新潟市の中心部で計画が進行中の「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」において、建設されるタワーの概要が9月15日に発表されました。
建物の基本計画を梓設計、デザイン監修を藤本壮介建築設計事務所が担当。本体工事の着工は2025年、竣工は2029年にそれぞれ予定されています。
計画地は、新潟市が進めるまちづくり計画「にいがた2㎞」[*1]の対象エリア内、海側の古町(ふるまち)地区に位置し、2020年3月に閉店した新潟三越の跡地の歳開発事業です。
日本海と信濃川に挟まれた古町は、その名の通り、重要文化財などの歴史的建造物や名勝が点在し、”みなとまち”新潟の文化を色濃く残す一帯となっています。
計画では、新潟県内では最高層[*2]となる約150mのタワーが建設されます。商業施設・オフィス・住宅が入居する複合型施設で、B街区には駐車場を併設。古町地区の玄関口として、バス、タクシー、シェアサイクルといった交通手段の結節機能の強化を図るとともに、広場や参道広場などのオープンスペースを中心に整備されます。
なお、本事業は、西堀通5番町地区市街地再開発準備組合を事業主体とし、新潟市に本社を構える廣瀨と、東京建物(本社:東京都中央区)が事業協力者として参画しています(本件に関する東京建物 プレスリリース)。
*1.新潟市「にいがた2㎞」詳細
https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/seisaku/jigyoproject/niigata2km.html
*.2023年8月時点、廣瀨・東京建物調べ(新潟県内の商業・オフィス・住宅複合型の建築物が対象。現在、建築中・計画中のものは除く)
計画地:新潟県新潟市中央区西堀通5番町842-1 外(地番)
地域地区:商業地域
容積率:A街区 730% / B街区 470%
敷地面積:約9,440m²(A街区:約7,800m²、B街区:約1,640m²)
延床面積:全体 約85,010m²(A街区:約75,500m²、B街区:約9,510m²)
階数(最高高さ):A街区:地下1階+地上37階(約150m)/ B街区:地上8階 / 約30m
主要用途:A街区:商業・事務所・住宅・駐車場など / B街区:駐車場
事業主体:西堀通5番町地区市街地再開発準備組合
事業協力者:廣瀬、東京建物
基本設計:梓設計
デザイン監修:藤本壮介建築設計事務所
本体工事着工(予定):2025年
竣工(予定):2029年
※上記は発表時点の予定、今後の進捗状況などにより変動する場合あり