CULTURE

分散した遺構をつなげ 蒸留所の歴史を巡る多様な空間

掘り起こされた沈殿槽やサイロを巡り蒸留所の歴史を体感する URBANUSが設計した文化・芸術施設〈キングウェイ蒸留所のリノベーション〉

CULTURE2023.04.17
〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

西側鳥瞰 © Hu Kangyu

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

鳥瞰 © Hu Kangyu

中国・深圳にて行われた〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉は、中国の大手ビールメーカーであるキングウェイの歴史ある生産拠点を、文化と芸術が融合した施設へと生まれ変わらせたプロジェクトです。

敷地に残されていた遺構を包含するように設けた台座により統合し、新たな構造物を付加、挿入し1つにつなぎ合わせることで、深圳の発展当初における独特な美しさをもつ構造物を巡る空間体験を提供します。

中国の設計事務所 URBANUSが設計しました。

海外で注目を集める「アダプティブリユース」とは?歴史的な建築を保護するだけでなく活用した7つのプロジェクト

(以下、URBANUSから提供されたプレスキットのテキストの抄訳)

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

南西側鳥瞰 © Hu Kangyu

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

© Hu Kangyu

URBANUSのプリンシパルアーキテクト兼共同創設者であるメン・ヤン(Meng Yan)は次のように語る。

「私たちは歴史的な工業用地の保存と再生は、場所だけでなく精神も回復させると考えている。都市の産業遺産は、ポスト工業化時代における消耗品と化してはならない。新たなアイデアと無限の可能性をもつ作品によって、その豊かな記憶とレガシーを再発見し、強調し、増幅させることで、新たな命を吹き込まれる必要があるのである。」

「URBANUSは『現場でつくる』という、蒸留所のリノベーションにおける斬新なコンセプトを採用することで、オリジナルの建築がもつ美しさ、記憶、そして建設された時代特有の特徴を保ちながら、この都市における独自の精神を表すショーケースとすることとした。」

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

西側立面 © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

西側立面 © Hu Kangyu

深圳開拓当初における人々の思いを宿す蒸留所

深圳経済特区の繁華街であり、早くから発展してきたことで知られる羅湖に位置するキングウェイ蒸留所は、深圳市民、特に中国の開拓当初に夢を追い求め各地から集まった開拓者や移住者の集合的な記憶の場となっている。

伝統的な製造業からスマートエコノミーへの移行を目指し、急速な都市開発と産業の高度化が進む中、キングウェイ蒸留所の建物は多く部分が取り壊されたが、約11,600m²の敷地には、この街の産業遺産、都市開発、過去の努力や栄光、開拓精神の記憶が残されている。

「展示としての空間」というコンセプトのもと、URBANUSは、敷地の空間的特徴を再発見し、転換することからデザインをスタートした。残された産業建築や施設を、柔軟かつ創造的な介入によりリノベーションすることで、非日常的な空間体験をつくりあげた。これにより、キングウェイ醸造所は、新しい都市生活における公共的な文化活動のプラットフォームへと変貌を遂げたのである。

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

街路沿い立面 © Hu Kangyu

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

街路沿い立面 © Hu Kangyu

残された遺構を統合し、展示するプラットフォームとしての台座

キングウェイ蒸留所の産業建築はユニークな空間体験を提供していたが、残された構造物は散在しており、一貫した空間シークエンスのない状況であった。そのためURBANUSは、既存の構造物に対し統合し、新たな構造物を挿入し、介入するというリノベーション戦略を適用した。

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

Fragmented industrial remains in 2019

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

Renovation Strategies

西側で1.65m、東側で3mになる高さの台座により、散在していたボリュームを統合し、大規模な都市環境との調和を実現した。

台座は産業建築を統合した展示プラットフォームとなり、外部にはそれぞれにテーマをもつ庭が点在する展示スペース、内部には掘削された中庭、通路、レクリエーションエリアがあり、空間のストーリーをつくり出している。通りに面した台座の東側の閉じたファサードには、さまざまな空間的方向性と特徴をもつ複数のエントランスがあり、全長266mの通りに命が吹き込まれている。

