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「ヨコハマトリエンナーレ2020」開幕、ベトナムの建築家集団Farming Architectsが日本初出展

神奈川県・横浜で3年に1度開催される現代アートの国際展、ヨコハマトリエンナーレ2020(ヨコトリ2020)が7月17日(金)に開幕しました。

2020年のタイトルは「AFTERGLOWー光の破片をつかまえる」。withコロナの今だからこそ、目まぐるしく変化する世界の中で、大切な光を自ら発見してつかみ取る力と、他者を排除することなく、共生のための道をさぐるすべについて、人々と一緒に考えたいという、アーティストと主催者の想いが込められています。
会場に展示されたいくつかの作品をご紹介します。

ニック・ケイヴ《回転する森》2016(2020年再制作)©Nick Cave
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景 撮影:大塚敬太
写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

エヴァ・ファブレガス《からみあい》2020 ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景
撮影:大塚敬太 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

キム・ユンチョル《クロマ》2020 ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景
撮影:大塚敬太 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

さとうりさ《双つの樹(黄、青)》2020 ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景
撮影:大塚敬太 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

ヨコトリ2020のアーティスティック・ディレクターを務めるのは、ラクス・メディア・コレクティヴ(Raqs Media Collective)。インド・ニューデリー生まれのジーベシュ・バグチ(Jeebesh Bagchi 1965-)、モニカ・ナルラ(Monica Narula 1969-)、シュッダブラタ・セーングプタ(Shuddhabrata Sengupta 1968-)の3氏が結成したアーティスト集団です。

ラクス・メディア・コレクティヴ
撮影:加藤 甫 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

2001年にインド有数の人文系シンクタンク「国立発展途上社会研究センター(Centre for the Study of Developing Societies)」の外郭団体「サライ・プログラム」の創設に携わり、約10年にわたって都市空間や文化の変容について研究を重ね、また、同プログラムの発行物『サライ・リーダー』を編集するなど、インドの現代文化を刺激し続けています。

建築関係では、ベトナム・ハノイを拠点に活動する建築家集団、Farming Architects(ファーミング・アーキテクツ)が日本で初めて披露する作品に注目です(作品制作:株式会社 辰 / 同社公式ウェブサイト>2020年7月11日 トピックス/インフォメーションより)。

ファーミング・アーキテクツ《THE SPACE COALITION》 2020

【Farming Architects(ファーミング・アーキテクツ)】
2017年にズン・アン・ヴィエットとニャン・アン・タンが設立。ハノイ(ベトナム)を拠点に活動。自然や地理、気候、人間に注目し、「都市に緑の種をまく農家のような建築」を活動のコンセプトとしている。持続可能で環境にやさしい住居やカフェ、図書館などの建築設計、内装デザインを手がける。ハノイのKOI(鯉)カフェは、世界的な建築情報サイトArchDailyの「Building of the Year 2018 Hospitality Architecture」に、またVAC図書館は『TIME』誌による「World Greatest Places 2019」に選出された。
http://farmingarchitects.com


#ヨコハマトリエンナーレ公式YouTubeチャンネル「ファーミング・アーキテクツ《空間の連立》/ Farming Architects “The Space Coalition”」(2020/07/07)

2020年夏の開催へ向けて、ヨコトリ2020ではプレイベントもさまざまに開催されてきました。昨年2月から3月にかけては「美術館と国際展を巡る連続講座」に、Y-GSA准教授の藤原徹平氏(フジワラテッペイアーキテクツラボ)が講師として登壇しています。


#ヨコトリ2020プレイベント「美術館と国際展を巡る連続講座 第3回「美術館という建築物と展覧会の関係」」(2019/04/10)
横浜美術館×横浜トリエンナーレ組織委員会 共催企画|開催日:2019年3月2日(土)|講師:藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ主宰 / 横浜国立大学大学院 Y-GSA 准教授)、金氏徹平(美術家 / 京都市立芸術大学彫刻専攻専任講師)
会場:横浜美術館円形フォーラム

会場周辺では、ヨコハマトリエンナーレ2020にあわせて連動企画も予定。9月11日(金)からは、黄金町で「黄金町バザール2020-アーティストとコミュニティ」が開催されるほか、「BankART Life Ⅵ 都市への挿入」では、現代アーティストの川俣 正氏が、みなとみらい21地区の数か所に巨大な構築物の作品を発表します(横浜市2020年6月23日プレスリリース)。(en)


#「黄金町バザール2020」関連 スピーク・クリプティック《From Our Hands To Our Many Mouths》2018年


#「BankART Life Ⅵ 都市への挿入」川俣 正氏作品イメージ


#ヨコハマトリエンナーレ公式YouTubeチャンネル「ヨコハマトリエンナーレ2020、本日動き出す/ Yokohama Triennale 2020, let the movements commence」(2020/07/17)

ヨコハマトリエンナーレ2020 会場MAP

ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」
会期:2020年7月17日(金)~10月11日(日)
休場日:毎週木曜(但し、7月23日、8月13日、10月8日を除く)
会場:横浜美術館、プロット48
アーティスティック・ディレクター:ラクス・メディア・コレクティヴ(Raqs Media Collective)
主な参加アーティスト:アリュアーイ・プリダン(武 玉玲)、アン ・ヴィエット、アモル・K・パティル、イシャム・ベラダ、岩井優、インゲラ・イルマン、エヴァ・ファブレガス、エレナ・ノックス、川久保ジョイ、キム・ユンチョル、佐藤雅晴、新宅加奈子、タウス・マハチェヴァ、竹村 京、デニス・タン、ニック・ケイヴ、ニルバー・ギュレシ、ファーミング・アーキテクツ、ハイグ・アイヴァジアン、メイク・オア・ブレイク、モニカ・ナルラ、レーヌカ・ラジーヴ、レボハング・ハンイェ、ほか
主催:横浜市、横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会
公式ウェブサイトhttp://www.yokohamatriennale.jp Twitter:@yokotori_ https://twitter.com/yokotori_