※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大防止のため、スケジュールが変更される場合があります。最新の開催状況は、会場ウェブサイト・SNSなどで確認してください
東京・銀座3丁目の〈ロロ・ピアーナ 銀座店〉にて、建築家の青木 淳氏のキュレーションによるエキシビション「青木淳展 – The Touch Of Architecture」が4月16日(金)から開催されます(プレスリリース)。
ロロ・ピアーナ(Loro Piana)は、イタリアのハイエンド・ファッションブランドの1つ。昨年、東京の銀座中央通りに旗艦店〈ロロ・ピアーナ 銀座店〉をオープンしています。
ロロ・ピアーナ銀座店について:
2020年6月に銀座中央通りにオープンしたロロ・ピアーナ銀座店。その曲線を描くような印象的な建物は、銀座の街で際立つ存在感を放つ。
ファサードの高さは56メートル。上部の30メートルが空中に舞い上がるような形状。青木氏の発想は、風になびく、軽く、柔らかいファブリック。高級繊維が光を捉えて虹色光沢の輝きを放つ。ベースカラーはロロ・ピアーナのアイコニックなクンメルカラー。ファサードの下から上に向かってクンメルが徐々に薄れ、最上部はホワイトに。
ファサードの揺れるテクスチャーは、極薄のラミネートが貼られたミラー張りのスチールプレートによるもの。プレートの前面に銀座の街の光と色と躍動感が映し出されるように設計されているプレートは、3度という微妙な角度で向きを変えて取り付けられているため、反射された像が断片化し、さらにダイナミックな表情をみせる。都会のざわめきを忘れさせてくれるような抽象的な光景を創出する。
日本の繊細さと洗練さに包まれている〈ロロ・ピアーナ銀座店〉は、ロロ・ピアーナ独自の精神が込められ、細部に至るまで真の美を体感いただける店舗となっている。
このビルの設計者である青木 淳氏を迎えて開催される本展の会場は、通常はVIPルームとして使用されている4階のスペース。銀座の街並みの中、空に向かってうねりを見せる、細く長いこの印象的な銀座店のファサードのデザインが、青木氏の思考の中でどのように生み出され、実際にかたちとなったのか、その誕生までのストーリーを紹介する貴重な展覧会です。
青木氏のデザインのインスピレーション源となった、ロロ・ピアーナの歴史とDNA。世界に誇る最高品質の素材によって、極上の「Touch-手触り」を生み出すブランドの真髄と、その手触りからインスピレーションを得たファサードが誕生するまでの過程を青木氏自身がキュレーションし、視覚と触覚の両方で演出します。
展示会場中央に設置されるのは、薄い柔らかなファブリックを重ねたスクリーン。この特別なスクリーンに、プロジェクターという現代ではノスタルジックな映写機を使って、ブランドのストーリーを織り交ぜながら、銀座店が誕生するまでの軌跡を投影します。
ロロ・ピアーナの柔らかなカシミヤのソファーに座るなど、VIPルームの空間とインテリアを体験できる今回のエキシビションは、訪れた人に自宅のリビングでくつろぐように、リラックスしながらゆっくりと楽しんでほしいという趣向です。
青木 淳氏コメント:
ロロ・ピアーナの製品に触れてまず印象的だったのは、ビキューナやベビー・カシミヤといった貴重な素材の感触でした。非常に滑らかで、素肌にふれてもチクチクしない、これまで体験したことのないものでした。温かみがあるのだけどシャープで、視覚的に表現するならば光沢に近いとおもいました。ブランドカラーであるクンメルも、レンガ色なので温かく重みがあるのだけれど、生地に触れるとツルっとしています。本来共存しそうにない要素が、ロロ・ピアーナでは共存し得るのです。
訪れる人は、青木氏がロロ・ピアーナの生地に実際に触れて感じたこと、インスピレーションを得て、そこから建築というかたちにしていくそのプロセスを体験することができます。
会場:ロロ・ピアーナ 銀座店(東京都中央区銀座3-5-8 / Google Map)
会期:2021年4月16日(金)~5月9日(日)
営業時間:11:00-20:00(最終入場:19:30)
※4月24日(土)、25日(日)はイベントのため15:00よりクローズ
※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)予防および拡大防止策を実施
※コロナ拡大防止のため、スケジュールが変更される場合があります。最新の開催状況は、会場ウェブサイト・SNSなどで確認してください
詳細:
https://jp.loropiana.com/ja/Ginza-Aoki-Exhibition