ナインアワーズが開発中の、密閉型カプセルユニット〈9h sleep dock〉の概要が発表されました。2022年に完成予定とのこと(2021年11月18日プレスリリース)。
カプセルホテルは、ビジネスホテルなどの個室ホテルと異なり、他の宿泊者とベッドが隣り合う構造となっています。ナインアワーズのカプセルユニットも同様で、また、消防法との兼ね合いもあり、”外部”との仕切りには昇降式のカーテンを用いています。
このため、他人のいびきや寝返りの音、カプセルユニットの外の廊下を他の宿泊者が歩くスリッパの音などが気になるといった課題があり、快適な睡眠の妨げの原因にもなってきました。
ナインアワーズが開発中のユニット〈9h sleep dock〉では、このカプセルを密閉。完全遮音、温湿度管理、クリーン換気の3つの実現を目指します。
完成は2022年の予定。他者との接触が気になる、ニューノーマル時代に適した宿泊設備へとバージョンアップされます。
なお、この新型カプセルには、ナインアワーズが同日に発表した、今冬より赤坂の既存店でサービスの第一弾を開始し、今後展開していく睡眠解析事業(別稿にて掲載)の核となる、睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」の測定機能も内蔵される予定です。(en)
デザインチーム(敬称略):
柴田文江
クリエイティブディレクション・プロダクトデザイン
Design Studio S 代表。エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器までインダストリアルデザインを軸に幅広い領域で活動している。ドイツiF デザイン賞金賞、毎日デザイン賞、グッドデザイン金賞など受賞多数。廣村正彰
サイン&グラフィックデザイン
廣村デザイン事務所代表。グラフィックデザインから空間デザインまで幅広く活動。JAGDA新人賞、N.Y.ADC銀賞、グッドデザイン賞、SDA最優秀賞、 KU/KAN賞、毎日デザイン賞など受賞多数。編集部註.柴田、廣村の両氏は、ナインアワーズプロジェクトの計画当初および1号店の京都〈9h ナインアワーズ〉より参画している
ナインアワーズ公式Webサイト
https://ninehours.co.jp