2000年代以降のタイルの潮流4 - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア
FEATURE
Tile trends since the 2000s
Realistic tiles
FEATURE

2000年代以降のタイルの潮流。タイルはここまで進化しています。

2000年代以降のタイル Part 4【リアリスティックタイル】

本物に迫り、本物を超える。
空間を躍動させる、スーパーリアルな質感のタイル。

2000年代に入り、タイルが大型化するとともに発展したのは「質感」です。
大理石、石、木、セメント、ガラス、金属、テキスタイルなどの素材を、プリント技術や成形技術の発展により、本物に見紛うほどの「スーパーリアル」な表情で再現できるようになりました。

例えば大理石は静脈が大胆に入る柄ほど価値が高いとされますが、こうした柄を大判のタイルで緻密に表現できるように。
価値の高い大理石は希少になっていることもあり、天然の大理石に代わる素材として注目が高まっています。
耐久性やメンテナンスの面でも、セラミックのタイルは優位にあります。

そしてスーパーリアルなタイルでは、天然素材で見られる規格外の柄や色調が発生しません。
多くの人が「より自然」と感じる仕上げを、確実に得られることができます。

求めるイメージや品質に沿って、表現の幅を大きく広げてくれるスーパーリアルなタイル。
最先端のタイルの質感と表現の例を、紹介します。

■稀少な大理石の豪華さと気品を表現

MARMOR[マルモア]

稀少な大理石の深い色合いや光沢感、大胆な筋模様をリアルに表現。
黒い「ネロマルキーナ」、白の「ビアンコ・スタッチャリオ」、まだら模様の「ブラックアンティーク」、細かい脈の入った「ジョリーグレー」が用意されている。
石の柄が活きる大きなサイズをラインアップし、高級な空間を演出する。

■柄と目地のデザインが楽しめる木調タイル

COMODO WOOD[コモドウッド]

ウォールナットをモチーフとして風合を追求した、木調のタイル。4色を用意する。
450×75mmの小型形状で、ヘリンボーンやズラシ目地など、多彩なパターン組みが可能。
張ったときに繊細な「バラつき感」が表現できるのも、小型形状ならでは。
床をはじめとして壁でも張ることができ、質感の高い空間づくりを実現できる。

■特別感のある希少石を余すところなく再現

PREGIATO[プレジャート]

採ること自体が難しく、宝石にもなる希少なオニキスや大理石柄を表現したタイル。
600mm角のサイズで5つの色があり、多様な空間に合わせて使用することが可能。
理想的な柄でコントロールしながら、壁や床の全面に張るデザインも。
モダンで高級感のある空間を演出できる。

■コンクリートを表現した常識破りのタイル

GRUNGE CONCRETE[グランジコンクリート]

味わいのあるコンクリート面を表現した、コンクリート調タイル。
600mm角のサイズで、ニュートラルな3色があり、イメージに合わせて選択可能。
近づいてみると、無数の落書きが再現された線が。ヴィンテージ感と遊び心が、空間に温かさを与えてくれる。
店舗などの商業施設をはじめ、用途を問わずに可能性を試したい。

4項目にわたって、実例を通して“最旬”タイルを紹介してきました。

表現のバリエーションが多彩になったタイルは、発想の幅を広げてくれることでしょう。

未来の空間づくりに向けて、最新のタイルをぜひ確かめてください。

 


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