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ゲンビ・休館前イベント「また会う日まで」

広島市現代美術館が全館無料開放

2020年12月5日初掲
12月13日 13:30 会期変更を追記

黒川紀章(1934-2007)が設計し、1989年に全国初の公立の現代美術館としてオープンした《広島市現代美術館》が、間もなく開館以来初となる大規模改修工事のため、長期休館に入ります(リニューアルオープンは2023年3月を予定)。

広島市現代美術館 俯瞰(設計:黒川紀章)

広島市現代美術館 俯瞰全景

12月28日より休館するのに伴い、12月1日(火)より~27日(日)の間、オープン・プログラムを実施し、全館無料開放となります。「ヒロシマ」をテーマにしたコレクションの観覧が無料に。さらに、美術館スタッフ以外は目にすることのない、何も作品を置いていない状態の「空っぽの展示室」が披露されるほか、改修工事で姿を変える場所の「今」を感じられる「ゲンビ・リコレクション」など、未来へ向けた美術館の姿も見ることができます。

クロージングイベントも各種開催。休館直前の12月26日(土)と27日(日)には、美術館のコレクションからダンスやパフォーマンスに関連した映像の上映や、美術館のガラスにキャンバスにした、アーティストによるライブ・ペインティングが開催されます。

そのほか、撮影証を付けて館内を撮影する「たてものを撮ろう、たてものと撮ろう!」や、受付で配布している専用の「フロッタージュ・キット」を使って、改修前の壁や床、柱などを用紙に写し取り、それが約2年後に美術館のリニューアル・オープンを知らせる「カード」になって手元に届く「たてものフロッタージュ大作戦 また会う日まで編」など、建設から31年、新しくなったゲンビに「また会う日まで」のカウントダウンがスタートします。

広島市現代美術館 外観

広島市現代美術館 外観(リリース発表時の提供)

休館の間は、美術館の外に同館のコレクションを展開。広島市内・県内のあちらこちらに作品を展示する「アウトリーチ・プログラム」を予定。第一弾として、広島市役所にて、館外コレクション展 A.市内編「どこかで?ゲンビ」を予定しています(会期:2021年1月25日[月]~2月12日[金])。

12月13日編集部追記:COVID-19(新型コロナウイルス感染症)予防および拡大防止対策に伴い、スケジュールが変更になっています。

オープンプログラムおよび休館中のイベントなど最新の情報は、現代美術館ホームページを参照してください。(en)

広島市現代美術館 外観

広島市現代美術館 外観

オープン・プログラム|ゲンビ・休館前イベント「また会う日まで」

会期:2020年12月1日(火)~27日(日)11日(金)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に伴い、スケジュールを変更し、12日(土)より臨時休館に入り、そのまま長期休館
開館時間:10:00-17:00
休館日:月曜
会場:広島市現代美術館(広島県広島市南区比治山公園1-1 / Google Map
入館無料(全館無料開放)

美術館公式ホームページ www.hiroshima-moca.jp

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2023年3月リニューアルオープン

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