東京・銀座や有楽町エリアの商業施設などに、公衆手洗いスタンド〈WOSH〉を設置する、withコロナ時代の“まちづくりプロジェクト”が9月25日(金)から始まっています。
〈WOSH〉は、水循環を用いた次世代の分散型水インフラの研究開発・事業を展開するWOTA株式会社(読み:ウォータ)が開発した、AIを活用した自律分散型水循環システムを搭載したポータブル手洗い機で、今年7月14日に開発を発表した同社のプレスリリースにて、製品化も公表されています。
製造元のWOTAが7月14日に発表したプレスリリースによれば、〈WOSH〉は、水インフラを必要としない独立型のポータブル設計となっており、病院や学校、商業施設やレストラン、カフェなどの飲食店の店舗前に手軽に設置することが可能です(以下はプロトタイプでの導入イメージ)。
# WOTA CORP YouTube公式チャンネル 水道いらずの手洗いスタンド「WOSH」ブランドムービー(2020/09/25)
提供する水の安全性については、万が一、コロナウイルスのようなウイルスを含んだ水であっても、同製品の水循環テクノロジー(詳細)において確実に処理を行えるとしています。具体的には、〈WOSH〉が搭載しているフィルターの最も目が細かいフィルターの孔の大きさが1-2nm(ナノメートル)であるのに対し、コロナウイルスの直径は50-200nm(出典:Nanshan Chenほか,2020)と言われており、膜ろ過の過程でフィルターによりウイルスを排除できるとしています。
また、フィルターの状態や供給する水質をセンサーにて監視する仕組みも搭載。さらに塩素と紫外線による殺菌機能も行うことで、安全性を確実に高めるなど、WHO(世界保健機関)の飲料水ガイドラインや、各国の飲料水基準に準じた衛生的な水を供給するため、同社では安全管理に万全を尽くしています。
供給水質の安全性の担保では、膜ろ過・塩素添加・紫外線照射の3段階で、WOTA独自のテクノロジーを搭載。さらに、「手と、スマホをいつでも綺麗に。」というコンセプトのもと、スマートフォンのUV除菌機能も搭載しており、手を洗っている30秒間でスマホ表面についた菌の99.9%以上の除菌が可能であり、手洗い後の手を綺麗な状態に保ちやすくする設計となっています。
製品名:WOSH model zero
サイズ:W707×D596×H1063mm
本体重量:60kg
内臓可能水量:20リットル
製品提供方法:レンタル
詳細 https://wota.co.jp/wosh/
水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」を開発したWOTAと、銀座 伊東屋、GINZA SIX、Ginza Sony Park、銀座三越、有楽町マルイ、ルミネ有楽町など、銀座エリアに店舗を構える企業や団体と連携し、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響が続くなかでの、withコロナ・ニューノーマル時代のまちづくりとして、人々が外出した先の街中において、いつでも、誰でも、無料で、手が洗える社会を実現する「公衆手洗い推進パートナーシップ」が発足(WOTA 2020年9月25日プレスリリースより)。そのプログラム第1弾として、商業施設における「公衆手洗い」を推進する「WELCOME WASH GINZA」が9月25日(金)よりスタートしました。〈WOSH〉の設置場所には、ステッカーなどが掲示されます。
公衆手洗いスタンド〈WOSH〉設置に関する
三越伊勢丹ホールディングス 2020年9月25日プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001442.000008372.html
WOTA株式会社 https://wota.co.jp/