10月は、異なる領域や人、場所が「交わる」ことで、新たな可能性をひらく建築やデザインのイベントが各地で開催されます。若手建築家がそれぞれの思考や提案をかたちにする展覧会から、アート、デザイン、工芸を横断する国際イベント、都市を舞台に多様な文化が展開される芸術祭、そして京都のまちに息づく建築を実際に巡る建築祭まで。そこには、分野や世代を越えた出会いだけでなく、建築と都市、文化と暮らしが関係を結び直していくさまざまな試みがあります。それぞれの境界を越え、新しい発想や体験が生まれる場へ、出かけてみませんか。
京都に現存するモダン建築を一斉公開する「京都モダン建築祭」が、5周年を迎えます。2026年は過去最多となる約150件の建築が参加し、〈TIME’S〉や〈京都コンサートホール〉、〈京都大学人文科学研究所分館〉など61件をパスポートで公開。所有者や設計者、建築史家などの専門家と巡る約120コースのガイドツアーも実施されます。さらに、安藤忠雄氏によるスペシャルトークや、建築・庭園・工芸・美術・茶文化をつなぐ「東山大茶会」などの特別企画も開催されます。
京都モダン建築祭
会期:2026年10月31日(土)~2026年11月8日(日)
エリア:京都府京都市内各所
前橋市のまちづくりビジョン「めぶく。」を起点に、中心市街地を舞台として初開催される国際芸術祭。アーツ前橋や前橋文学館、まえばしガレリアをはじめ、文化・商業施設や公共空間などを活用し、アート、建築、音楽、食など多分野のプログラムを展開します。民間主導による中心市街地の再生や、地域で活動する多様な主体とも連携。美術館など単一の施設で完結させず、まちなかの複数の場所をつなぎながら構成される芸術祭です。
第1回 前橋国際芸術祭 2026
開催日:2026年9月19日(土)〜2026年12月20日(日)
主要会場:アーツ前橋、まえばしガレリア、白井屋ホテル、前橋市中心市街地エリア
これからの活躍が期待される35歳以下の若手建築家に発表の機会を提供し、建築の可能性を提示することを目的に、2010年から毎年開催されている展覧会です。17回目となる今回は、五十嵐淳氏の審査により7組を選出。それぞれの建築に対する考えや提案を、模型、ドローイング、写真、映像、インスタレーションなど多様な表現で紹介します。会期中にはギャラリートークや、伊東豊雄氏、藤本壮介氏、永山祐子氏、平田晃久氏ら建築家を迎えた、出展者と議論を交わすシンポジウムも行われます。
U-35 Architects exhibition 2026 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2026
会期:2026年10月16日(金)~2026年10月26日(月)
会場:グランフロント大阪 うめきたシップ 2F うめきたシップホール
東京都が2026年に初開催する、東京を舞台とした国際文化芸術祭。アート、演劇、音楽、イルミネーションなど多様なプログラムを通して、東京の文化芸術を国内外へ発信します。統括プロデューサーを齋藤精一氏、統括セノグラファーを永山祐子氏が務め、セノグラファーとして西澤徹夫氏、森 純平氏が参加。臨海、日比谷・丸の内、代々木・渋谷の3つのコアエリアを設定し、公園や水辺などの都市空間も活用しながら各プログラムを展開します。
ARTE TOKYO
会期:2026年10月10日(土)〜2026年12月31日(木)
エリア:臨海エリア、日比谷・丸の内エリア、代々木・渋谷エリア
アート、デザイン、クラフトを横断する国際イベントとして、2026年に初開催される「Kyōto YouMe Triennale」。3年ごとの開催に向けた出発点となる「MANIFESTO Edition」として、「making-つくる」をテーマに掲げ、国内外のつくり手による作品や活動を紹介します。「Manifesto」展をはじめ、工藝や伝統技法をルーツとしながら、現代の環境に応答する新世代10組を紹介する「Adaptive Radiation」を展開。サテライト展示「YouMe Open」や国際カンファレンスなど、複数のプログラムで構成されます。
Kyōto YouMe Triennale 2026 — Edition “Manifesto”
会期:2026年10月9日(金)〜2026年10月18日(日)
会場:東本願寺 渉成園、重信会館、京都リサーチパーク、京都各所
このほかにも、『TECTURE MAG』ではさまざまなイベント情報を紹介中です(随時更新)。お見逃しなく!
参照:一般社団法人 DESIGN KYOTO プレスリリース、京都モダン建築祭実行委員会 プレスリリース、エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社 プレスリリース、 TECTURE MAG COMPETITION&EVENT掲載記事
トップ画像:京都モダン建築祭実行委員会 プレスリリース、エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社 プレスリリースより