〈無印良品の家〉など無印良品の住空間事業部門を担うMUJI HOUSEが、同社が2015年より展開する中古住宅の性能向上リノベーション「MUJI INFILL 0」において、ZEH水準商品の提供を開始しました(2023年1月18日プレスリリース)。
「MUJI INFILL 0」とは、自分らしく暮らすための住空間に本当に必要なものだけを残して、暮らしの「0(原点)」をつくり、自由にパーツやアイテム、素材を「+(プラス)」していくという発想に基づいたリノベーションサービスです。
新たに販売を開始した「MUJI INFILL 0」ZEH水準商品は、断熱等性能等級5、一次エネルギー消費量等級6と国内最高水準のリノベーションを実現しているとのこと。
「MUJI INFILL 0」では、広々とした1室空間と高い断熱性能を実現するため、断熱材は最高水準の0.020W/(m・k)の断熱性能を実現する「フェノール樹脂断熱ボード」を採用。この断熱材の厚みを通常仕様の約1.8倍とすることで、断熱性能を高めています。
「MUJI INFILL 0」のリノベーションでは、インナーサッシに既存の窓の内側に複層ガラスの樹脂製インナーサッシを取り付ける「トリプルガラス」をこれまで採用していましたが、ZEH水準商品では、より高い断熱性能を発揮するため「Low-E複層ガラス」を採用いているのが特徴です。
なお、「MUJI INFILL 0」では、すべてのリノベーション住戸において、2017年より国の基準に基づく温熱計算を実施しています。個人の感覚で捉えられていた温熱性能をデータで可視化し、1軒ごとの立地条件や周辺環境にあわせて、日射取得と遮蔽をシミュレーションして数値化しています。
MUJI HOUSEによる試算によれば、リノベーション前の物件として多い「旧省エネ基準」(断熱等性能等級2相当)のモデルプラン(70.15m²)と比較した場合、光熱費を約38%削減できる見込みとのこと。
MUJI HOUSE プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000001246.html