村野藤吾(1891-1984)と槇 文彦(1928-)、日本を代表する二人の建築家のこれまでの作品について紹介する展覧会が、神奈川県横浜市で開催されます。
横浜市中区のJR関内駅前では現在、大規模再開発が進行中です。横浜開港100周年事業として起案され、村野藤吾が設計した7代目となる庁舎も、その一部(行政棟)が保存され、ホテルとして活用されることになりました。
新しい庁舎は、関内駅前から北仲通南地区へと移転。6,500人の職員を包括し、今年6月29日より全面的に業務を開始しています。このデザイン監修を槇総合計画事務所が手がけています。
新庁舎 施設概要(参照元:横浜市発表資料「基本設計報告書 要約版」ほか)
所在地:神奈川県横浜市中区本町6丁目50-10
着工:2017年8月
竣工:2020年1月
主要構造:鉄骨造(コンクリート充填鋼管造)、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
階数:地下2階+地上32階+塔屋2会
建物高さ:155m
敷地面積:13,486m²
建築面積:8,080m²
延床面積:140,700m²
意匠設計:竹中工務店+槇総合計画事務所
設計・施工:⽵中・⻄松建設共同企業体
本展は、横浜庁舎の新旧引き渡しがあった2020年という機を捉え、「M meets M 村野藤吾展 槇文彦展」と題して企画・開催されるものです。
村野藤吾展の会場は「旧帝蚕倉庫」の1階をギャラリーに改修した[BankART KAIKO(バンカートカイコ)]、槇 文彦展は「旧第一銀行」を活用したアートスペース[BankART Temporary(バンカートテンポラリー)]にて、それぞれ開催されます。どちらの会場も、横浜の歴史的建造物の空間をアートスペースへと改修・再生したもの。馬車道駅を挟んで、村野藤吾と槇 文彦の両巨匠が改めて「出会う」という趣向です。
「M meets M 村野藤吾展 槇 文彦展」
主催:村野藤吾建築展実行委員会(JIA神奈川、神奈川県建築士会、日本建築学会関東支部神奈川支所、曽我部昌史、松隈 洋、鈴木伸治)、槇文彦建築展実行委員会(朝倉健吾、北川フラム、陣内秀信、五十嵐太郎、鈴木伸治)
共催:横浜市文化観光局
後援:横浜市建築局、横浜市都市整備局
会期:2020年10月30日(金)〜12月27日(日)
時間:11:00-19:00(12月27日最終日は17:00まで)
休館日:月曜(11月8日(日)は設備点検のため臨時休館)
村野藤吾展会場:BankART KAIKO(神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 1階)
槇文彦展:BankART Temporary(神奈川県横浜市中区本町6-50-1)
観覧料(共通チケット):一般 1,600円、大学生・専門学校生・横浜市民または在住者(要証明)1,000円、高校生、65才以上(要証明)600円、障がい者手帖お持ちの方(+付添1名)・中学生以下 無料
※本人に限り、会期中、何度でも入場可能
問合せ先:展覧会開催連絡協議会(BankART1929)TEL.045-663-2812
相互チケット割引(チケット提示で入場料100円割引)
建築家 浦辺鎮太郎の仕事 横浜展 「都市デザインへの挑戦」
会期:2020年11月14日(土)~12月13日(日)
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2Fスペース
開館時間:10:00-18:30(入館は18:00まで)
開催概要ページ
http://www.bankart1929.com/bank2020/news/20_027.html
「M meets M 村野藤吾展 槇 文彦展」特設サイト
http://bankart1929.com/MmeetsM/