山梨県富士吉田市を舞台に、同市のテキスタイルを活用した、12の機屋による展示と、10組のアーティストによるアート展の2つからなる「FUJI TEXTILE WEEK 2021(フジ テキスタイル ウィーク)」が開催されます(主催:FUJI TEXTILE WEEK 実行委員会)。
富士吉田市の地場産業であるテキスタイル産業とアートを結びつけ、次なる新しい産業へと発展させていくことを目指したプロジェクトで、同市における初の試みです。
富士吉田市は、緑豊かな景観と、富士山からの水の恵みによって、1000年以上続く織物の町として栄え、近代以降はテキスタイル産業がまちの基盤になりました。しかし、やがて海外の廉価な生地に押されて、受注量が減少、日本のテキスタイル産業全体が衰退していきます。富士吉田のまちも同様で、目抜き通りでも空き店舗や空き地が増えました。
そのようななかで、富士吉田市のテキスタイル産業には、ここ10年で多様な変化が起こっているといいます。地方創生の機運とともに、産業の再生を図るプロジェクトが立ち上がり、クリエイターたちが富士吉田市を訪れるようになったとのこと。
本イベントのテーマは「織りと気配」。アート展示では、中心市街地周辺の空き店舗、蔵、旧銀行などを舞台に、大巻伸嗣、郡 裕美、手塚愛子ら10組のアーティストらが、富士吉田の機屋などから素材の提供を受け、作品を発表します。
会期中は、アーティストや機屋の関係者によるトークショーや、ライブパフォーマンス、機屋の工場を見学するバスツアーなどの交流プログラムも展開。テキスタイルを中心とした地域資源とクリエイティビティを混交し、テキスタイルの創造・普及・活性・継承のためのクリエイションとネットワークを未来へと紡いでいくことを目指します。
富士吉田のアイデンティティーを人々が再発見し、テキスタイルの新たな魅力と可能性が、この「FUJI TEXTILE WEEK 2021」を通して発信されます。
最新の情報は、公式webサイトを参照してください。(en)
内容:アート展・機屋展示・交流プログラム
アート展「Textile & Art 展」
会期:2021年12月10日(金)〜2022年1月9日(日)
参加作家:今井俊介、大巻伸嗣、奥中章人、郡 裕美、児玉麻緒、高須賀活良、髙畠依子、手塚愛子、西尾美也、maison 2,3(五十音順)
ディレクター:南條史生
キュレーター:沓名美和
コーディネーター:大木彩子、新居音絵
現地コーディネーター:八木 毅、杉原悠太
機屋展示「WARP & WEFT展」
会期:2021年12月10日(金)〜12日(日)
機屋展示プロジェクトマネージャー:赤松智志
機屋展示ディレクター:高須賀活良
機屋展示コーディネーター:森口理緒
開館時間:10:00-16:00
休館日:月火水曜、年末年始(12月27日〜2022年1月5日)
※12月13日-15日、12月20日-22日も会場全体がCLOSEとなります
※12月16日以降の開館日は1日2回のツアー形式
①10:00-12:00 ②13:00-15:00
集合場所:SARUYA HOTEL
https://saruya-hostel.com/ja/
※[1月3日発表] 1月8日(土)-9日(日)は全会場を一般開放(10:00-16:00 / ガイドツアーも上記時間で開催 / 詳細は公式サイト参照)
観覧料:無料
開催地:山梨県富士吉田市中心市街地および地域の機織工場
主催:FUJI TEXTILE WEEK 実行委員会
後援:富士吉田市
協力:エヌ・アンド・エー、ロフトワーク 、Fabcafe LLP.、ワンオー、渡東、白百合醸造、本町二丁目商店街、本町三丁目商栄会、本町大好きおかみさん会
*本プロジェクトは文化庁「上質な観光サービスを求める旅行者の訪日等の促進に向けた文化資源の高付加価値化促進事業」採択事業として開催
問い合わせ先:FUJI TEXTILE WEEK 実行委員会
TEL:0555-75-2214(DOSO /SARUYA HOSTEL内)
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000089143.html
「FUJI TEXTILE WEEK」公式Webサイト
https://fujitextileweek.com/