOSE DESIGN OFFICEが設計する洞窟のような別荘〈NOT A HOTEL NASU〉に”CAVE”が登場!暗さの中にある本当のラグジュアリーとは?
〈NOT A HOTEL NASU〉の特徴は、都心から所用時間90分で、16万坪の牧場で20頭の馬と過ごせる立地にあります。
設計コンセプト・趣きがそれぞれに異なる独立した3つの棟で構成され、各棟でサウナや露天風呂を備えます。先行して2022年11月に最も床面積が大きい「MASTERPIECE」と”離れ”のような「THINK」の2棟がオープンしており、どちらも完売(SOLD OUT)。今回の「CAVE」の開業で、予定されていた3棟が揃いました(CAVE棟の一般販売は昨年・2023年3月15日より)。
3棟目の〈NOT A HOTEL CAVE〉の総面積は、屋外とテラスなどを含めて573.05m²、3つのベッドルームを備え、最大6名まで宿泊が可能です。インフィニティプールのほか、温泉設備、サウナ、洞窟のような水風呂、ペット同伴での利用者のための設備も備えています。
〈NOT A HOTEL CAVE〉は専用の庭とドッグラン、ペット専用のプールスペースも完備。牧場の緑ともつながる豊かな自然と溶け合うようなランドスケープデザインは、造園家の齊藤太一氏(SOLSO代表)が手がけました。
現在、〈NOT A HOTEL〉の3棟のうち「MASTERPIECE」では、NOT A HOTELオーナー以外のゲストの宿泊予約が狩野で、ホテルとして利用できる(一休.comサイトにて宿泊予約を受付)。NOT A HOTELの発表によれば、最新の「CAVE」での会員以外からの宿泊予約は、2024年夏に受付を開始する予定とのこと。
所在地:栃木県大田原市狭原1298-247、1298-246の一部
敷地面積:2,444.19m²
総面積(テラスなど屋外を含む):573.05m²
屋内面積:294.30m²
テラス(エントランス、プール含む):278.75m²
総客室数:1戸
間取り:3LDK
宿泊人数(最大):6名
構造:鉄筋コンクリート造
規模:地上3階建て
設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE
ランドスケープデザイン:齊藤太一(SOLSO)
事業主・売主:NOT A HOTEL
運営会社:NOT A HOTEL MANAGEMENT
#NOT A HOTEL YouTube:「自然を顕在化させる建築」SUPPOSE DESIGN OFFICE 谷尻誠氏・吉田愛氏インタビュー|NOT A HOTEL NASU CAVE(2023/12/27)
NOT A HOTEL ウェブサイト
https://notahotel.com/
※本稿の内外観など画像は全てNOT A HOTEL 提供