CULTURE

芦沢啓治建築設計事務所が設計した〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉4/23グランドオープン

中部地方のやきものを内装や器に採用した、ブルーボトルコーヒーとして中部および名古屋初のカフェ

CULTURE2024.04.22

2024年4月22日 14:15初掲、23:30竣工写真追加、4月25日データーベースを追記

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉が4月23日にグランドオープンします。

立地は、名古屋・栄4丁目に地下5階+地上33階の規模で竣工、同日にオープンする複合商業施設〈中日ビル〉の1階。至近の久屋大通公園の開放的な空気も感じられるカフェです。
なお、名古屋栄カフェは、東京を含む関東、大阪、京都、福岡に計25店舗を展開するブルーボトルコーヒーにとって、中部地方における初のカフェとなります。

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉外観イメージ

 

中日ビル

〈中日ビル〉内外観画像およびロゴマーク:中部日本ビルディング プレスリリース(2023年4月25日発信時点のもの)より 公式ウェブサイトはこちら
〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉は1階エントランスの左側に位置する

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ エリアマップ

エリアマップ

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉外観

「Authentic&Cute」をコンセプトに芦沢啓治建築設計事務所がカフェ空間デザイン

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉の空間デザインは、横浜のみなとみらい、渋谷、群馬・前橋の白井屋カフェ、神戸の神戸阪急カフェをデザインしている、芦沢啓治建築設計事務所が担当しました。

設計コンセプトに掲げた「Authentic&Cute」を表現した店内は、優しい色合いでコーディネートされ、現代的に洗練されながらもあたたかみのある空間となっています。

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉内観

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉内観

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉内観

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉内観

壁面の仕上げは、岐阜のタイルメーカー・織部製陶がこのカフェ空間のために製造した美濃焼によるオリジナルタイル。職人がタイル1枚1枚に釉薬をかけて焼いているとのこと。また、カフェで提供されるフードメニューの器は、岐阜・土岐市に拠点を構え、器とタイルの両方を手がける寿山(JYUZAN)によるオリジナル。さらに、店内に掲げられたブルーボトルコーヒーの青いボトルロゴも同社が焼いたもので、ブルーボトルコーヒーとして今回初めて陶製を採用。県内および周辺各地に陶磁器の名産地を擁する中部エリアへの初出店となる〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉を象徴するボトルロゴとなっています。

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉内観

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉内観

芦沢啓治氏コメント

名古屋の中心地栄エリアで新しいランドマークとして今年オープンする〈中日ビル〉。その1階角地が中部地区初出店となる〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉の計画地です。すぐ目の前の久屋大通公園と地下からの人の行き交いが印象的なこの立地に、公園の空気を感じながらも高い天井を活かしたインテリア空間によって気持ちのよいカフェを作りたいとデザインを進めました。

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉内観イメージ

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉内観イメージ

ビルの構造である大きな柱を活かし、大きなゲートをつくり、それによって3つのスペースに分けています。
それぞれのスペースに1人、カップル、友達、家族など、カフェを訪れる人々に合わせて過ごせる席を設けています。例えば中央のエリアは、天井から吊るした木の枝を模したモビールを眺めながら、公園の空気の流れを感じつつ、ソファでゆったりと過ごすスペースとしています。

家具類はほぼすべて地元・愛知県のカリモク家具と協働し、このカフェのために新しい家具も設えています。
また、岐阜県の職人が1枚1枚釉薬を掛け、製作した壁のタイルや、照明として使った器をすべてのスペースに配しています。
出来上がった空間は、インテリア空間でありながら建築的な力強さもあり、ガラス越しではあるものの、街のランドスケープになると感じました。末永くみなさんに親しまれる店舗になることを願っています。

 

上記の芦沢氏のコメントの通り、天井が高いカフェ店内には、気軽にかけられるカウンター席、ゆったりと過ごせるソファ席、グループやファミリーで楽しめる大きな丸テーブルなどの家具が配置されています。

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉内観

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉内観

無垢材を使用したこれらの家具類はカリモク家具製で、芦沢氏はこの名古屋栄カフェのために2つのサイドテーブルが新しくデザインしています。
ほとんどの家具は、カリモク家具が展開するライフスタイルブランド・Karimoku Case(註.2024年1月31日にKarimoku Case Studyより改称)で販売されており、このうち一部は新たなコレクションとしてカリモク家具より製作・販売される予定です。


名古屋栄カフェ メニュー

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ限定メニュー「プリン・ア・ラ・モード オリジナル」

名古屋栄カフェ限定メニュー「プリン・ア・ラ・モード シーズナル」※提供は店内のみ

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ限定メニュー「プリン・ア・ラ・モード」

名古屋栄カフェ限定メニュー「プリン・ア・ラ・モード オリジナル」※提供は店内のみ

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ限定メニュー

ブランチプレート コンプレ ミート(プレートは寿山のやきもの)

名古屋栄カフェのオープンを記念して、限定メニューのほか、名古屋栄カフェと公式オンラインストア限定・先行で限定アイテムを発売。「コーヒーと朝の散歩」をテーマに、ブルーボトルコーヒー オリジナルの香りを調合したキャンドルのほか、ミニサイズのエコバッグ、ロゴ入りのソックスも用意されています。

名古屋栄カフェ オープン記念限定アイテム

名古屋栄カフェ・公式オンラインストア限定・数量限定「ソイキャンドル 」(ベルガモット、ホーリーフ、ヒノキ)
名古屋市内に工房を構え、キャンドルの制作、香りの調合、パッケージングまで全ての工程を手作りで行っているソイキャンドルのブランド・sheep(シープ)とのコラボレーションで誕生したオリジナルプロダクト

〈ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ〉店舗概要

所在地:愛知県名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル1階(Google Map
営業時間:8:00-20:00
注.グランドオープン日の4月23日は10:00オープン
店舗面積 311.37m²
店内席数:67席
グランドオープン:2024年4月23日(火)

設計・空間デザイン:芦沢啓治建築設計事務所(芦沢啓治、呉 昭彦)
施工:TANK
タイル:織部製陶
家具:カリモク家具 / Karimoku Case
ペンダント・ウォールランプ、シェード、ロゴプレート:寿山
照明計画:AURORA / 市川善幾
撮影:見学友宙

ブルーボトルコーヒー 名古屋栄カフェ

ブルーボトルコーヒー ウェブサイト
https://store.bluebottlecoffee.jp/

公式オンラインストア
https://store.bluebottlecoffee.jp/

公式SNS @bluebottlejapan
http://instagram.com/bluebottlejapan
https://twitter.com/bluebottlejapan

※本稿のイメージパースおよび竣工写真提供:Blue Bottle Coffee Japan

 

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