現在開催中のドバイ万博2020(Expo 2020 Dubai)。今回も、万博のテーマや各国の最先端の技術や思想を反映したパビリオンが数多くつくられました。
何百を超えるパビリオンの中から、『TECTURE MAG』ではテーマ性や形態のインパクトをもとに11のパビリオンを厳選。
今回は、シンガポールパビリオン / WOHA を紹介します。
【概要】
気候変動に対抗するための最も広く利用可能で効果的な方法であるのが、木を植え、緑地を増やすこと。
シンガポールパビリオンでは、造園をデザインに取り入れ、建築は自然を奪う行為ではないことを示しています。
【注目ポイント】
・グラウンド・ガーデン、ガーデン・コーン、空中庭園の自然の風景や音を楽しみながら、パビリオンをめぐる体験型のツアー
・小さな島国であるシンガポールが物理的な限界を克服し、住みやすいバイオフィリックな未来都市へと適応していくストーリーを展開
・アラビアの砂漠の中に青々とした木々や鮮やかな蘭の花のオアシスをつくり出す
・太陽光パネルの電力を利用し地下水の脱塩を行うことで、6ヶ月間のドバイ万博の期間中におけるエネルギーと水の消費量をネット・ゼロにする
「Singapore Pavilion, Expo Dubai」WOHA公式ウェブサイト
https://woha.net/project/singapore-pavilion-expo-dubai/
Singapore at Expo 2020 Dubai 公式サイト
https://www.singapore2020expo.gov.sg