国道18号線沿いのドライブインをホテルに改修した宿泊施設〈haluta hotelli still(ハルタホテリ シュティル)〉が長野県・軽井沢町にオープンしました。
同ホテルは、かつてドライブインだった建物の躯体に断熱改修を施した複合施設で、軽井沢町、東京、デンマーク・コペンハーゲンに拠点を構えるハルタ[*会社概要は後述]の本社屋でもあります。
2021年10月に〈still(シュティル)〉として竣工。100%自然由来のデンマークの断熱材(ロックウール)を外壁と内壁の間に施し、エアコンに頼らずに快適に過ごせるように設計されているのが特徴です。
レセプションに配置されたヴィンテージの北欧家具
〈still〉の1階には、デンマーク料理やピザなどを提供する飲食店が営業中で、2階にはハルタが運営するビンテージ北欧家具の店舗とギャラリーなどが入っています。
9月1日に開業した〈haluta hotelli still〉の家具の選定やインテリアなどの内装デザインはハルタが手がけたもので、訪れた人がここに住むようにして滞在する”プライベートホテル”として運営されます。
客室 ステューディオタイプ
客室は、グランドルーム(grand room)、ステューディオ(studio)、テラス(terrace)の3タイプを用意。すべての部屋に、ツインベッド、ダイニング、キッチン、バスタブとトイレを備えています。
寝具のマットレスはオーストリアで代々続く職人の手による、馬のテールヘアー100%を用いたハンドメイドで、快適な睡眠を提供します。
家具はすべてヴィンテージで、ティータイムのためのポットや器も貴重なヴィンテージでセッティングされています。
客室 グランドルームタイプ ベッドサイド
客室 ステューディオタイプ キッチンカウンター
客室 グランドルームタイプ 食器類
窓からは雄大な蓼科山を望む、住まうような滞在をイメージして計画された1室。
客室 グランドルームタイプ(71.3m² / 利用人数:1〜3名)
フローリングの床材はベイマツにオーガニックペイント仕上げ
左官仕事の壁は環境に優しいシリカ材(滋賀県産)を採用
グランドルームタイプ
グランドルームタイプ
グランドルームタイプ
グランドルームタイプ
バスルームのバスタブは樹齢200年のアラスカヒノキ材
グランドルームタイプ ツインベッド
キッチン
ダイニング
客室の特徴:軽井沢でもワーケーションできるように用意された1室。
客室 ステューディオタイプ(59.8m²/ 利用人数:1〜2名)
ステューディオタイプ
トイレ・バスルーム(バスタブは樹齢200年のアラスカヒノキ材)
ステューディオタイプ
ステューディオタイプ
キッチン
洗面スペース
客室の特徴:コンパクトな部屋に広いテラスを有する1室。北側の窓からは国有林の森を望む。
客室 テラスタイプ(33.4m² / 利用人数:1〜2名)
屋外テラス
テラスタイプ
テラスタイプ
テラスタイプ 食器類
バス・トイレルーム
バス・トイレルーム
窓から見える国有林の緑
テラスタイプ
ベッドサイドの家具
客室 テラスタイプ
読み:ハルタホテリ シュティル
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町追分1372-6 still(Google Map)
客室数:3室
宿泊料金(消費税込):64,000円~(1泊1室2名利用時、朝食付き)
チェックイン / アウト:15:00 / 11:00
※全館・全客室 禁煙
※宿泊は12歳以上より可
※専用スタッフの常駐なし
※客室アメニティ・付帯設備は下記ウェブサイト参照
開業日: 2023年9月1日
Instagram
https://www.instagram.com/haluta_hotelli/
朝食イメージ
[*] 株式会社ハルタ 会社概要
2000年6月設立。軽井沢町、東京、デンマーク・コペンハーゲンに拠点を持ち、暮らしの醫食住にまつわる事業を営む。北欧の引き継ぎ型社会にならい、持続可能な未来に向けてヴィンテージ家具や雑貨の輸入販売、デンマークの食文化より着想を得た安心・安全なパンの製造販売。一級建築士事務所としても断熱と空調設計を主軸にした住宅や店舗の設計を行なっている。
同社が設計し、このほどオープンした〈haluta hotelli still〉は、周囲の環境に配慮し、調和することを目指したもので、企業理念である「引き継ぐ」を体現した建築となっている。
haluta 公式ウェブサイト
http://www.haluta.jp/