COMPETITION & EVENT

高輪・貴賓館にて、イタリアのアート・デザインなどを発信する「Casa Italia」限定オープン

2021年7月27日初掲 / 7月31日館内動画シェア

イタリアのスポーツ、サステナビリティ、アート、デザインの各分野から優れたコンテンツを発信する「Casa Italia(カーサイタリア)」が、東京・高輪のグランドプリンスホテル高輪の敷地内にある、高輪・貴賓館に先ごろ開設され、イベントを主催する、イタリア国立オリンピック委員会により、内外観の様子がこのほど公開されました。

「Casa Italia」は、2021年7月下旬に開幕した、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(「東京2020」)にあわせて、イタリアおよび国際的なテレビネットワーク、アスリートのためのホスピタリティハウス兼スタジオとして用意されたものです。

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

ウェルカム エリア

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

ウェルカム エリア

「Casa Italia」は、1984年のロサンゼルス・オリンピックの際にホスピタリティハウスとして誕生し、今日では、オリンピックだけでなく、国際的なレベルで認知されたブランドとなっているとのこと。ユニークなストーリーテリングを通じて、訪れた人にイタリアの体験を伝えます。

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

2016年のリオ・オリンピックでは、文化の融合をテーマにした「Horizontal(ホリゾンタル)」をテーマに、2018年の平昌オリンピックでは、さまざなな文明との出会いにおけるイタリアの視点を表現した「Prospectum(プロスペクトム)」を掲げました。そして、2021年の東京五輪では「Mirabilia (ミラビリア=「驚異的なもの」の意) 」をコンセプトに、「Wonder(驚き)」をテーマにしたプロジェクトを展開しています。

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

高輪・貴賓館「Casa Italia 2021」外観(エントランス側)/ 300kgものペットボトルを再利用してつくられたタペストリー「Arazzo」が来場者を迎える(制作:Giovanni Bonotto)

今回のCasa Italia のコンセプト『Mirabilia (ミラビリア)』について:
「Mirabilia(ミラビリア)」とは、1500年から1700年にかけてのコレクターたちが収集した珍品を展示する空間「Wunderkammer(ドイツ語で「驚異の部屋」)」から由来しています。彼らは、かつて芸術作品(アーティフィシャル)と自然物(ナチュラリア)を収集し、それらを違いや上下関係なく一緒に展示していました。これらのコレクションを総称したものを「Mirabilia(ミラビリア)」、すなわち「驚異的なもの」と呼んでいます。現代の言葉に置き換えると、自然、伝統、芸術、スポーツを最高のレベルで高める「Marvelous(驚異的なもの)」を集め、保存し、公開するいわば宇宙のような空間です。

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

ホール / 梅田正徳が1980年にEdraのためにデザインした「Rose Chair」が”里帰り”。「Getsuen」とのインスタレーション

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

ペットボトルの再生繊維から織られた、Giovanni Bonottoによるアートワーク「Atlas」

また、2021年「Casa Italia」のコンセプトでもある「Mirabilia(ミラビリア)」では、「Marvel(驚異)」というテーマのもと、『ほんの少しの魔法のような瞬間』に入りこむような感覚を表現しています。今回イタリアと日本の文化を結ぶ上でのキーワードとなっている「Wonder(驚き)」。イタリア人が日本に魅了されるように、日本人もイタリアを代表するあらゆるものに魅了されることでしょう。Casa Italiaで展示されている「驚き」をテーマとした展示物の数々は、自然やそれを構成するもの、そして日常生活にある「魔法」や「驚き」に直面したときに感じるものです。(主催者 イタリア国立オリンピック委員会プレスリリースより)

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

ラウンジ / 中央:Campana兄弟(フェルナンド&ウンベルト・カンパーナ) がEdraのためにデザインしたソファ「Boa」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

ラウンジ / Elisa Sighicelliによるアートワーク「untitled」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

ラウンジ

会場となる高輪・貴賓館は、1911年(明治44年)に竣工した旧竹田宮邸。片山東熊(1854-1917)により設計された、煉瓦造2階建ての歴史的建造物です。室内は17〜18世紀初頭の様式で装飾され、細部にわたって優雅な意匠が散りばめられた格式のある建築物。[*]
*.グランドプリンスホテル高輪 Webサイトより
https://princehotels-shintakanawa.sp-wedding.jp/page/1/

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

Bar(バー)
中央:日本とイタリアの木材などを用いて、アート・デザインスタジオ Hillsideout(Nat Wilms and Andrea Zamelli)がデザインしたワインバー「Pozzo di Fortuna(Luck well)」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

