「デザインの仮説と仮設　廣村正彰+」展

ギャラリーエークワッドにて7/11より開催

COMPETITION & EVENT 2025.07.07

東京・竹中工務店東京本店1Fにあるギャラリーエークワッドにて、「デザインの仮説と仮設　廣村正彰+」展が7月11日より開催されます。

廣村正彰（ひろむらまさあき）氏と氏が率いる廣村デザイン事務所はこれまで、グラフィックデザインを基軸に、さまざまなプロジェクトに参画、デザインを手がけてきました。建築関係では、ナインアワーズの館内サインおよびグラフィックデザイン、横須賀美術館のロゴマークのデザインおよびピクトグラムによるサイン計画などの仕事が知られています。

記憶と痕跡　photo: 大井川茂兵衛 Hi-Bush

字と美　photo: 大井川茂兵衛 Hi-Bush

本展の会場には、60点以上のバナー（垂れ幕）が吊り下げられ、廣村氏の考えるデザインの”仮説”と”仮設”が、実験的なスタディとプロジェクトの数々を通して紹介します。「記憶と痕跡」「字と美」「シルエット」「矢印」「仮設的」の5つのキーワードでエリア分けされ、学校や商業施設、工場、美術館、路上など、それぞれの場所に応じた約30のデザインを紹介。写真や映像、実物資料のほかに廣村の言葉も添えられ、空間を歩きながら廣村氏の思考を辿るとともに、現代社会へ向けて廣村が提案する、デザインの可能性を考える展覧会となっています。
会期中、廣村氏とゲストによる対談イベントも開催されます。

矢印　photo: HIROMURA DESIGN OFFICE

シルエット　photo: 大井川茂兵衛 Hi-Bush

仮設的　photo: 大井川茂兵衛 Hi-Bush

開催趣旨

「デザインとは、仮説を立てて社会に提案すること。人々がそのデザインと関わる中から、共感や愛着を生み出すこと」－グラフィックデザイナーの廣村正彰は、サインをシステムとしてデザインすることによる、建築との相互作用を思考してきました。多くのサイン計画を手がける傍ら、人間の意識や心が動く瞬間を見つめることで、行動が促されるデザインのきっかけを日々探求しています。そしてモノと
情報が溢れる現代社会の中で、廣村はむしろ仮設的な、簡易で柔軟なデザインにこそ可能性を見出しています。

本展覧会では、廣村の考えるデザインの「仮説」と「仮設」を、実験的なスタディと実際のプロジェクトの数々を通して紹介します。学校や商業施設、工場、美術館、路上などそれぞれの場所に応じた約30のデザインを、廣村の言葉とともに、写真、映像や実物資料を交えて展示します。
「記憶と痕跡」「字と美」「シルエット」「矢印」「仮設的」の５つのキーワードを辿りながら、廣村の思考の展開を体験し、デザインの可能性を考える機会となればと考えています。（ギャラリーエークワッド 2025年5月15日プレスリリースより）

廣村正彰氏プロフィール

愛知県生まれ。グラフィックデザインを軸に、さまざまな領域のアートディレクション、サイン計画、ブランディングを手がけ、企業のデザイン監修、講演などもおこなっている。
主な著作に『空間のグラフィズム』（六耀社）、『デザインのできること。デザインのすべきこと。』（ADP）、『字本 JI BORN』（ADP）、『デザインからデザインまで』（ADP）などがある。2025年7月に『デザインの仮説と仮設』を国書刊行会より刊行予定。

Hiromura Design Office
http://www.hiromuradesign.com/

「デザインの仮説と仮設　廣村正彰+」開催概要

会場：ギャラリーエークワッド（GALLERY A4 施設名の「4」は上付き文字）
所在地：東京都江東区新砂1-1-1（Google Map）
会期：2025年7月11日（金）～10月16日（木）
開場時間：10:00-18:00（土曜、最終日は17:00まで）
※8月28日（木）は20:30まで夜間開館
休館日：日曜・祝日、8月9日（土）～17日（日）
入場料：無料
主催：公益財団法人ギャラリーエークワッド
協力：三菱鉛筆、金沢美術工芸大学、ダイカン
問合せ先：ギャラリーエークワッド（事務局TEL.03-6660-6011）

本展メインビジュアル　photo: HIROMURA DESIGN OFFICE

「デザインの仮説と仮設　廣村正彰+」展

ギャラリーエークワッドにて7/11より開催

開催趣旨

廣村正彰氏プロフィール

「デザインの仮説と仮設　廣村正彰+」開催概要

関連イベント

「対談廣村正彰+葛西薫　ひろがるデザイン」

「対談廣村正彰+山本理顕　空間とサイン（仮）」

「対談廣村正彰+小池一子　グラフィックデザインの役割（仮）」