2022年3月1日初掲、3月2日会場写真追加
イギリスを代表する現代作家の一人、ダミアン・ハーストの展覧会が、東京・六本木の国立新美術館にて3月2日より開催されます。
これまでに、日本国内では以下のプロフィールの通り、2008年と2009年開催の展覧会への出展があるハーストですが、大規模な個展開催は今回が初となります。
ダミアン・ハースト(Damien Hirst)プロフィール
1965年、英国ブリストル生まれ。リーズで育ち、1984年からロンドン在住。
1988年、ゴールドスミス・カレッジ在学中に、学生と共に作品を展示した「フリーズ」展を主催。同展はハーストだけでなく、その他の新進アーティストのキャリアをスタートさせるきっかけになるとともに、「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBAs)」の誕生を示すものとなった。1995年にはターナー賞受賞。彫刻、インスタレーション、絵画、ドローイングといった創作活動において、生と死、過剰さ、儚さといったテーマを探求する。
これまでに2012年にはロンドンのテートモダンにて大規模回顧展となる「ダミアン・ハースト」展、ヴェネツィアのパラッツォ・グラッシおよびプンタ・デッラ・ドガーナにて2017年に「難破船アンビリーバブル号の宝物」展、2021年パリのカルティエ現代美術財団で「ダミアン・ハースト 桜」展を開催。日本では2008年の「英国美術の現代史:ターナー賞の歩み」、2009年の「医学と芸術:生命と愛の未来を探る」(共に森美術館)などへの出展歴がある。
ダミアン・ハーストは、その30年以上にわたるキャリアの中で、絵画、彫刻、インスタレーションとさまざまな手法を用いて、芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマを深く考察してきました。本展で披露される、ハーストの最新作〈桜〉シリーズは、カルティエ現代美術財団により、2021年にパリで開催された展覧会にて披露され、国際的に高い評価を得た絵画シリーズです。
この〈桜〉シリーズでハーストは、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった西洋絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画を完成させました。1980年代後半以降、継続的に抽象絵画を制作してきたハーストにとって、色彩や絵画空間に対する探究の大きな成果となっています。大きいものでは縦5 メートル、横7メートルを超える画面に描かれた風景は、儚くも鮮やかに咲き誇る桜並木の下に身を置いた時のように、私たちを幻想的な世界に誘います。
日本巡回展となる今回の「ダミアン・ハースト 桜」では、107点から成る〈桜〉のシリーズから、作家自身が24点の大型絵画を選び、展示空間を構成するのも大きな見どころです。
下の写真12点:「ダミアン・ハースト 桜」展示風景 2022年 国立新美術館
Photographed by Masaya Yoshimura © Damien Hirst and Science Ltd. All rights reserved, DACS 2022
会期:2022年3月2日(水)〜5月23日(月)
休館日:火曜 ※5月3日(火・祝)を除く
開館時間:10:00-18:00
※毎週金・土曜は20:00まで
※入場は各日共通 閉館30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室2E
所在地:東京都港区六本木7-22-2(Google Map)
観覧料(当日):一般 1,500円、大学生 1,200円、高校生 600円、中学生以下無料
※障害者手帳を持参の方は入場無料(付添1名を含む)
問合せ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
主催:国立新美術館、カルティエ現代美術財団
共催:日本経済新聞社
国立新美術館 公式ウェブサイト
https://www.nact.jp/
『TECTURE MAG』への感想など、アンケートにお答えいただいた方の中から、本展のペアチケットを2組4名さまにプレゼントします。
※受付終了。応募多数につき抽選、発送まで完了しています。
受付期間:2022年3月2日(水)〜3月8日(月)終了
※応募者多数の場合は抽選
※結果発表:チケットの発送をもって了
※発送に関する個々の問合せには対応しませんのでご了承ください
※発送完了後、都道府県を除く住所情報は削除し、データとして保有しません