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

南側入口 © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

中庭側入口 © TAL

産業遺産と調和しつつ、歴史的な美しさを魅せる建築的介入

新たなキングウェイ蒸留所をめぐる旅は、南端の広場から始まり、A、B、C、D棟を通過し、北端の公共広場で終わりを迎える。南口のランドマークであり展望台であるA棟は、遠くまで見渡せる優れた眺望を持ち、かつて南側広場にあった給水塔のレガシーを体現している。

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

内観 © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

A棟からの眺望 © Hu Kangyu

B棟の廃水プールと液体に空気を供給するC棟のエアレーションタンクの密閉空間を開放し、鈍いコンクリート上のタイルを剥ぎ取ることで、産業遺物の恒久的な姿が露わとなっている。床と階段には、手作業で作られた燃えるような色のレンガが敷かれている。

B棟の上部には300m²の金属に包まれた展示場を建設した。多孔質なアルミニウムパネルの質感により、既存のコンクリートとの調和を果たしている。

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

B棟外観 © Hu Kangyu

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

内観 © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

B棟内観 © UABB, Hu Kangyu

C棟のエアレーションタンクの上部には、アルミ鋳物の構造体と煌めく照明が、ビールの黄金色の泡が立ち昇る様子を連想させる。

B棟とC棟の間に位置する、掘削によって直径18mのコンクリートの殻が露出した沈殿槽は、地上と空中の歩道により美しい庭園へと生まれ変わった。庭園を散策し、コンクリートの壁に開けられた重厚な穴を覗き込み、庭園が隠している秘密を探り、産業遺物の空間のもつ魔法を体験することができる。

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

空中歩廊鳥瞰 © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

露出した沈殿槽 © Hu Kangyu

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

C棟中庭 © Hu Kangyu

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

C棟内観 © Hu Kangyu

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

C棟外観 © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

C棟外観 © TAL

D棟は敷地内で最も象徴的な産業構造物であり、屋上には33個の白いステンレス製発酵タンクが、逆円錐のように建物の中に突き出ている。D棟はD1〜D5棟で構成されている。

改修により、D1は多機能なホールに生まれ変わり、屋上には2階建ての展示ホールが追加された。D2・D3にはタンクやパイプラインの一部が保存され、かつての生産現場はバーへと姿を変えている。

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

D1棟外観 © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

D1棟 – 多機能ホール © Hu Kangyu

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

D2棟 – ビールバー ©︎ URBANUS

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

D2棟 – リノベーション
後のサイロスペース © UABB, Hu Kangyu

D4棟の屋上には、中央の直径7.5mのタンク3基を撤去し、高いサイロに囲まれたオープンエアの劇場を設置した。下層階には上方から自然光が入り、展示や公演に適した空間となっている。また、タイルや吊り天井を撤去し、内装のコンクリート構造物をむき出しとすることで、逆円錐形のタンクは工業的な雰囲気を取り戻した。また、残されたすべてのタンクをつなぐ空中歩道も設けられている。

かつて4階建ての酵母のリサイクルラインであったD5棟は、1階の天井を一部切り落とし、1階と2階をつなぐ大階段を設け、展示と休憩の場としている。屋根には、南側のA棟と呼応するように、赤いタイルで覆われたスチール製のボックスを追加した。床から天井まで達するガラス窓からは、北側の公園や街並みの風景が広がる。

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

D4棟 – サイロシアター © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

D4棟 – サイロシアター © TAL

深圳におけるかつての中心地を再興するためのプロジェクト

2022年12月10日、第9回深圳・香港ビエンナーレ(UABB)は、新しく改装されたキングウェイ醸造所で開催された。

現在、深圳の中心地は西側に移動しており、かつてサービス業で知られた羅湖は、新たな成長・発展の展望が望まれている。私たちは、このリノベーションプロジェクトが、都市の記憶と遺産を守りながら、昔ながらの工業地帯を文化と芸術が融合した新たなランドマークへと生まれ変わらせることを願っている。

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

D4棟 – サイロ間の通路 © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

D4棟 – サイロ内を通る空中歩廊 © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

D5棟内観 © Hu Kangyu

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

D5棟外観 © TAL

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

Masterplan

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

Basement Plan, 1st Floor Plan

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

2nd Floor & 3rd Floor Plan

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

4th Floor & Roof Plan

〈キングウェイ蒸留所のリノベーション(Kingway Brewery Renovation)〉

Section

以下、URBANUSのリリース(英文)です。

2022 UABB Main Venue-Kingway Brewery Renovation

URBANUS believes that preservation and regeneration of a historical industrial site not only can restore a place, but also a spirit. A city’s industrial heritage should not become merely another consumer product in the post-industrial age. Its rich memory and legacy should be rediscovered, highlighted and amplified so that it will take on a new life with productions of new ideas and infinite new possibilities. Thus, URBANUS proposes the novel concept of “making on-site” in the renovation of the brewery, making it a showcase of the city’s unique spirit while preserving its original architectural aesthetics, collective memory and intrinsic character of an era.

