2021年8月13日初掲、8月24日画像追加
東京・銀座7丁目にある資生堂本社のウィンドウに、銀座の生態をさまざまな視点から観察し、採集物の立体コラージュ(ASSEMBLAGE)を一年を通して展開する展示プロジェクトが今春、スタートしています。
資生堂と共同でこのウィンドウアートを製作した博展のプレスリリースによれば、昨年来からのCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の猛威が収まる様相をみせないなかで、サステナブル・持続的な社会とは何か? 銀座という街の身近な生態の循環に改めて目を向けることで、未来へのヒントを見つけていこうとするもの。
4月から始まっている前期展示では、「銀座生態図 GINZA ASSEMBLAGE MAP」と題して、銀座の街のフィールドワークや生態調査を通じて発見した、銀座に生息する植物(街路樹 / 野良花など)や生物に着目しています。
展示では、銀座界隈を72の区画で割ったものを造形化。それぞれの”棚”で採取した場所を示しつつ、銀座の歴史との関係などもあわせて表現し、知られざる銀座のストーリーを伝えます。
実際に銀座の街で採集した植物や花を転写・ドライ化し、葉脈の特徴を浮かび上がらせたものや、バードカービングによる鳥の彫刻、街で発見した植物の生え方など、さまざまなクラフトワークを組み合わせて展示を構成しています。
プロジェクトでは、銀座を取り巻く人々とのフィールドワークや、資生堂 銀座オフィスのウィンドウアートを通じて、銀座の生態についての情報を発信していく予定で、年間を通じて実施するウィンドウディスプレイの転換に合わせ、前期、中期、後期の3つのフェーズで構成。さまざまな視点から銀座を発見-観察-創造していく予定とのことです。(en)
前期展示:「銀座生態図 GINZA ASSEMBLAGE MAP」
前期展示期間:2021年4月~8月下旬
展示場所:資生堂本社 / 資生堂銀座ビル
所在地:東京都中央区銀座7-5-5(Google Map)
制作:資生堂、博展
プロジェクトチーム:
エグゼクティブクリエイティブディレクター:信藤洋二(資生堂 クリエィテイブ本郡)
クリエイティブディレクター:堀 景祐(資生堂 クリエィテイブ本郡)
プランナー:中里洋介(博展)
デザイナー:中榮康二(博展)
プロモーター:長谷川拓哉(博展)
リサーチ・制作担当:青栁龍佳、西村直気、鈴木 慧、伊藤愛希、志波友樹、藤原慧茉、森 茉衣子、成川就一、Quia Bian、本田洋平、熊崎耕平、津 賢司、高橋 匠 (博展)
カメラマン:JUNPEI KATO
Shiseido Creative Vimeo 動画「銀座生態図_PART1」
https://vimeo.com/566947519
博展プレスリリース(2021/08/11)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000039931.html