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閉廊するLIXILギャラリー最後の企画展 隈研吾作品をVRで鑑賞するオンライン展「Multiplication」

今年9月30日をもって、約40年にわたる活動を終了することが5月に発表されている(LIXIL 2020年5月15日プレスリリース)、LIXILギャラリーの最後を飾る企画展です。
清水敏男(アートディレクター)、宮田亮平(金工家)、伊東豊雄(建築家)、隈研吾(建築家)の各氏を監修者に迎え、2014年より独自のテーマで現在進行形の考えを具現化した「クリエイションの未来展」の第23回として開催され、隈氏が本展を監修します。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大により、公共空間での人やものとのかかわり方に変化が求められています。
第23回「クリエイションの未来展」隈研吾監修企画では、このような状況において、場所や時間にとらわれず、多くの人に届けられるオンライン展の形態をとり、乗算を意味する「Multiplication」と題して開催されます。

本展は、今年9月末日をもって閉廊するLIXILギャラリー(東京)を3Dモデル化し、オンライン上に再構築された架空のギャラリーにおいて、隈研吾展を開催します。
展示では、ゲームの企画・開発・販売などを行うヒストリアのエンタープライズブランドである「ヒストリア・エンタープライズ」と協力し、ゲームエンジン「Unreal Engine」におけるリアルタイムグラフィック制作の技術を用いて、隈氏の建築作品などを3Dモデルで抽象化、展示された会場をバーチャルで体験することができます(最低動作環境は条件あり)。
バーチャル空間での建築作品との出会いは、私たちに実際の建築では得られない体感と新しい視座を与えてくれるでしょう(オンライン会場および作品イメージ画像7枚は、ヒストリア2020年8月8日プレスリリースより)
8月26日(水)からは、関連イベントのコンテンツもオンラインで公開されます。(en)

Kengo Kuma Photo © J.C. Carbonne

監修者・隈 研吾氏からのメッセージ:
LIXILギャラリーの第23回クリエイションの未来展のプロジェクト。KKAA(Kengo Kuma and Associates)としては6回目の作品となる。
今秋で閉廊となるギャラリーを3DCGで再構築、過去6回のKKAAの作品のアーカイブ展示とKKAA建築の新しいデジタル表現を試みた。リアルタイムでレンダリングされるギャラリー内を歩き回る体験から、抽象化され分解されたKKAAの建築が目の前で再構築されるインタラクティブな経験ができることを目指した。
場所と人、過去と現在、虚と実、さまざまな事象が掛け合わされた展示である。


#VR KKAA YouTube公式チャンネル「Multiplication」(2020/08/09)

第23回クリエイションの未来展
隈研吾 監修企画「Multiplication」
Powered by historia Enterprise

会期:2020年8月8日(土)~9月30日(水)
会場:オンライン
主催:LIXIL
技術協力:ヒストリア・エンタープライズ
詳細 https://livingculture.lixil.com/topics/gallery/g2-2008/

関連イベント:
隈氏らが出席して収録済みのトーク内容が無料で配信されます。
オンライントーク「建築・デザインのこれから ―Multiplication, CONNECT/DISCONNECT―」
概要:オンライン展覧会「Multiplication」と「CONNECT / DISCONNECT」について、登壇者それぞれが解説。また、現在のコロナ禍により、建築やアート、デザインにおけるデジタル技術の可能性や今後についても語られる。
登壇者:隈研吾(建築家)× 野老朝雄(美術家)× 豊田啓介(建築家、noiz)
司会進行:青野尚子(編集者、ライター)
配信期間:8月26日(水)~9月30日(水)
詳細 https://livingculture.lixil.com/topics/gallery/online-talk/2008/

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