2022年2月9日に概要が発表されていた「新宿駅西口地区開発計画」のうち、小田急電鉄、東急不動産、東京メトロの3社共同事業の工事区軍で、最高高さ約260mの高層ビルが建設されるA区の新築が3月25日に着工しました。
同日時点の構想として、具体的なフロア構成と、内観のイメージビジュアルもあわせて公開されています(小田急電鉄)。
計画地:東京都新宿区新宿三丁目と西新宿一丁目の各地内
敷地面積:約15,720m²
延床面積:約279,000m²
新築設計:日本設計・大成建設設計共同体
新築施工:大成建設
3社共同事業「A区」概要
敷地面積:約8,060m²
延床面積:約251,000m²
主要用途:商業、事務所、駅施設等
階数:地上48階+地下5階
最高高さ:約260m
解体着工:2022年10月
新築着工:2024年3月
新築竣工:2029年度(予定)
※「A区」事務所用途において、2023年12月に建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)評価を取得、「ZEB Ready」を達成
小田急電鉄単独事業「B区」概要
敷地面積:約7,660m²
延床面積:約28,000m²
主要用途:商業、駅施設等
階数:地上8階+地下2階
最高高さ:約50m
解体着工:2023年4月以降、順次
新築着工:2024年3月以降順次
新築竣工:2029年度(予定)
本計画は、「新宿の拠点再整備方針」「新宿グランドターミナル・デザインポリシー 2019」などの上位計画や立地特性等を踏まえ、「新宿グランドターミナルの実現に向けた基盤整備」「国際競争力強化に資する都市機能の導入」「防災機能の強化と環境負荷低減」の3項目を整備方針とし、エリアの特性を踏まえた「商業」と「オフィス」を主用途とした開発計画として、小田急電鉄・東京メトロが推進してきたプロジェクトです。 2024年2月に東急不動産が正式に参画し、3社共同事業として「A区」新築着工に至ったとのこと。
今後は、世界一のターミナルである新宿駅をはじめ、日本有数のオフィス街とエンターテインメント性豊かな繁華街という異なる顔を持ち、オフィスワーカーや国内外旅行者、来街者など、さまざまな人が行き交う多様性に富んだ「新宿」という街において、新たなランドマークを創出するための工事が進められます。
小田急電鉄
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001197.000012974.html