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鹿島建設がコンクリート技術の発信拠点を開設

展示と連動した「KAJIMA CONCRETE BASE」特設サイトもオープン

BUSINESS2023.04.12

鹿島建設が東京都調布市に有する技術研究所西調布実験場内に、同社のコンクリート技術を紹介する展示施設「KAJIMA CONCRETE BASE」がオープンしました。あわせて、特設サイトも公開されています。

「KAJIMA CONCRETE BASE」概要

新設された展示施設「KAJIMA CONCRETE BASE」では、コンクリートの製造過程で二酸化炭素(CO2)を吸収して固まるカーボンネガティブコンクリート「CO2-SUICOM®︎」や、セメント系3Dプリンティングをはじめ、昨今注目されている、鹿島のコンクリート技術を実際に「見て・触れて・深く知る」ことができます。

鹿島建設「KAJIMA CONCRETE BASE」

施設に通じるエントランス部分には、カーボンネガティブコンクリート「CO2-SUICOM®︎」によるブロックを全面に敷設(上の画)。これにより、通常のコンクリートで施工した場合と比較して、約3.3tのCO2削減(約160kgの吸収)を実現しているとのこと。

鹿島建設「KAJIMA CONCRETE BASE」

「KAJIMA CONCRETE BASE」内観

展示空間の壁面には、それぞれの技術を象徴するような写真を大判サイズで1枚だけ掲示。その下に、該当技術を紹介した冊子や、素材を構成する材料、実物などを展示しています。

さらに、同施設は参加型のコンテンツも用意しており、壁側の技術展示に用意された「動画起動用BOX」を、フロアのセンターに据えられた大型のコンクリートテーブルの所定の位置にセットすると、テーブルをスクリーンとして、該当技術の説明動画の投影がスタートします。

鹿島建設「KAJIMA CONCRETE BASE」

施設開設にあわせて公開された特設サイトには「オンラインミュージアム」を用意。世界中のどこからでも、誰でも、この施設の展示内容を確認できます(調布市内の同施設の一般公開は予定なし)。

特設サイトでは、最新のコンクリートの技術にフォーカスした「CASE STUDY」、社会から求められている環境配慮型コンクリート紹介する「TECHNOLOGY」や「CO2吸収型/セメント低減型/CO2固定型」といった3つのカテゴリーを展開。「コンクリートをサステナブルへ」を掲げ、鹿島建設のコンクリート技術を集約して紹介するとともに、竹中工務店と共に同社が幹事を務めるGI基金のコンソーシアム「CUCO®︎」のウェブサイトにもリンクが設定されています。

今後は、展示施設と特設サイトを定期的に更新し、鹿島のコンクリート技術を広く発信していく予定とのこと。

鹿島建設「KAJIMA CONCRETE BASE」

「KAJIMA CONCRETE BASE」特設サイト
https://www.kajima.co.jp/tech/c_sus_con/index.html

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