__Yan Meng

Kingway Brewery is located in Luohu, the downtown district of Shenzhen Special Economic Zone, renowned for its early development. Kingway Beer has been the collective memory of Shenzheners, especially among the pioneers and migrants from all over China to pursue their dreams in this frontier city of China’s reform and opening-up. As Shenzhen proceeds with its radical urban development and industrial upgrade, shifting from traditional manufacturing to a smart economy, a substantial part of Kingway Brewery’s standing structures was demolished, leaving a rectilinear site of about 11,600 square meters vectoring north to south, marking the city’s industrial heritage, urban development and memories of past endeavors, glories and entrepreneurial pioneering spirit.

Following the notion “Space as Exhibition”, URBANUS started with the rediscovery and transformation of the spatial features of the site and renovated the remaining industrial structures and facilities with flexible and creative use of spatial interventions and integrations, leading to an out-of-the-ordinary spatial experience. It has effectively transformed Kingway Brewery into a public cultural platform of new urban life.

The industrial architecture of Kingway Brewery provides a unique spatial experience,yet its remaining structures are scattered and unable to form a coherent spatial sequence. URBANUS applies the renovation strategies of integrating, plugging in, and intervening in the existing structures. The plinth which measured 1.65 meters above the street on the westbound and 3 meters on the east is utilized as a base by scooping out volumes, coalescing the originally scattered volumes to achieve a balance with its large-scale urban surroundings. The plinth becomes a unified exhibition platform of industrial architectures, with exterior exhibition spaces dotted theme gardens and an interior of excavated courtyards, pass-ways and recreation areas, creating a lineage of spatial narrative. The closed facade on the east side of the plinth has several entrances with various spatial orientations and characteristics. As result, a 266-meter-long street comes to life.

The narrative of the new Kingway Brewery begins with the city square on the south end, moving past buildings A, B, C, D, and ends with another public square at the northern end. The observation tower, Building A, is a Mnemosyne landmark at the south entrance. It possesses an excellent vista from a distance and embodies the legacy of a demolished water tower on the southern square.

The renovation also uncaps the sealed space of the wastewater pool of Building B and the aeration tank of Building C, peeling off the spotted tiles on the blunt concrete, and exposing the perpetual sphere of the industrial relic. The floor and stairs are covered with handcrafted flame-colored bricks. A 300-square-meter metal exhibition hall was constructed on top of Building B. The porous texture of foamed aluminum adds a harmonious finishing touch with the dominance of concrete. On the top of the aeration tank of Building C, the casted aluminum structure with the shimmering lighting is reminiscent of the rising golden bubbles of a beer.

The excavation of a sedimentation tank between Building B and C exposed its 18-meter-diameter concrete shell, which has been transformed into a scenic garden with both ground and aerial walkways that allow visitors to take a stroll in the garden, peek through the heavy holes drilled into the concrete walls, discover the secret withheld by the garden and experience the spatial magic of an industrial relic.

Building D is the most symbolic industrial structure on site, with 33 white stainless steel fermentation tanks on the roof, protruding into the building like inversed cones hanging from the ceiling. Below are densely organized pike networks. With the renovation, D1 is transformed into a multi-functional auditorium. A two-story exhibition hall is added to the roof. Part of the tanks and pipelines is preserved in D2/D3 and the former production site is turned into a hustling bar.

On the roof of Building D4, three tanks in the middle, each with a diameter of 7.5 meters, were removed to make space for an open-air theater surrounded by the high silos; natural light is let into the lower floor from above, making the space suitable for exhibitions and performances. Tiles and suspended ceilings were removed, and the inverted conical tanks with the unveiled concrete structures on the interior restore the industrial atmosphere. An aerial walkway is also built to connect all the remaining tanks. One of the removed tanks is laid down to become a portal to the cultivated memory on the rooftop of Building E.

