BUSINESS

シェアサイクルが賃貸住宅市場を変える?

大東建託グループが管理建物に「LUUP」ポートを導入

BUSINESS2020.10.07

電動マイクロモビリティの次世代型シェアリングサービス「LUUP(ループ)」を展開する株式会社Luupは、大東建託グループの大東建託パートナーズ株式会社と業務提携契約を締結し、大東建託グループが管理する賃貸建物の空きスペースに、小型電動アシスト自転車のシェアサイクルサービス「LUUP(ループ)」のポート[※]を導入、サービス提供の実証実験を開始すると発表しました(Luup 2020年10月6日プレスリリース / 大東建託グループ 同日プレスリリース )。
※ポート:LUUPのモビリティを借りたり返したりすることができる場所を指す

サービス利用イメージ(Luup 2020年5月25日プレスリリースより)

Luupでは、小型電動アシスト自転車のシェアサイクルサービス「LUUP」を、渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の6エリアの一部で2020年5月25日より展開しています(同社プレスリリース)。同モビリティはコンパクトに設計されているため、限られたスペースでもポートを設置することが可能です。
導入事例としては、小田急電鉄が開発する「下北線路街」や、コンビニエンスストア・ローソン店舗などがあり、ポート数は100カ所以上に拡大。通勤や買い物など、人々の日々の移動手段として活用され、展開エリア内において、最高密度でのポート導入を実現しています。

東京「下北線路街」における、小型電動アシスト自転車のシェアサイクルサービス「LUUP(ループ)」のポートの導入事例(2020年8月25日以降)

今回、日本全国で113万218戸の賃貸建物(2020年3月末時点)を管理している大東建託グループの賃貸建物にLUUPのポートを導入することによって、住まい選びにおける「駅からのアクセスの良さ」という条件が、「駅から徒歩◯分以内」から「駅からLUUPで◯分以内」、または「職場から家まで、LUUPで◯分以内」にアップデートされることを目指しています。住まい選びにおける判断基準が「立地」から「建物」そのものの価値へと変わり、駅から遠い賃貸建物の価値向上にもつながります。
ポート導入第1号の賃貸建物は、以下の通りです(2020年10月1日時点)。

ベールヴァレイ学芸大学
所在地:東京都世田谷区下馬6丁目15-14
利用可能台数:3台

クライミングローズ世田谷
所在地:東京都世田谷区上馬1丁目20番7号
利用可能台数:4台

目黒いずみマンション
所在地:東京都目黒区下目黒2丁目23番24号
利用可能台数:3台

「ベールヴァレイ学芸大学」に設置されたポート

利用料金は、初乗りの場合、10分で100円、1分ごとに15円が課金されます。
将来的には、「LUUPが展開している街なら、駅からのアクセスを気にせず住まい選びができる」状態を目指します。今後の新規ポートの設置については、Luupの公式Twitter(https://twitter.com/Luup_Official)にて発表されます。(jk)

株式会社Luup https://luup.sc/

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