東京湾岸・天王洲の寺田倉庫G1ビルの特設会場にて、展覧会「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」が4月5日に開幕、5月26日まで開催されています。
本展は、独特のアングル・色彩・センスと世界観で、熱狂的なファンを持ち、2014年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した映画『グランド・ブダペスト・ホテル』や、同映画祭で2018年に銀熊賞(監督賞)を受賞した『犬ヶ島』などの作品で知られる、米国の映画監督、ウェス・アンダーソン(Wesley Anderson、1969-)へのリスペクト、オマージュに溢れています。
会場に展示された300点余の写真は、いずれもアンダーソン監督の映像作品に登場するような、映画のワンシーンを切り取ったかのよう。これらは実在の風景を撮影したもので、183万人のフォロワーを有するインスタグラムコミュニティ「AWA」に投稿された写真でもあります[*]。
*.AWA: Accidentally Wes Anderson
2017年にアメリカ・ニューヨークのブルックリンで、ワリー&アマンダ・コーヴァル夫妻が旅行計画のバケットリスト(死ぬまでにしたい100のこと)を構想したことに始まるコミュニティAWA(Accidentally Wes Anderson)インスタグラム
https://www.instagram.com/accidentallywesanderson/AWAコミュニティページ
https://accidentallywesanderson.com/
本展の会場構成は、映画『グランド・ブダペスト・ホテル』の作品世界を再現した「Check in, Please」など、10のテーマに分かれています。テーマごとに展示された写真の撮影地など、その1枚の背景にあるストーリーも(会場に掲示されたQRコードを手持ちのカメラ付き端末で読み込むことで)知ることができるのも特徴です。
会場構成(各章):Welcome Adventurers / Open Your Photo Album / Mind the Gap / Check in, Please / The Terminal / Cities to Explore / Cool Pools / Colorful Collection / Relax in Nature / Visitors Center
会場を巡るうちに、世界のどこかに在る、知られざる場所を訪れているかのような、旅を疑似体験ができるように構成されているとのこと。アンダーソン監督の作品を見たことがない人でも楽しめることでしょう。
なお、会場内の撮影は、動画も含めて認められています。
今回の開催に先立ち、本展は韓国・ソウル市内で「우연히 웨스엔더슨(AWA)」として開催され、2021年11月27日から翌年6月6日までの会期中、25万人を動員したとのこと。話題の展覧会の日本巡回です。
会期:2023年4月5日(水)~5月26日(金) ※会期中、休館日なし
開場時間:11:00-19:00
※金・土曜および4月30日~5月4日、5月22日~25日は20:00閉場
※入館は各日とも閉館30分前まで)
会場:寺田倉庫G1ビル
所在地:東京都品川区東品川2丁目6-2(Google Map)
入場料(税込):一般2,000円、大学生1,500円、高校生以下1,000円、未就学児は入館無料
※学生券購入時に学生証の提示要(小学生を除く)
※障がい者手帳の提示で本人と付き添い1名まで半額(一般1,000円、大学生750円、高校生以下500円)
※状況により、オンラインによる事前予約が必要となる場合あり
#Bunkamurachannel:「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」スポット映像(2023/03/03)
問合せ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
主催:ドリームスタジオ、Bunkamura、産経新聞社、WOWOW
展覧会公式ウェブサイト
https://awa2023.jp/
東京展 公式インスタグラム
https://www.instagram.com/awa__tokyo/
#サーチライト・ピクチャーズ:映画「グランド・ブダペスト・ホテル」メイキング映像(2015/03/31)