イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランドの1つ、フェンディ(FENDI)の新たな旗艦店〈パラッツォ フェンディ 表参道(Palazzo FENDI Omotesando)〉が、東京・原宿の表参道沿いに2月11日にオープンしました。
新店舗は、長年にわたり表参道の”顔”的なショップだったオリエンタルバザーが閉店したあとの跡地に建設されたもので、北青山3丁目からの移転オープンとなります(既存店舗〈フェンディ 表参道店〉は1月29日に閉店)。
建物の向かって右隣は、SANAA(妹島和世+西沢立衛)の設計で名高い〈ディオール表参道〉、その隣にはMVRDVが手がけた〈GYRE〉があり、さらに表参道を挟んだ向かいは安藤忠雄が手がけた〈表参道ヒルズ〉が既存するという、現代建築のショーケースでもある一等地への出店です。
建物の設計・デザインは、フェンディの建築部門が手掛けました。
表参道側に傾斜したストアの正面は、既存の建築物にコンテンポラリーなヴィジョンを加えています。ステンレススティール仕上げの幾何学的ダイアゴナルと、古典主義的なアイコニックなシグネチャーのアーチは、15個のLEDによって強力に印象づけられ、中央の特徴的なガラスウィンドーを飾ります。
日本を代表するファッションストリートである表参道に面したこのファサードは、ブランドのルーツであり本拠を構えるローマの古典建築を再解釈したもの。ローマにおけるフェンディの本拠である、イタリア合理主義建築を代表する作品の1つ、〈イタリア文明宮(Palazzo della Civiltà Italiana)〉のファサードを彷彿とさせるデザインでもあります。
〈パラッツォ フェンディ 表参道〉は、1925年創業のフェンディが誇る職人たちのクラフツマンシップと、卓越したクリエイティビティを表現した、国内最大級のウィメンズとメンズの複合店舗となります。
新旗艦店は国内最大級の規模に増床され、地下1階・地上2階の3フロアで構成されます。
1階ではウィメンズコレクションのレザーグッズとアクセサリーに加え、ボードゲームなどの遊び心溢れるライフスタイルアクセサリーと、キッズコレクションの取り扱いも開始されます。
2階では、ウィメンズコレクションのレディ・トゥ・ウェアとシューズ、最高級のファーに加え、日本初のコンセプトショップとして「フェンディ カーサ(FENDI CASA)」のホームデコールを取り揃えます。メンズコレクションは地下1階にフルラインナップで並びます。
所在地:東京都渋谷区神宮前5丁目9-13(Google Map)
営業時間:11:00-20:00
店舗面積:855m²
グランドオープン:2023年2月11日(土・祝)
フェンディ ジャパン プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000290.000003876.html
新旗艦店の建設段階では、原宿表参道欅会と共同で「TSUNAGU – 表参道 ストリート アート プロジェクト – (TSUNAGU – Omotesando Street Art Project –)」を展開。アーティストニューヨークを拠点に活動する日本人写真家の今坂庸二朗(Yojiro Imasaka)が「TSUNAGU(つなぐ)」をテーマに制作した3点の未発表アートを工事囲いに掲出するなど、新たな店舗の出現が待たれていました。
国内最大級のフラッグシップストアのグランドオープンを記念して、表参道交差点近くの大型ビジョン「OMOSANシンクロ」をはじめとする、同エリアの屋外広告をフェンディがジャック。
「OMOSANシンクロ」では2023年2月6日から12日までの間、フェンディのアイコンバッグのひとつ「ピーカブー アイシーユー(Peekaboo ISeeU)」が飛び出す3Dビジョンでの屋外広告キャンペーンを展開中です。