通常非公開の建築を見学できるイベント「東京建築祭」（5/25-26）

2024年5月25日と26日に開催される建築公開イベント「東京建築祭」の主な企画内容が4月11日に発表されました（以下は発表時点のもの）。
同日には公式ウェブサイトもオープン、ガイドツアーの申し込み受付を開始（抽選）。特別公開プログラムなどの詳細情報も、同サイトにて4月17日に公開となる予定です。

参加建築・プログラムについて

特別公開

件数（4月11日時点）：16件
公開される建物：東京ステーションホテル、新東京ビルヂング、国際ビルヂング、堀ビル、明治生命館（丸の内 MY PLAZA）、日証館、三井本館、三越劇場、江戸屋、丸石ビルディング、川崎ブランドデザインビルヂング、井筒屋、カトリック築地教会、SHUTL（中銀カプセルタワー カプセル再活用）、築地本願寺、安井建築設計事務所 東京事務所
見学料：無料
見学方法：事前申込不要

日本橋兜町 日商館 外観

丸の内 MY PLAZA アトリウム空間からの明治生命館　Photo: TEAM TECTURE MAG

井筒屋（the design gallery）外観　Photo by Ikunori Yamamoto
板坂 諭氏が主宰するthe design laboが築約100年の”看板建築”古民家（旧井筒屋）をギャラリー兼サテライトオフィスとして再生した（詳細はこちら）

解体された〈中銀カプセルビル〉からレスキューされたカプセルを再利用、松竹が東銀座の本社に隣接した敷地にオープンしたアートスペース・SHUTL（シャトル） Photo: TEAM TECTURE MAG

浄土真宗本願寺派 築地本願寺 外観

ガイドツアー

催行数：44コース （4月11日時点、カッコ内 ※注釈は『TECTURE MAG』編集部にて補足）
公開される建物：
・日本工業倶楽部会館　本格的なセセッション様式建築、館内特別ツアー
・丸の内熱供給　街全体の建築群をつなぐ、地下エネルギープラント特別潜入
・東京會舘　甲斐みのり氏と”名建築でスイーツを”　“社交の殿堂”を特別見学
・TOKYO TORCH　設計者と迫る、日本一の超々高層開発プロジェクト
・東京ステーションホテル　東京駅復原に携わった建築史家といく名門ホテル、コースランチ付き
・GINZA SIX・東京国際フォーラム・東京駅　照明デザイナーと夜の建築照明ツアー
・東京国際フォーラム　世界的建築家の代表作、屋上＆非公開エリアを特別見学
・市政会館　日比谷のシンボル特別見学ツアー！ 時計塔内部にも潜入
・帝国ホテル東京　日本最高峰のホテル、村野藤吾の茶室「東光庵」特別見学
・髙島屋日本橋店　百貨店建築で初の重要文化財（※村野藤吾が改修設計を担当）、開店前に特別見学
・三越日本橋本店　日本を代表する百貨店建築、三越劇場も特別見学
・三井本館　旧三井財閥の本拠、”東洋一の大金庫”と旧社長室を特別見学
・水天宮　有馬家17代の宮司と行く、伝統と最新技術を融合した神社建築
・京橋エドグラン・東京スクエアガーデン　「明治屋京橋ビル」と再開発棟の融合、設計者と特別見学
・教文館・聖書館ビル　アントニン・レーモンドの名建築へ、非公開エリアに潜入
・銀座ライオンビル　甲斐みのり氏と”名建築でランチを” クラシックホールで特別ランチ
・Ginza Sony Park　”ソニーらしい建て替え”を完成前に特別公開
・GINZA KABUKIZA　設計者と行く 歌舞伎座＆歌舞伎座タワー、屋上庭園まで
・SHUTL　中銀カプセルタワービル建築責任者のスペシャルトーク、設計秘話とメタボリズム
・JINS東京本社　約3年限定の新社屋（※髙濱史子がリノベーションして2023年12月完成）、設計者と「美術館×オフィス」特別見学
上記ほか（詳細が決まり次第、公式ウェブサイトにて発表）
見学料：原則有料（一部を除く）
参加方法：要事前申込（抽選あり）
申込受付期間：4月11日（木）～26日（金）
※抽選後は予定定員に空きがあるコースに限り、先着順にて受け付ける

千代田区丸の内 日本工業倶楽部会館 外観

東京駅舎 ドーム天井見上げ（東京ステーションホテルの内部から高い位置で眺めることができる）

東京国際フォーラム 天井見上げ

三越日本橋本店（夕景） Photo: TEAM TECTURE MAG

三井本館 / モスラー社製 “東洋一の大金庫”

Ginza Sony Park 鳥瞰

安井建築設計事務所 東京事務所 内観

各種イベント・企画

ブックフェア（4月11日時点）
参加書店：丸善丸の内本店、丸善日本橋店、丸善お茶の水店、教文館書店（銀座）、ジュンク堂池袋本店、ジュンク堂立川高島屋店

会員制コミュニティ「建築祭オフィシャルクラブ」
オンラインとリアルを併用した会員制コミュニティ。京都モダン建築祭、神戸モダン建築祭と連携して各分野の専門家と建築ファンをつなぎます。
https://club.kenchikusai.jp/

東京建築祭キックオフイベント
日時：2024年5月20日（月）18:00-20:00
ナビゲーター：倉方俊輔（実行委員長、建築史家）
ゲスト：藤本壮介（建築家）、ほか
建築解説：齊木由多加（三越劇場）

「東京建築祭」開催概要

実施日：2024年5月25日（土）、26日（日）
注.5月18日（土）〜5月24日（金）に開催するプログラムあり
開催エリア（予定）：日本橋・京橋、丸の内・大手町・有楽町、銀座・築地、ほか
参加建築（4月11日時点）：近代から現代まで、東京の多様な建築約30件
参加費：一般公開は無料、ガイドツアーや各種イベント参加は有料

パートナー企業（主催者発表順、4月11日時点）：ジンズ ホールディングス、山下PMC、竹中工務店、三菱地所設計、梓設計、安井建築設計事務所、日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、久米設計、日本設計、DE-SIGNグループ、Tokyo Localized
実行委員長：倉方俊輔（大阪公立大学教授）
実行委員：伊藤香織（東京理科大学教授）、田所辰之助（日本大学教授）、山﨑鯛介（東京工業大学教授）、野村和宣（三菱地所設計 エグゼクティブフェロー、神奈川大学教授）、松岡孝治（公益財団法人東京観光財団）、宮沢 洋（ブンガネット代表）、以倉敬之（合同会社まいまい 代表）
監事：田中 慎（税理士法人田中経営会計事務所 税理士）
事務局：合同会社まいまい
主催：東京建築祭実行委員会
助成：公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [芸術文化魅力創出助成]

「東京建築祭」公式ウェブサイト（2024年4月11日オープン）
https://tokyo.kenchikusai.jp/

「東京建築祭」公式SNS
Instagram
https://www.instagram.com/tokyokenchikusai/
X（旧Twitter）
https://twitter.com/tokyokenchiku

クラウドファンディング（5月8日まで実施）

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