2021年12月21日初掲載、12月31日動画挿し替え
アート×サイエンス・テクノロジーをテーマに、未来志向で革新的なプロジェクトにより構成される、新しい文化・芸術の祭典「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」が、京都市内にて12月18日より始まりました[*1]。
「KYOTO STEAM」は、「世界の未来に希望が持てる社会を構想し発信すること」をビジョンとし、その起点となった〈KYOTO CULTIVATES PROJECT〉の理念「京都は耕す、育む、磨く」を体現する祭典を目指しており、子どもから大人まで幅広い年齢層で参加できるフェスティバルです。
*1.STEAM:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字からのネーミング
会期:プログラムごとに異なる
会場:ロームシアター京都ほか、岡崎エリアを中心とした各所
「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」実行委員会
評議会議長:門川大作(京都市長)
評議員:青木 淳(京都市京セラ美術館 館長)、赤松玉女(京都市立芸術大学 学長)、堀場 厚(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団 理事長)
プロデューサー:平竹耕三(京都産業大学 文化学部京都文化学科 教授)
#KYOTO STEAM YouTube公式チャンネル「KYOTO STEAM-世界文化交流祭- コンセプトムービー(2021年度)」(2021/10/01)
「KYOTO STEAM」全体のシンボルとして、建築家の藤本壮介氏(藤本壮介建築設計事務所代表)が設計したパビリオン〈アメノシタ・パビリオン〉が、前川國男(1905-1986)の設計で知られる京都会館(現称:ロームシアター京都)の屋外空間、ローム・スクエアに、12月26日までの期間限定で展示されます。
人が集まり、憩うことのできる機会は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)によるいわゆるコロナ禍の中にある私たちにとって、これまでとは違った意味や価値を持つでしょう。古来日本では、宇宙のことをアメノシタと訓読していたといいます。大きな屋根の下に広がる世界。ほんの短い間ですが、自然と人工物、自然と人の間にあるエネルギーや季節のゆらぎを体感できる空間を創出します(設計:藤本壮介建築設計事務所)
開催日時:2021年12月18日(土)~12月26日(日)10:00~20:00
会場:ロームシアター京都 ローム・スクエア
https://rohmtheatrekyoto.jp/floorguide/rohm-square/
入場料:無料(予約不要)
※混雑状況により入場制限をかける場合あり
#KYOTO STEAM YouTube公式チャンネル「KYOTO STEAM -世界文化交流祭-(2021) 藤本壮介 アメノシタ・パビリオン」(2021/12/21)
今回の「KYOTO STEAM」は、フェスティバルとしては2回目の開催。コロナ禍に見舞われた2020年度は、そのプロローグという位置づけで開催されました。アーティスト、科学者や研究者、職人や技術者、企業や大学・研究機関と協働し、多彩なプロジェクトが実施されており、その成果やプロセスが、展覧会、公演、トーク、ワークショプなどのかたちで発表されます。
来年1月から2月にかけて、京都市京セラ美術館にて「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」の選出者によるコラボレーション展示が行われるほか、小堀哲夫建築設計事務所が空間構成を担当する「いのちが高まる茶室」がロームシアター京都のプロムナードにて開催されます。
予定されているプログラムは以下の通りです(詳細は「KYOTO STEAM」公式Webサイトを参照)。
なお、会場各所では、感染症予防対策が実施されます。
今年で60周年を迎えたソニーのデザイン部門であるクリエイティブセンターによる展示。
ソニーの最先端技術を詰め込んだ「AI x Roboticsカテゴリー」を中心とした、デザイナーとエンジニアが創る「2022年のリアル」と、デザイナーとSF作家がコラボレーションし、Sci-Fiプロトタイピング[*2]の手法を用いて描き出したその先の「2050年のありうる未来」を提示する。