Building D5 was once a four-story yeast recycling line. The first floor ceiling is partially cut off to allow a large stairway connecting the first and second floor, which serve as both display and resting areas. A steel structured box covered with red tiles is added to the roof of D5, which echoes with Building A in the south. Its floor-to-ceiling glass windows open to scenes of the mountain park and the city in the north.

On December 10, 2022, the 9th Shenzhen-Hong Biennale (UABB) was held in the newly renovated Kingway Brewery, instantly making it ”the first and foremost” project of the biennale. Today, the urban center of Shenzhen is shifting westward, and Luohu District, once known for its service industry, is aspired for new prospect of growth and development. We hope that renovation project will preserve the memory and legacy of the city and transform traditional industrial complex into new living landmarks for converging culture and art.

Kingway Brewery Renovation

Location: Luohu District, Shenzhen, China
Design: 2019-2022
Construction: 2021-2022
Site Area: 11,025 m²
Floor Area: 12,309 m²
Client: Guangdong Yuehai Land Holdings Limited
Architect: URBANUS(www.urbanus.com.cn
Principal Architect: Meng Yan

Building Renovation
Project Manager: Zhang Haijun (Design Development), Wendy Wu (Bidding)
Project Architect: Wen Ting (Design Development), Milutin Cerovic (Bidding)
Team: Ni Ruoning, Cheng Zhidi, Yuan Ruizhe, Dong Wenhan, Yue Ran, Lin Yanyu, Liao Guotong (Design Development) | Zheng Zhi, Yue Ran (Bidding) | Li Rui, Rachael H Gaydos, Huang Jingxian, Wang Yuchu, Lin Kan, Gao Qingyue, Chen Yining, Zhang Chengjie, Zhou Jie (Internship)
Landscape Design | Project Architect: Zhang Xuejuan | Project Manager: Li Guanda | Team: Zhu Jiangchen, Gao Yufeng

Research & Curation
Wendy Wu (Director) | Wu Siying, Liu Yuxin (Execution) | Yang Ruixin, Wang Qinxue (Exhibition Research) | Wang Qinxue (Bidding, Development) | Mo Sifei, Zhu Hongrui (Bidding) | Song Yu, Peng Yuanlu (Internship)

UABB Relative Exhibitions

Making On Site: UABB Permanent Section Curation
Academic Consultant: Yan Meng
Curator: Wendy Wu
Curation Team: Neill Mclean Gaddes (SANS), Wu Siying, Liu Yuxin
Visual Design: noynoy

Remaking Factory: The Design archive of the Kingway Brewery’s regeneration
Project Manager: Zhang Haijun
Curation and Exhibition Design: Yuan Ruizhe, Dong Wenhan, Wang Qinxue | Peng Yuxin (Technical Support)

MOS Methodology
Research & Design Team: Wendy Wu, Wu Siying, Yang Ruixin, Neill Mclean Gaddes (SANS)

Cast-aluminum Installation
Design Team: Wen Ting, Zhang Haijun, Sun Pengcheng, Yuan Ruizhe, Ni Ruoning, Lin Kan, Gao Qingyue

“Space/Time Agency”
“Cosmic Cities” of “Cosmologic Dialogue” Section
Exhibitor: Meng Yan × Li Rui
Curation and Exhibition Design: Li Rui | Ding Xiao, Dong Wenhan | Meng Chuwei (Individual artist)

(LDI) Structure/ MEP (Mechanical, Electrical, Plumbing) Collaborator: China Academy of Building Research
Interior Design: Studio 10 Co., Ltd. / Shenzhen Jiusi Interior Design Co., Ltd.
Technical Support and Construction of Cast-aluminum Installation: RoboticPlus.AI
Curtain Wall Design: TUANHOOC
Graphic Design: SURE Design
Lighting Design: zdp (z design & planning)
Lighting Design for “Space/Time Agency” Exhibition: JODU
Sponsor in Light: Shanghai KEEY Group Co., Ltd.

Copyrights & Photographers (except for other annotations): Right Angle Image, TAL

「Kingway Brewery Renovation 2022」URBANUS 公式サイト

http://www.urbanus.com.cn/projects/kingway-brewery/?lang=en

 

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