パビリオンDATA
- デザイン・プロデュース
PT. SAMUDRA DYAN PRAGA(サムドラ ディアン プラガ)- 設計・建設
西尾レントオール・ATA・フジヤ特定建設工事共同企業体- エリア
コネクティングゾーン- テーマ
調和の中で繁栄する、自然・文化・未来
インドネシアパビリオンの見どころポイント!
〈インドネシアパビリオン〉の基本的な形状は、高くそびえ立つ船の船体を模した堂々としたデザインで、持続可能な未来への展望を象徴しています。これは、絶えず前進し、成長し、障害を乗り越えて持続的に航行していくという力強いビジョンに象徴される哲学、先進国としてのインドネシアの誇りを体現しています。

建材には木材に代わる持続可能な代替品として、インドネシアで生産されているプラナウッド(Plana Wood)を採用しています。プラナウッドはもみ殻60%、リサイクルプラスチック30%、添加剤10%でつくられています。プラナウッドの採用やエネルギー効率の高い照明、冷却システムを導入することで、二酸化炭素排出量を削減し、10R※を実現しています。
※ リシンク(Rethink)、リトリーブエネルギー(Retrieve Energy)、リオーガニゼーション(Reorganization)、リプレース(Replace)、リデュース(Reduce)、リサイクル(Recycle)、リユース(Reuse)、リプラント(Replant)、リカバリー(Recovery)、リペア(Repair)
パビリオンは「ウェルカミングゾーン」「ネイチャーゾーン」「カルチャーゾーン」「フューチャーゾーン」「リラクシングゾーン」で構成されています。

「ネイチャーゾーン」は、インドネシアの豊かな生物多様性を表すミニチュアの熱帯林が再現され、本国と同様の湿度を体験できるのが特徴です。また、インディゲリラ、ナシルン、ニョマン・ヌアルタ、ナウファル・アブシャール、マン・モエル、アルキフ・ヴィルマンサなどインドネシアの著名な現代アーティストによる、絶滅危機に瀕した在来種を再解釈した作品を見ることができます。


「カルチャーゾーン」では、デイヴィ・リンガーによる写真展「ワジャー・ヌサンタラ(国の顔)」を、スロープを進みながら見ることができ、インドネシアのさまざまな地域で受け継がれてきた、家宝となる伝統的な武器の展示も行われています。


「フューチャーゾーン」では、模型と映像の融合展示で、ジャカルタから移転するインドネシア共和国の新しい首都・ヌサンタラやインフラを視覚的に表現しています。
また、インドネシア観光省の協力による織物文化の展示のほか、180席のシアターでは文化や自然遺産のイマーシブ投影を見ることができます。




万博終了後、パビリオンのいくつかの要素は再利用または移転され、文化・教育資産となる予定です。一部は在京インドネシア共和国大使館で展示され、6カ月間のイベントを超えて遺産として受け継がれます。
建築DATA
パビリオン名:インドネシアパビリオン
デザイン・プロデュース:PT. SAMUDRA DYAN PRAGA(サムドラ ディアン プラガ)
設計・建設:西尾レントオール・ATA・フジヤ特定建設工事共同企業体
テキスト、写真は〈インドネシアパビリオン〉プレスキットより
万博特設サイト『SPECIAL FEATURE EXPO2025 』はこちら▼