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ル・コルビュジエ研究の集大成かつ決定版! 新刊『ル・コルビュジエ 理念と形態』

新刊『ル・コルビュジエ 理念と形態』

初期から最晩年までの活動を描き出す、ル・コルビュジエ研究の決定版!

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ル・コルビュジエ研究の世界的な第一人者であるウィリアム・J・R・カーティス(1948-)の著書『Le Corbusier Ideas and Forms (Second Edition)』(Phaidon Press, 2015)の日本語訳、『ル・コルビュジエ 理念と形態』が大和書房から刊行されました。

本書は、20世紀を代表する巨匠の多岐にわたる実践を年代順に整理、主要プロジェクトを詳細に記録しています。建築作品を中心に、図面、都市計画、家具デザイン、雑誌編集、絵画作品まで網羅。コルビュジエの創作における重要な理念についても詳述、その思想と造形の展開を丹念に掘り下げているとこと。著者の視点による愛情溢れる作品解説も加味され、コルビュジエの創作活動を網羅した1冊となっています。

カーティスの『ル・コルビュジエ 理念と形態』は、彼の生涯をクロノロジカルに追跡しながら、一方において彼の作品に存在する流れを通して、20世紀とはわれわれ建築家にとって何であったかについて考える1つの視点を提供しようとするものである。(中略)しかしル・コルビュジエがわれわれに示してくれるものは、 実は一つのモダニティの精神であり、その精神の本質とはカーティスのいう古代の感覚に基づきながら、究極にはキリスト教のいう復活(Resurrection)に示される再生への信仰ではなかったのではなかろうか。この本はそうした一予言者の生涯を描き出している。(槇 文彦 ※本文より)

 

中面イメージ

(画像提供:版元)
新刊『ル・コルビュジエ 理念と形態』中面 300W

新刊『ル・コルビュジエ 理念と形態』中面 300W

新刊『ル・コルビュジエ 理念と形態』中面 300W

 

目次

I シャルル・エドゥワール・ジャンヌレの形成期 1887-1922
1.生誕地
2.個人的原理の探求
3.ジュラ地方のための古典主義
4.パリ、ピュリスム、 レスプリ・ヌーヴォー

II 建築的理想と社会的現実 1922-1944
5.新たな工業都市のための建築型の定義
6.住宅、スタジオ、ヴィラ
7.機械時代の宮殿と公共施設
8.意図の構造:サヴォワ邸
9.集合体の提示:難民センターとスイス学生会館
10.機械化、自然、地域主義
11.政治、都市計画、旅行

III 古代の感覚:後期作品 1945-1965
12.モデュロール、マルセイユ、地中海の神話
13.聖なる形態、古代の連想
14.インドにおけるル・コルビュジエ:チャンディガールのシンボリズム
15.アーメダバードの商人たち
16.回顧と創造:最後のプロジェクト

IV 原理と変容
17.建築的理念の領域
18.形態の起源
19.独自性と典型性
20.変容するル・コルビュジエ
21.終章:モダニズム、自然、伝統

 

新刊『ル・コルビュジエ 理念と形態』

ブックレビュー

伊東豊雄(※本書 帯文)
「これは作品集ではない。数々の作品に息づくコルの鼓動が生々しく聞こえてくる稀有な書である。」

ジョーゼフ・リクワート氏『アーキテクツ・ジャーナル』(ロンドン、2015年5月31日)
「ル・コルビュジエという人物とその創作を知るうえで、これ以上の入門書はないだろう。」

ホルヘ・サインツ『アルキテクトゥラ・ビバ』(マドリード、2015年7月)
「本書はル・コルビュジエが建築の普遍性へどれだけ貢献したのかを理解するための、もっとも重要な文献となるにちがいない。」

『アーキテクチュラル・レコード』
「カーティスは、ル・コルビュジエの建築に幾重にも積み重ねられた紋切り型の解釈や慣用的な形式の奥に分け入り、その至高の作品群を生み出した不変の原理に迫ろうとしている。」

『アーキテクチュラル・レヴュー』
「深い見識と繊細にして鋭敏な感受性を備えた著者による、個人的観察の記録であり、その価値と新鮮さは長きにわたり失われることがないであろう。」

 

『ル・コルビュジエ 理念と形態』書籍概要

著者:ウィリアム・J・R・カーティス
訳者:中村研一
判型:A4判
総頁数:672ページ
ISBN:9784479880523
税込定価:15,400円(本体:14,000円)
刊行日:2025年12月15日
版元:大和書房

 

著者略歴

William J. R. Curtis(ウィリアム・J・R・カーティス)
歴史家、批評家、芸術家、写真家。
1948年英国生まれ。ロンドンのコートールド美術研究所およびハーヴァード大学で学ぶ。ハーヴァード大学、AAスクール(英国建築協会付属建築学校)、ケンブリッジ大学など多くの大学で教鞭を執り、ケンブリッジでは美術のスレード教授を務めた。フランク・ロイド・ライト、アルヴァ・アアルト、ルイス・カーンといった近代建築の巨匠だけでなく、安藤忠雄、アルヴァロ・シザ、ラジ・レワル、ラファエル・モネオについても数多くのテクストを発表している。
主な著作に、『近代建築の系譜─1900年以後』(1982、1987、1996)、『ル・コルビュジエ 理念と形態』(1986、2015)などがあり、いずれも広く翻訳され、「古典」として参照されている。
米国建築・関連芸術名誉協会タウ・シグマ・デルタの金メダル、フランス建築アカデミーのメダルなど受賞多数。2016年には、『ル・コルビュジエ 理念と形態』第2版が、国際建築批評家委員会(CICA)のブルーノ・ゼヴィ著作賞において優秀賞を受賞。


訳者略歴

中村研一(なかむら けんいち)
建築家、中部大学教授。
1958神奈川県生まれ。東京大学大学院修士課程修了後にコーネル大学大学院修士課程に在籍。帰国後、槇総合計画事務所勤務。独立後に中村研一建築研究所を主宰し、2002年より現職。
主な著書に『サヴォワ邸/ル・コルビュジエ』(東京書籍、2008)、『都市型住居の設計手法』(共著、新建築社、1981)、『香港 超級都市』(共著、SD 第330号、1992)、『ヴィジュアル版建築入門5 建築の言語』(共著、彰国社、2002)、『都市のあこがれ』(共著、鹿島出版会、2009)、訳書に『ルネサンス都市』(ジュウリオ・C・アルガン著、井上書院、1983)、「集合体に関するノート」(槇文彦著、ja16、新建築社、1994)、『ル・コルビュジエ 理念と形態』(ウィリアム・J・R・カーティス著、第1版、鹿島出版会、1992)『不条理な建築』(ジョン・シルバー著、鹿島出版会、2011)などがある。主な建築作品に、パキスタン・イスラム共和国大使館、西町インターナショナルスクール 図書館メディアセンター、山桜のあるコートハウスなど。

 

新刊『ル・コルビュジエ 理念と形態』

詳細
https://www.daiwashobo.co.jp/book/b10145345.html

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