Loris Cecchiniによるアートワーク「Aeolien Landform」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

ソーシャルルーム(Social rooms)
壁面パネル:Alcantara / 造作椅子:Nipa Doshi and Jonathan Levien of Moroso「Impossible Wood」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

今回の「Casa Italia」の会場構成では、すべての部屋が他の部屋とつながっている旧宮邸の平面構成を利用し、壁の装飾や暖炉を有するこれらの部屋をいったん紐解いてから、一連の「驚異の部屋」をつくり出してい流とのこと。館が有する歴史的な性質を考慮し、その特異性を高めるべくデザインされた展示に。アルカンターラ(Alcantara)、エドラ(edra)といったイタリアブランドによる空間装飾をはじめ、吉岡徳仁ほかアーティスト・デザイナー・建築家らも多数、参画しています。

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

レストラン(Casa Italia Restaurant)
カーボンニュートラルとして、2009年より認定されたサステナブルな素材のパネルで覆われたレストラン(壁紙:Alcantara)

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

Casa Italia Restaurant
アルカンターラ製の壁紙の間からは、貴賓館の元の壁紙を確認できる

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

Casa Italia Restaurant(チェア:Edra Gilda chair)

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

テーブルのデザイン:吉岡徳仁(Tokujin Yoshioka for Glasitalia)

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

Gilda chairはJacopo Fogginiが「Casa Italia」のために開発した特別色

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

食堂車をイメージしたレストラン「Vagone ristorante」
プロデュース:Alcantara / 制作:studio-f(スタジオエフ)

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

天井照明:Michele Arruda が Slampのためにデザインした Nuvem / テーブル&シートのデザイン:Gio Tirotto

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

コリドー(回廊)
壁の装飾:イタリアの敵スチルメーカー・Bonotto(ボノット)による壁紙「Garden Colobri(Wall&Deco wallpaper)」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

Bar(バー)

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

壁面のインスタレーション:Golschmied & Chiari「Untitled Views」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

ラウンジ 中央:Hillsideoutが手がけた「Games table(ゲームテーブル)」アマゾンの熱帯雨林の複雑さを表現してアマゾン産とイタリア産の木材を使用

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

ラウンジ
手前:Hillsideoutデザイン「Futbolin」(テーブルサッカー)
奥:アートワーク Adeleide Cioni「Il Mare(海)」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

テーブル:Patricia Urquiolaがデザインしたコーヒーテーブル「Liquefy」+Edra Essential(エッセンシャルソファ)

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

棚の装飾:Jaime HayonがBosaのためにデザインしたセラミック装飾

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

タイポグラフィ・プレスで構成された、Omaghi & Prestinariによる彫刻作品 「Affiorare(Surface, emerge)」

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が世界的に拡大する前は、一般入場を受け付けていましたが、今年は登録済みのプレス関係者(入場72時間前のPCR検査済み・または2回目のワクチン接種終了者に限る)など、セミクローズでの開催となっています。

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

Giuseppe Galloによるインスタレーション「Eroi(Heroes)」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

高輪・貴賓館「Casa Italia 2021」外観(中庭側)

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

画面中央:Matteo Thun が イタリアのガーデン家具ブランド・Ethimoのためにデザインしたブランコ、およびGiuseppe Galloによるインスタレーション「Eroi(Heroes)」

高輪・貴賓館「Casa Italia(カーサイタリア)2021」

高輪・貴賓館「Casa Italia 2021」夜間外観

メイキング動画(公式)

「Casa Italia」

開催期間:2021年7月22日(木)〜8月8日(日)
所在地:東京都港区高輪3丁目13-1 グランドプリンスホテル高輪 高輪・貴賓館(Google Map
入場方法:COVID-19(新型コロナウイルス感染症)予防のため、上記の入場制限を実施中
※イタリアオリンピック選手団関係者も出入りする会場のため、ご了承ください(主催者発表プレスリリースより)

本稿画像&動画提供:イタリア国立オリンピック委員会 / Casa Italia PR事務局

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン

東京五輪・東京2020 関連記事

FEATURE2021.07.24
【まとめ記事】日本が誇るピクトグラム・ピクトサインのデザイン
CULTURE2021.07.21

国立競技場ができるまでを定点撮影で辿る

写真集『国立競技場 Construction』刊行
CULTURE2021.06.05
野老朝雄デザイン+田中浩也サポートによる、再生プラスチックを原料に3Dプリンタで出力した立体で構成される「組市松紋」の表彰台

RECOMMENDED ARTICLE

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