COMPETITION & EVENT

「ヨコハマトリエンナーレ2020」開幕

ベトナムの建築家集団・Farming Architectsが日本初出展

2020年7月20日初掲
9月25日情報追記

神奈川県・横浜で3年に1度開催される現代アートの国際展、ヨコハマトリエンナーレ2020(ヨコトリ2020)が7月17日(金)に開幕しました。

2020年のタイトルは「AFTERGLOWー光の破片をつかまえる」。withコロナの今だからこそ、目まぐるしく変化する世界の中で、大切な光を自ら発見してつかみ取る力と、他者を排除することなく、共生のための道をさぐるすべについて、人々と一緒に考えたいという、アーティストと主催者の想いが込められています。
会場に展示されたいくつかの作品をご紹介します。

ニック・ケイヴ《回転する森》2016(2020年再制作)©Nick Cave
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景 撮影:大塚敬太
写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

エヴァ・ファブレガス《からみあい》2020 ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景
撮影:大塚敬太 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

キム・ユンチョル《クロマ》2020 ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景
撮影:大塚敬太 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

さとうりさ《双つの樹(黄、青)》2020 ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景
撮影:大塚敬太 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

ヨコトリ2020のアーティスティック・ディレクターを務めるのは、ラクス・メディア・コレクティヴ(Raqs Media Collective)。インド・ニューデリー生まれのジーベシュ・バグチ(Jeebesh Bagchi 1965-)、モニカ・ナルラ(Monica Narula 1969-)、シュッダブラタ・セーングプタ(Shuddhabrata Sengupta 1968-)の3氏が結成したアーティスト集団です。

ラクス・メディア・コレクティヴ
撮影:加藤 甫 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

2001年にインド有数の人文系シンクタンク「国立発展途上社会研究センター(Centre for the Study of Developing Societies)」の外郭団体「サライ・プログラム」の創設に携わり、約10年にわたって都市空間や文化の変容について研究を重ね、また、同プログラムの発行物『サライ・リーダー』を編集するなど、インドの現代文化を刺激し続けています。

建築関係では、ベトナム・ハノイを拠点に活動する建築家集団、Farming Architects(ファーミング・アーキテクツ)が日本で初めて披露する作品に注目です(作品制作:株式会社 辰 / 同社公式ウェブサイト>2020年7月11日 トピックス/インフォメーションより)。

ファーミング・アーキテクツ《THE SPACE COALITION》 2020

【Farming Architects(ファーミング・アーキテクツ)】
2017年にズン・アン・ヴィエットとニャン・アン・タンが設立。ハノイ(ベトナム)を拠点に活動。自然や地理、気候、人間に注目し、「都市に緑の種をまく農家のような建築」を活動のコンセプトとしている。持続可能で環境にやさしい住居やカフェ、図書館などの建築設計、内装デザインを手がける。ハノイのKOI(鯉)カフェは、世界的な建築情報サイトArchDailyの「Building of the Year 2018 Hospitality Architecture」に、またVAC図書館は『TIME』誌による「World Greatest Places 2019」に選出された。
http://farmingarchitects.com


#ヨコハマトリエンナーレ公式YouTubeチャンネル「ファーミング・アーキテクツ《空間の連立》/ Farming Architects “The Space Coalition”」(2020/07/07)

2020年夏の開催へ向けて、ヨコトリ2020ではプレイベントもさまざまに開催されてきました。昨年2月から3月にかけては「美術館と国際展を巡る連続講座」に、Y-GSA准教授の藤原徹平氏(フジワラテッペイアーキテクツラボ)が講師として登壇しています。


#ヨコトリ2020プレイベント「美術館と国際展を巡る連続講座 第3回「美術館という建築物と展覧会の関係」」(2019/04/10)
横浜美術館×横浜トリエンナーレ組織委員会 共催企画|開催日:2019年3月2日(土)|講師:藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ主宰 / 横浜国立大学大学院 Y-GSA 准教授)、金氏徹平(美術家 / 京都市立芸術大学彫刻専攻専任講師)
会場:横浜美術館円形フォーラム

会場周辺では、ヨコハマトリエンナーレ2020にあわせて連動企画も予定。9月11日(金)からは、黄金町で「黄金町バザール2020-アーティストとコミュニティ」が開催されるほか、「BankART Life Ⅵ 都市への挿入」では、現代アーティストの川俣 正氏が、みなとみらい21地区の数か所に巨大な構築物の作品を発表します(横浜市2020年6月23日プレスリリース)。(en)


#「黄金町バザール2020」関連 スピーク・クリプティック《From Our Hands To Our Many Mouths》2018年


#「BankART Life Ⅵ 都市への挿入」川俣 正氏作品イメージ

川俣正「都市への挿入」BankART Temporary(馬車道駅上)


#ヨコハマトリエンナーレ公式YouTubeチャンネル「ヨコハマトリエンナーレ2020、本日動き出す/ Yokohama Triennale 2020, let the movements commence」(2020/07/17)

ヨコハマトリエンナーレ2020 会場MAP

ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」
会期:2020年7月17日(金)~10月11日(日)
休場日:毎週木曜(但し、7月23日、8月13日、10月8日を除く)
会場:横浜美術館、プロット48
アーティスティック・ディレクター:ラクス・メディア・コレクティヴ(Raqs Media Collective)
主な参加アーティスト:アリュアーイ・プリダン(武 玉玲)、アン ・ヴィエット、アモル・K・パティル、イシャム・ベラダ、岩井優、インゲラ・イルマン、エヴァ・ファブレガス、エレナ・ノックス、川久保ジョイ、キム・ユンチョル、佐藤雅晴、新宅加奈子、タウス・マハチェヴァ、竹村 京、デニス・タン、ニック・ケイヴ、ニルバー・ギュレシ、ファーミング・アーキテクツ、ハイグ・アイヴァジアン、メイク・オア・ブレイク、モニカ・ナルラ、レーヌカ・ラジーヴ、レボハング・ハンイェ、ほか
主催:横浜市、横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会
公式ウェブサイトhttp://www.yokohamatriennale.jp Twitter:@yokotori_ https://twitter.com/yokotori_

2020年9月25日情報追記
「ヨコハマトリエンナーレ2020」の会場のうち、横浜美術館、プロット48、日本郵船歴史博物館の展示を360°のパノラマビューで鑑賞できるバーチャルツアーが9月24日(木)から公開されました。会場内にある作品解説パネルや作品のキャプションを閲覧することも可能です。日本語、英語に対応しています。

ヨコハマトリエンナーレ2020 バーチャルツアー WEBサイト
https://www.yokohamatriennale.jp/2020/news/tour/

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