東京・丸の内にある[GOOD DESIGN Marunouchi]にて、2023年度グッドデザイン大賞候補(ファイナリスト)を紹介する企画展「踏み出すデザインのちから グッドデザイン賞 2023ファイナリスト展」が1月7日より開催されます(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)。
グッドデザイン賞の大賞とは、一次審査、二次審査を経て選定された「グッドデザイン賞」の中から1件(1組)にだけ授与されるものです。2023年は5447件のエントリーがあり、1548件が「グッドデザイン賞」を受賞。この中から「グッドデザイン・ベスト100」が選ばれ、さらに金賞以下の各特別賞が選出されます。「ファイナリスト(大賞候補)」は上位の「金賞」から選出されるもので、一般からのウェブ投票と最終プレゼンテーションを経て、2023年11月に決定しています(2023年の大賞審査結果はこちら)。
大賞受賞
受賞対象名:老人デイサービスセンター「52間の縁側」
受賞企業:オールフォアワン+山﨑健太郎デザインワークショップ
老人デイサービスセンター〈52間の縁側〉が2023年度グッドデザイン大賞を受賞、設計は山﨑健太郎デザインワークショップ、事業主・オールフォアワンとの共同受賞
受賞対象名:学校をつくるプロジェクトの集合体「神山まるごと高専」
受賞企業:学校法人神山学園、神山町
受賞対象名:市民科学プロジェクト「NHKシチズンラボ」
受賞企業:日本放送協会
受賞対象名:乗用車「プリウス」
受賞企業:トヨタ自動車
受賞対象名:電動シェーバー「Panasonic ラムダッシュ パームイン ES-PV6A」
受賞企業:パナソニック
今年のグッドデザイン大賞ファイナリスト5件のデザインは、結果としてそれぞれ異なる分野から選ばれていたのが特徴でした。これからの社会でデザインが目指すべき方向や、今日のデザインの1つの到達点ともいえる大きなポテンシャルを持っていたとのこと。デザインという手法を用いて社会の課題やテーマに向き合い、応えていこうとする意思の表れであり、これから先のより良い未来へ向けて前に進もうとする力(ちから)でもあるとも言えます。
本展は、デザインの分野や表現の違いを超え、最新のグッドデザイン賞ファイナリストのデザインに集約されていた「現状から踏み出して行くデザインのちから」を、展示によって浮かび上がらせようという試みです。
展示内容
・最新グッドデザイン賞ファイナリストのキーワード、キーテーマ
・担当デザイナー、グッドデザイン賞審査委員のメッセージ動画
・近年のグッドデザイン賞ファイナリスト紹介
会期:2024年1月7日(日)〜1月30日(火)※会期中無休
会場:GOOD DESIGN Marunouchi
所在地:東京都千代田区丸の内341 新国際ビル1F(Google Map)
開場時間:11:00-20:00(1月30日は19:00閉場)
入場料:無料
企画・主催:公益財団法人日本デザイン振興会
アートディレクション:黄 善佳(Fang design.)
映像:垂見幸哉(MINGLE)
日本デザイン振興会 Website
https://www.jidp.or.jp/ja/
GOOD DESIGN AWARD Website
https://www.g-mark.org/