*2.Sci-Fiプロトタイピングとは:SF(サイエンス・フィクション)を用いて未来を構想、それを起点にバックキャストして「いま、これから何をすべきか」を考察する技法(ソニー「ONE DAY, 2050」Webサイトより)
「ONE DAY, 2022/2050 Sci-Fi Prototyping」
会期:2021年12月18日(土)-2022年1月9日(日)
開場時間:10:00-18:00
休場日:12月27日(月)〜1月1日(土・祝)
会場:ロームシアター京都 ノースホール
入場料:無料(申込不要)
Supported by ソニーPCL
Special Thanks WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所
#Sony YouTube公式チャンネル「ONE DAY, 2050 / Sci-Fi Prototyping exhibition overview」(2021/10/18)
特設ウェブサイト
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/design/news/event/oneday2022_2050/
かつて平安京を包みこんでいたであろう音空間を、最新の立体音響システムを用いてバーチャルに再創造。参加者は、梵鐘の音に代表される平安の音とデジタルアートを組み合わせたイマーシブ(没入型)空間に身を置き、平安京サウンドスケープを全身で体感する。
2021年8月より、京都・勝林院、糺の森(賀茂御祖神社)、高台寺、法然院などで実施されたフィールド・レコーディングを音源とする。
メンバー:谷崎テトラ(放送作家、KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会チーフディレクター)、長屋和哉(サウンドアーティスト)、赤川純一(オーディオビジュアルアーティスト)、岩波秀一郎(MUTEK.JP代表)、竹川潤一(MUTEK.JPクリエイティブディレクター)、Maurice Jones(MUTEK.JPアーティスティック&コミュニケーションディレクター)
アドバイザー:中川 真(サウンドアート研究者、大阪市立大学都市研究プラザ特任教授)、渡辺広之(京都芸術大学芸術教養センター客員教授)
制作協力:京都芸術大学 歴史遺産学科
「NAQUYO Immersive Sound Installation」
開催日:2021年12月23日(木)、24日(金)
開始時間(共通):16:30 / 17:00 / 17:30 / 18:00 / 18:30 /
19:00(鑑賞時間:各回15分)
会場:ロームシアター京都 サウスホール
※舞台上での鑑賞(参加者は履物を脱ぐこと)
空間構成:Kazuya Nagaya(Audio) + Junichi Akagawa(Visual)
対象:小学生以上
定員:各回30人
入場料:無料(要予約)
参加方法:開催日当日16:00より会場にて先着順に受付
「NAQUYO Immersive Sound Live Performance」
開催日:2021年12月25日(土)
開催時間:14:00-16:00 / 18:00-20:00
会場:ロームシアター京都 サウスホール
※舞台上での鑑賞(参加者は履物を脱ぐこと)
出演:Kazuya Nagaya(Music) + Katsuhiko Orii(Shō“笙”)/ Junichi Akagawa(Music, Visual)+ nouseskou(Dance, Dramaturg)
対象:小学生以上
定員:各回100人(全席自由)
参加方法:京都コンサートホール チケットカウンターおよびロームシアター京都チケットカウンターにてチケットを購入(販売中、12月24日[金] 19:00まで・売り切れ次第、販売終了)/ 中学生以下の無料チケットについては事務局まで要問合せ
入場料:前売 一般 1,000円、中学生以下無料(※要証明書提示)
ヒトにとってアートとは何か? ヒトに最も近い動物であるチンパンジーに寄り添い、アーティストと研究者がこの根源的な問いに迫るプログラム。
4年目となる今年度は、チンパンジーの動きをセンサーで探知し、それによって変化する映像を制作。観覧通路全体に投影され、来園者にも新鮮な鑑賞体験をもたらすアート空間が出現する。
会期:2021年12月18日(土)~12月26日(日)
開場時間:10:00-15:00
休場日(休園日):12月20日(月)
会場:京都市動物園 類人猿舎屋内観覧通路
入場料:無料(入園料が別途必要)
アーティストコレクティブHIxTO(ヒクト)による美術館の空間を用いた新作インスタレーションとパフォーマンス。
