インテリアデザイナーの片山正通氏が率いるデザインオフィス「Wonderwall®」の、1998年から2025年までの27年間に及ぶ活動をまとめた作品集『Masamichi Katayama Wonderwall® WORKS_1998-2025』が、オランダの建築・デザイン出版社 FRAME Publishers より刊行されました。
裏原宿カルチャーの原点となった伝説的なセレクトショップ「NOWHERE」やパリの「colette」をはじめ、「UNIQLO」のグローバル旗艦店、「THOM BROWNE.」「INTERSECT BY LEXUS」「PASS THE BATON KYOTO GION」、そして近年の「NOT A HOTEL HIROO」や「LOUIS VUITTON MEN FALL/WINTER 2025」に至るまで、国内外で手がけてきたファッションブティック、商業空間、ホテル、住宅、ブランディングスペースなどの代表的プロジェクトが網羅されています。

本書の魅力は、完成した空間のビジュアルを掲載するにとどまらず、それぞれのプロジェクト背景にあるコンセプトや思考のプロセスが丁寧に解き明かされている点にあります。 Wonderwall®が手掛ける空間は、単に商品を並べて売るための容れ物ではありません。ブランドの哲学やアイデンティティを幾何学や構造、素材の美しさへと巧みに“翻訳”し、訪れる人々に心に残る「体験」や「物語」を提供する目的地(ディスティネーション)を作り上げています。Eコマースが普及した現代において、リアルな物理店舗がどのような価値や文化的意義を持つべきかという問いに対し、確かな指針を示し続けています。


本書には、現代デザイン界を牽引するキーパーソンによる寄稿が収められています。MoMAの建築/デザイン部門シニアキュレーターであり、リサーチ&ディベロップメント・ディレクターであるパオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)氏は、序文にて片山氏を優れた“翻訳者”と称し、雑誌『FRAME』の共同創始者で前ディレクター、また、BETTERNESS社の創立者・ディレクターであるロバート・シーマン(Robert Thiemann)氏は、後書きの中で、片山氏のデザインの真髄について触れています。
さまざまな企業が⽚⼭を求めるのは、彼の“翻訳者”としての能⼒、彼が 商品やロゴの形をなぞることなくブランドのアイデンティティを強化してみせる⼒、そし て現代のカルチャーに対する彼の直感的影響⼒に惹かれるからだ。さらに⽚⼭の、空間の⾒ え⽅の美しさと、そのわかりやすさや⾝近さとをバランスよくデザインする能⼒は、世界中 の多くの店舗デザイナーや展⽰デザイナー、美術館関係者にとってのきわめて重要なレフ ァレンスにもなっている。
パオラ・アントネッリ氏コメント
⽚⼭の特異性は、美より体験を優先する姿勢にある。多くのデザイナーが形式やトレンド を重要視するなか、彼の作品はより深く感情的なレベルで⼈々に訴えかける。⽚⼭がデザイ ンするのは、単なる空間ではない。⼈々がどのようにその空間を歩き回り、関わっていくか という“旅”を振り付けるように構成しているのだ。
ロバート・シーマン氏コメント


ブックデザインはアートディレクター、グラフィックデザイナーの平林奈緒美氏が手がけており、416ページにおよぶ重厚な装丁で、Wonderwall®の世界的存在感と世界観が表現されています。本文は英語で記載されていますが、購入者特典として付属のQRコードから日本語テキストPDFを閲覧できるよう配慮されています。日本を拠点に世界各国のプロジェクトを手がけてきたWonderwall®の現在地と、空間デザインの未来を切り拓く思考に触れられる貴重な一冊となっています。






タイトル:Masamichi Katayama Wonderwall® WORKS_1998-2025
ブックデザイン:平林奈緒美
出版社:FRAME Publishers
言語:英語(※ 購入者向けに、QRコードより日本語テキストPDFを閲覧可能)
サイズ:250 × 328 mm
ページ数:416ページ
仕様:ハードカバー
刊行年:2026年
ISBN:978-94-92311-69-6
お問い合わせ先
「Wonderwall®」 PR 事務局(株式会社サニーサイドアップ内)
Mail : wonderwall_pr@ssu.co.jp