初掲 2020年7月2日
模型写真2点を追加掲載 7月12日
2020年8月1日にプレオープンする〈角川武蔵野ミュージアム〉の竣工記念展。同施設のデザイン監修を担当した隈研吾氏がこれまでに携わってきた、石の建築と木の建築を紹介する。石の建築では、隈氏の最新作である〈角川武蔵野ミュージアム〉の外観・内部空間(一部のエリア)・周辺のランドスケープデザインを公開するとともに、構想から設計、実際の工法までを、テキストや設計図、インタビュー映像など、豊富な資料で解説。
また、関連イベントとして、隈氏をはじめミュージアムの構想・建設に関わった関係者によるギャラリートークや、スタッフが館内外を案内するミュージアムツアー、関連書籍の出版も予定されている。
〈角川武蔵野ミュージアム〉館長 松岡正剛氏からのメッセージ:
いよいよ角川武蔵野ミュージアムがプレオープンします。日本列島を巻きこんだ新型コロナウイルス・パンデミックの余波で少々の計画変更をしましたが、ようやくみなさんの前に姿をあらわすことになりました。
先頭を切るのはミュージアムの駆体と意匠をデザインした隈研吾さんのユニークな展覧会です。私は「有角建築」と名付けてみました。ミュージアムの外では、同じく隈さんが設計した武蔵野坐令和神社(むさしのにますうるわしきやまとのみやしろ)も、夏越の大祓を了えてみなさんを迎えます。
このミュージアムは従来のようなパビリオンではありません。武蔵野の大地の一隅に出来(しゅったい)した万物万象をいかし、図書館と博物館と美術館が有機的に融合しているのです。さまざまな情報コミュニケーション機能も組み合わさっています。私たちの「想像力」が拡張されていくミュージアムなのです。まずは、隈研吾展の「構え」と「ディテール」と「物語の意図」を堪能してください。
「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」
会期:2020年8月1日(土)〜10月15日(木)
開館時間:10:00-18:00(金・土は10:00-21:00、入館は閉館30分前まで)
休館日:火曜
会場:角川武蔵野ミュージアム グランドギャラリー(埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内)
入場料金(税込):大人(大学生以上)1,600円 / 中高生1,000円、小学生700円、未就学児無料
*完全事前予約制
*本チケットで「マンガ・ラノベ図書館」も利用可
〈角川武蔵野ミュージアム〉公式ウェブサイト
https://kadcul.com/