出演:井場美穂、川上 真、小堀愛永、長尾奈美、Kei Minoura
演出・振付:庄 波希
空間美術:新宅加奈子
ドラマトゥルク:石本興司
舞台監督:十河陽平
ヘアメイク・衣装監督:NaO
広報・ドキュメンタリー映像監督:達富航平
アイテム監修:ハルヒ
記録広報写真:松田ミネタカ、空木なぐさ
制作:當間 芽
協力:ヴィラ九条山、京都芸術センター
コンセプト・アドバイザー:シナパヤ・ラナ(ソニー・コンピューターサイエンス研究所
開催内容・日時:
展示:2021年12月24日(金)10:00-14:00、12月25日(土)13:00-15:00、12月26日(日)10:00-13:00
パフォーマンス(各回60分予定):2021年12月24日(金)16:00開演、12月25日(土)11:00開演・16:00開演、12月26日(日)14:00開演
会場:京都市美術館 別館2階
入場料金:展示は無料、パフォーマンスは有料(1,000円、中学生以下無料)
暮らしに身近なものを切り口に、アート×サイエンス・テクノロジーを気軽に体感できるマーケット。雑貨・書籍・食品などを扱う店舗が各種出店するほか、ミニレクチャーや展示企画、トークセッションなども開催。
連携企画として、岡崎公園ではクリスマスマーケットや蚤の市(26日のみ)も開催。
開催日時:2021年12月25日(土)、26日(日)10:00-16:00
対象:ミニレクチャーのみ小学生以上
会場:ロームシアター京都 プロムナード〈北側〉
入場料金:無料(申し込み不要、但し、ミニレクチャーのみ予約優先)
協力:京都市青少年科学センター、京都市動物園
「猿楽」の高いエンターテインメント性を活かした、京都ならではの現代的な芸能「cirque de kyoto(京都のサーカス)」が、平安神宮・神苑を舞台に展開する。
出演:小笠原由祠、小笠原弘晃、青山郁彦、クロワッサンサーカス
音楽:稲葉明徳、三原智行、遠山貴志、イガキアキコ、李知承
脚本・演出:高橋 浩
古典芸能監修:小笠原由嗣
サーカス監修:QUMIKO
舞台監督:伊藤 薫
音響:武田雅典
協力:井筒グループ、京都府神社庁、平安神宮
開催日時:2021年12月26日(日)14:00-16:00
入場受付:15:00まで
会場:平安神宮 神苑(尚美館)
※雨天決行、但し、パフォーマンスの一部を変更して上演
※、神苑の拝観料〈通常 大人600円、小人300円〉が無料
入場料金:無料(事前申し込み要)
申込期間:受付中、12月23日(木)17:00まで
申込方法:「KYOTO STEAM」公式Webサイト上の申込フォーム、またはFAX
「Kyoto Cultivates Team」からの活動成果報告と、「KYOTO STEAM」に創発された2つの事業プロジェクトのキックオフを行う(特別協力:engawa KYOTO)。
開催日時:2022年1月21日(金)18:00-20:30
会場:オンライン(KYOTO STEAM公式YouTubeチャンネルにてライブ配信)
視聴方法:ライブ配信につき申し込み不要
活動分野の異なる参画者が、対話を重ねながら、それぞれの専門分野の原点にある「問い」から現在に至るまでの歴史と、その連鎖を仮想空間等で可視化することを試みるプロジェクト。その道のりを振り返る公開振返り会を公開。
ファシリテーター:宮野公樹(学者)
参画者:手塚愛子(現代美術家)、知久宗洸(表千家茶道講師)、青羽 悠(小説家)、梅野星歩(庭師)、木村峻輔(医師・薬剤師)、澤崎賢一(アーティスト・映像作家)、平川美夏(生命誌研究者)、薬師川千晴(画家・美術家)、米澤高志(禅宗僧侶)
コーディネーター:佐藤慎一(京都大学創立125周年記念事業準備室総長特命補佐)、山本麻友美(KYOTO STEAM実行委員会)
開催日時:2022年1月29日(土)14時-16時
会場:京都市京セラ美術館 講演室
定員:50名
参加料金:無料(要予約)
参加方法:PassMarket・事務局へのTEL・FAX・e-mailにて申込、先着順に受付
アーティストと企業・研究機関が、対話を重ね制作した作品を展覧し、表彰する、日本では類を見ない形式の国際コンペティション。2020年度中に実施した公募にエントリーした41件の企業・研究機関と111件の作品プランの中から、11組のアーティストと企業等の組合せを審査で選抜済み。「アート×サイエンス・テクノロジー」の可能性を体現することを目指し、コラボレーション・展示を行う。展覧会出品作品の中から、グランプリ1作品(賞金200万円)と準グランプリ1作品(賞金100万円)を審査にて、オーディエンス賞1作品(賞金20万円)を来場者の投票で決定する。
