CULTURE
[大阪・関西万博]海外パビリオン紹介_北欧

ミケーレ・デ・ルッキ&AMDL Circleが設計した〈北欧パビリオン〉

[大阪・関西万博]海外パビリオン紹介

CULTURE

パビリオンDATA

    • 設計
      ミケーレ・デ・ルッキ&AMDL Circle
    • エリア
      エンパワーリングゾーン
    • テーマ
      Nordic Circle(ノルディック・サークル) ~北欧と共に、より良い明日へ~


北欧パビリオンの見どころポイント!

  • 北欧5カ国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)の共同出展
  • BoConcept、Carl Hansen & Søn、HAYが家具協力
  • 廃棄される米を使用したライスペーパーによる展示スクリーン

革新と持続可能性を追求する、北欧の未来像を示す木造3階建てのパビリオン

〈北欧パビリオン〉は、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの5カ国での共同出展を通じて、持続可能な未来と北欧の価値観を紹介しています。

〈北欧パビリオンについて〉
人口2,700万人、GDP1兆6,000 億米ドルを誇るヨーロッパ第5位、世界第10位の経済規模をもつ北欧5カ国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)からなるタイプAのパビリオンです。北欧5カ国パビリオンの万博参加は、2025年で3回目となります。

2025年の大阪・関西万博では「ノルディック・サークル~北欧と共に、より良い明日へ~」をコンセプトに、北欧5カ国がより良い未来に向かって世界をリードするテクノロジー、イノベーション、サステイナビリティの3つの分野での先進的な取り組みを紹介します。

北欧パビリオン内観

〈北欧パビリオン〉オフィシャル素材より

北欧らしい木のデザインとリサイクル可能な素材を活用した木造構造で、時代を超えた持続可能な価値観を体現しています。その形状は北欧の伝統的な納屋をイメージし、シンプルさと機能美を追求した北欧デザインが随所に反映されています。

建物内には、北欧5カ国が共同で展開する展示エリアやショップ、屋上のカフェ、会議室、イベントスペースが設置されています。

北欧パビリオン内観

〈北欧パビリオン〉オフィシャル素材より

北欧パビリオン_テラス

〈北欧パビリオン〉オフィシャル素材より

北欧パビリオンショップ

〈北欧パビリオン〉オフィシャル素材より

また、複雑な装飾を排除したシンプルな設計は、自然との調和を重視しており、風通しを良くする工夫が施されているのが特徴です。雨を防ぎながらも自然の風を取り込み、空調機械の使用を抑える設計により、持続可能な建築を実現しています。
このパビリオンは、北欧デザインの哲学を象徴する建築となっています。

北欧パビリオン

〈北欧パビリオン〉オフィシャル素材より

「Whirl(渦巻き)」と呼ばれる展示空間は、白く半透明な再生可能な素材が渦を巻くように空中に吊るされています。高さ6m以上に達するこれらのライスペーパーには、北欧の人々の日常を写したダイナミックな映像が映し出されます。

また北欧を再現した室温や香りなどにより、五感で北欧を体験できる没入型展示となっています。

北欧パビリオン

〈北欧パビリオン〉オフィシャル素材より

北欧パビリオン

〈北欧パビリオン〉オフィシャル素材より

北欧パビリオン

〈北欧パビリオン〉オフィシャル素材より

循環型ソリューションと廃棄物管理
副産物のアップサイクルや消費量の削減といった革新的なアプローチは、ビジネスや日常生活の実践に組み込まれた循環型の考え方を示しています。

パビリオン建築に使用した木材は、日本国内で調達し、万博終了後もリユース予定です。

 

※ テキスト、写真は北欧パビリオンPR事務局提供

『SPECIAL FEATURE EXPO2025  建築からみた万博』
https://mag.tecture.jp/expo2025/

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