2021年5月14日初掲、5月21日会場画像追加
2011年に結成されたウィンザーチェアの研究会《Windsor Department》の活動とその成果を紹介する企画展が、東京・銀座のATELIER MUJI GINZA Gallery1と Gallery2 にて7月4日まで開催されます。
《Windsor Department》は、17世紀後半のイギリス・ウィンザーとその周辺地域で、庶民の家庭や農家で使う実用的な椅子として指物師たちがつくり始めたとされるウィンザーチェアの世界に魅了された、デザイナーの藤森泰司、DRILL DESIGN(林 裕輔+安西葉子)、INODA+SVEJE(イノダ+スバイエ / 猪田恭子+ニルス・スヴェイェ)の諸氏が中心となり立ち上げた研究会です。
ウィンザーチェアという椅子の形式、その存在になぜこんなにも惹かれるのか? ということを意識的に探っていく試みを2011年にスタート。ウィンザーチェアのかたち、空気感、えも言われぬ魅力、〝ウィンザー的なるもの〟とは何かをさまざまなかたちで研究しています。
ウィンザーチェアというひとつの椅子の原型を進化させ、未来へとつなげる「リ・デザイン」に価値を置き、参加デザイナーがそれぞれのアプローチで実際に新たなウィンザーチェアをデザインする展覧会も、2011年の設立以来、不定期で開催し、時代を超えた持続的なデザインの在り方を探り、その成果を発表する場となっています(下の写真はこれまでに開催された《Windsor Department》の企画展)。
結成10周年の節目に、ATELIER MUJI GINZAにて開催される本展では、《Windsor Department》の思考のプロセスを垣間見る資料や模型、それぞれのデザイナーが具現化した計10脚の椅子を展示。さらには、先人たちがリ・デザインした歴史的なウィンザーチェアも展示されます。
1フロアで2つに分かれている会場のうち、Gallery1をDRILL DESIGNが、Gallery2を藤森泰司氏が空間デザインを手がけるのも見どころです。
また、本展の会期中、各種関連イベントの開催も予定されており、詳細は決まり次第、ATELIER MUJI GINZA公式サイトとSNSにて発表されます(諸般の事情により開催中止、または内容が変更になる場合も、同様にサイトとSNSにて発表)。
会期:2021年5月14日(金)〜7月4日(日)
開場時間:11:00-18:00(営業時間は店舗と異なり、休館は店舗に準じる)
会場:無印良品 銀座6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・Gallery2
入場料:無料
※会期や時間などの予定変更、またはイベント開催などにより、展示品の一部が見られない日時が発生する場合あり
企画協力:《Windsor Department》 藤森泰司、DRILL DESIGN、INODA+SVEJE
空間デザイン:藤森泰司(Gallery2)、DRILL DESIGN(Gallery1)
グラフィックデザイン:田部井美奈
展示品協力:一般財団法人家具の博物館、タイム アンド スタイル、かねみつ漆器店、カリモク家具、桜製作所、ダニエル、スカンジナビアンリビング
企画・運営:銀座 ATELIER MUJI GINZA / 良品計画
主催:無印良品
詳細
https://atelier.muji.com/jp/exhibition/3321/
《Windsor Department》公式Webサイト
http://windsordepartment.com/wp01/
ATELIER MUJI GINZA公式Webサイト
https://atelier.muji.com/jp/
Instagram: @ateliermuji_ginza
Twitter: @ateliermuji