出展者:
大西康明×福田金属箔粉工業
金森由晃×フジックス
金子未弥×丸重屋
川松康徳×国立研究開発法人理化学研究所植物-微生物共生研究開発チーム
興梠優護×堀場製作所
佐藤壮馬×KYOTO’s 3D STUDIO
Kikoh Matsuura×島津製作所
三木麻郁×国立病院機構新潟病院臨床研究部医療機器イノベーション研究室
三原聡一郎×mui Lab
宮田彩加×SeedBank
山崎阿弥+マイケル・スミス-ウェルチュ×Konel
審査員:青木 淳(京都市京セラ美術館館長)、赤松玉女(京都市立芸術大学学長)、飯田志保子(「国際芸術祭あいち2022」チーフ・キュレーター[学芸統括])、久能祐子(京都大学理事)、徳井直生(Qosmo代表取締役、慶應義塾大学准教授)
開催日時:2022年1月29日(土)~2月13日(日)
開場時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜
会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
料金(税込):一般1,000円、中学生以下無料
※京都市内に在住・通学の高校生は無料(学生証等の提示要)
※障害者手帳などを提示の方は本人と介護者1名まで無料
2018年度より京都市内の芸術系大学を拠点に、アーティストとサイエンティストが協力して実施してきたワークショップ「STEAM THINKING LABO」の総括的作品。
出展者と会期:
(1)京都芸術大学×SeedBank・木元克典(海洋開発研究機構)・仲村康秀(島根大学)
展示期間:2021年12月23日(木)~12月27日(月)10:00-18:00
(2)京都市立芸術大学×京セラ みなとみらいリサーチセンター・塩瀬隆之(京都大学総合博物館准教授)・富田直秀(京都大学名誉教授、京都市立芸術大学客員教授)
展示期間:2022年1月28日(金)~2月1日(火)10:00-18:00
会場:ロームシアター京都 パークプラザ3F第1会議室
参加料金:無料(予約不要)
中島さち子氏をはじめ、建築家チームやメディアアートコミュニティの世界メンバーと、子どもたちとの協働で、茶室を創作し、”お茶会”も実施する参加型プログラム。開催時間など詳細は「KYTO STEAM」公式Webサイトを参照。
開催内容:
(1)いのちが高まる茶室 ~こどもたちとの協奏~(お茶会の準備から”お片付け”まで)
開催日:2022年1月6日(木)〜8日(土)
(2)いのちが高まる茶室 ~こどもたちとの協奏~(お茶会)
開催日:2022年1月8日(土)
会場:ロームシアター京都 1Fプロムナード
参加方法:要申し込み(12月9日にて締め切り)
参加料金:(1)(2)共に有料
参加方法:上記(1)は要申し込み(12月9日にて締め切り)、(2)は予約不要(1,000円 / 2名1組)
全体企画:中島さち子(steAm代表:音楽×数学×STEAM教育、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー)、小堀哲夫(小堀哲夫建築設計事務所)
全体監修:伊住宗陽(裏千家)、松山大耕(妙心寺退蔵院副住職)、上田信行(同志社女子大学名誉教授)
空間構成・デザイン:小堀哲夫建築設計事務所(小堀哲夫、木岡加奈子)
メディアアート制作:ニューヨーク大学Tisch芸術学部ITPコミュニティ / 中島さち子(東京)、Chenhe Zhang(北京)、Son Luu(NY)、小宮慎之助(NY)ほか
バレエダンサー:針山えみ
記録:井上恵斗(steAmバンビ)、秋月一絵子(steAmバンビ)ほか、多数のsteAmバンドメンバー(鈴鹿剛・大山口菜都美・奥地大容他)と子どもたち
協力:小堀哲夫建築設計事務所、ニューヨーク大学Tisch芸術学部ITP、インターオフィス、杉原商店
共同主催:steAm
会期:会場ごとに異なる
会場:ロームシアター京都ほか、岡崎エリアを中心とした各所
「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」実行委員会メンバー:
門川大作(京都市長)、青木 淳(京都市京セラ美術館館長)、赤松玉女(京都市立芸術大学学長)堀場 厚(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団理事長)、平竹耕三(京都産業大学文化学部京都文化学科教授)
公式Webサイト
https://kyoto-steam.com/