構造家の金箱温春氏と、建築家の青木淳氏による対談イベントが、2021年5月7日(金)にオンラインで開催されます。
金箱温春氏の新刊『ディテールから考える構造デザイン』(学芸出版社)の出版を記念したもので、企画・運営は二子玉川 蔦屋家電。
書籍『ディテールから考える構造デザイン』は、住宅から公共建築まで幅広く手がける建築家と協働する、構造家の金箱温春氏の設計手法にディテールから迫るもの。著者である金箱温春氏の代表作41作品について、建築的課題とそれに応える計画プロセスに沿い、多数の写真・詳細図・スケッチで詳解していきます。
著者:金箱温春
判型:B5変
装丁:美馬 智
ページ数:240頁
定価本体:3,800円+税
ISBN: 978-4-7615-3272-7
出版社:学芸出版社
発行日:2021年4月15日
青木氏と金箱氏は、1997年竣工の〈潟博物館〉や、昨春開館を迎えた〈京都市京セラ美術館〉など、長年にわたって建築家と構造家として協働してきました[*1]。先月、銀座にオープンして話題の〈ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店〉の構造設計も、金箱構造設計事務所が構造設計を担当しています。
*.〈京都市京セラ美術館〉の基本設計は青木淳・西澤徹夫設計共同体
トーク当日は、両氏のこれまでの協働の歴史を振り返りながら、構造家と建築家、それぞれのキャリアを振り返り、対談します。
金箱温春(かねばこ・よしはる)プロフィール:
金箱構造設計事務所代表取締役。東京工業大学特定教授。
1953年長野県生まれ、1977年東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了、1977-1992年横山建築構造設計事務所勤務を経て、1992年金箱構造設計事務所設立。2008年博士(工学)取得。2011-2015年(一社)日本建築構造技術者協会会長。多くの大学の非常勤講師を歴任。
受賞に1998年JSCA賞、2005年松井源吾賞、2011年日本建築家協会賞、2016年日本建築学会賞(業績)、2020年土木学会田中賞他。著書に『図解 よく分かる建築・土木──仕組みと基礎理論』『Space Structure木村俊彦の設計理念』『建築家の講義 サンチャゴ・カラトラバ』『構造計画の原理と実践』『力学・素材・構造デザイン』『建築を創る 今、つたえておきたいこと』『構造設計を仕事にする』他。
幅広い世代の多くの建築家と、住宅から公共建築まで新築に限らず改修プロジェクトも含めて協働している。
青木 淳(あおき・じゅん)プロフィール:
1956年、横浜生まれ。82年、東京大学工学部建築学科修士課程修了後、磯崎新アトリエに勤務。91年に青木淳建築計画事務所設立。個人住宅を始め、《青森県立美術館》、《杉並区大宮前体育館》に代表される公共建築、ルイ・ヴィトンの商業施設など、作品は多岐に渡る。99年に日本建築学会作品賞、2004年に芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。 主な著書に『JUN AOKI COMPLETE WORKS』(1・2・3巻)、『原っぱと遊園地』(1・2巻)、『青木淳 ノートブック』、編著に『建築文学傑作選』などがある。
開催日時:2021年5月7日(金)19:00-20:30
会場:オンラインイベント
参加費:有料・下記1または2
1.オンラインチケット:1,000円(税込)
2.オンラインチケット0円 +『ディテールから考える構造デザイン』4,180円(税込)
参加方法:Peatixにてチケットを購入
http://ptix.at/G5hupz
主催・問い合わせ先:二子玉川 蔦屋家電
協力:学芸出版社
イベント詳細:
https://store.tsite.jp/futakotamagawa/event/shop/19609-1236450413.html