東京大学生産技術研究所の豊田啓介研究室主催によるレクチャーシリーズ「建築の半分外側から建築を見る / Visions Halfway Outside Architecture 2025」の第3回が、東京・本郷の東京大学キャンパス内の会場にて10月14日に開催されます。
ゲストは、クリエイティブ集団・ライゾマティクスのファウンダーの1人で、現在はStudio Daito Manabeを率いる真鍋大度氏。聴講は会場およびオンライン参加のハイブリッド方式で、ともに要申し込み・料金は無料です。
豊田(啓)研究室は、生産技術研究所および建築学専攻に所属し、主にデジタル空間記述の技術開発および体系化を研究しています。
2023年度、2024年度に引き続き、より広い視点から建築や社会基盤・都市のデザインや価値創造を捉え直す機会を創出するべく、7月より「建築の半分外側から建築を見る / Visions from Halfway Outside Architecture」を開催します。
聴講者として、同学の学生や教員を想定しつつ、学外を含めて誰でも参加することができます。
「建築の半分外側から建築を見る」では、建築をテーマに掲げながら、建築家は講師として呼ばずに、関連する領域で、デザインや技術、社会性をテーマに、それぞれの領域で先端的に活動している”ど真ん中の方”を招き、話を聞くシリーズです。多様なデザインと技術の社会実装における葛藤のなか、それぞれの領域の最前線で最先端を切り開く手法を直接学べる貴重な機会を提供します。
会場は、生産研がある駒場ではなく、東京大学本郷キャンパス内にある、建築家の吉武泰水(1916-2003)が設計した工学部11号館(1969年竣工)の1・2階を改修して2020年1月にオープンした、HASEKO-KUMA HALLにて(空間デザイン:隈研吾建築都市設計事務所)。
レクチャーは毎回、平日の夜18:30頃にスタートし、1時間程度のレクチャーと1時間程度のオープンディスカッションを行います。よって、参加者は対面聴講が望ましいものの、遠方など当日参加できない聴講希望者のためにオンライン配信も行われます(参加・オンライン聴講ともに要予約)。
ゲスト プロフィール
真鍋大度(だいど まなべ)
真鍋大度氏 Photographer: ITO Akinori, Stylist: SHINICHI Miter, Hair and makeup: NEMOTO Asami
アーティスト、プログラマ、コンポーザ
1976年東京生まれ。音楽家の両親のもと、音楽とプログラミングに親しで育つ。東京理科大学在学中にXenakisの影響を受けて数学的音楽生成の研究を始める。2006年に齋藤精一氏(現 アブストラクトエンジン代表取締役)とライゾマティクス(Rhizomatiks)を設立、MIKIKOやPerfume、ELEVENPLAYらと共に先進的な演出を展開。坂本龍一やBjörkらとも共演し、世界のフェスティバルで作品を発表。近年は神経科学者との協働を通じて、培養神経細胞を用いたバイオフィードバックシステムなど、生命と機械を融合する作品を制作。また、Sinan Bokesoyと共にsonicPlanet LTD.を創業し、ジェネラティブ・オーディオのための実験的なソフトウェアを開発している。現在はStudio Daito Manabeを主宰、アート・テクノロジー・サイエンスを横断する表現を追求している。Studio Daito Manabe Website
https://studiodaitomanabe.com/
日時:2025年10月14日(火)18:30-20:30(予定)
会場:HASEKO-KUMA HALL
所在地:東京都文京区本郷7丁目3-1 東京大学本郷キャンパス 工学部11号館(Google Map)
主催・問合せ先:東大生産研 豊田(啓)研究室
参加・聴講方法:要予約、下記ページの申込専用フォームから送信
「建築の半分外側から建築を見る」シリーズ2025 詳細
https://www.commonground.iis.u-tokyo.ac.jp/lecture-series2025