今年5月8日に速報した、国際文化芸術祭「ARTE TOKYO(アルテ トーキョー)」の続報です。
「ARTE TOKYO」は、2026年秋冬の東京を舞台に、東京で催されるアート、演劇、音楽、イルミネーション、エンターテインメントなど多彩なプログラムを結び合わせ、ひとつひとつの輝きを都市全体の魅力として描き出すことを試みるフェスティバルです。今回が初開催(主催:東京都、東京国際文化芸術祭実行委員会)。
統括プロデューサーを齋藤精一氏(パノラマティクス)が務めるほか、永山祐子、西澤徹夫、森 純平の建築家諸氏がクリエイティブチームに名を連ねています(齋藤氏のコメントなど5月時点の概要は、本稿フッターの関連リンク / EDITOR’S PICSを参照)。

「ARTE TOKYO」ステートメント(デザイン:木住野彰悟)
開幕100日前の7月初旬、東京・有楽町の[Tokyo Innovation Base]にて、齋藤氏ら関係者が「ARTE TOKYO」への出展が決まったアーティストやプログラムなどを発表する「Gathering Day」が行われ、『TECTURE MAG』ではメディア各社とともにこれを取材しました。
「Gathering Day」では、津川恵理氏が主宰するALTEMY、ガラージュ、GROUP、藤本壮介氏、湯浅良介氏ら建築家の名が新たな出展者として発表されています(以下、一部で敬称略)。

「ARTE TOKYO」計画概要と各エリア構想について説明する、統括プロデューサーの齋藤精一氏 Photo: TEAM TECTURE MAG

「ARTE TOKYO Gathering Day」には、ARTEクリエイティブチームのメンバーのフォトセッション。会場には、メディア各社のほか、コアプログラム、ハイライトプログラム、パートナープログラムの出展者や主催・共催・サポーター各社の関係者が出席 Photo: TEAM TECTURE MAG
「ARTE TOKYO(アルテ・トーキョー)」開催概要
開催期間:2026年10月10日(土)〜12月31日(木)
開催コアエリア:臨海エリア、日比谷・丸の内エリア、代々木・渋谷エリア
主催:東京都、東京国際文化芸術祭実行委員会(委員長:青柳正規 / 東京大学名誉教授、アーツカウンシル東京機構長)
共催:公益財団法人東京都歴史文化財団
サポーター:全日本空輸(ANA)、東京地下鉄(東京メトロ)、東京都交通局
メディアサポーター:朝日新聞社、J-WAVE、ジャパンタイムズ、日本経済新聞社、日経BP、読売新聞社ARTEクリエイティブチーム
・統括プロデューサー:齋藤精一(パノラマティクス 主宰)
・統括セノグラファー:永山祐子(永山祐子建築設計 主宰)
・ARTEプログラムディレクター:青木 彬(藝と 代表)
・ARTEプログラムディレクター:井口皓太(CEKAI 代表)
・ARTEプログラムディレクター:吉田山(FLOATING ALPS 代表)
・ARTEセノグラファー:西澤徹夫 (西澤徹夫建築事務所 主宰)
・ARTEセノグラファー:森 純平(interrobang 代表)
・ARTEアートディレクター:木住野彰悟(6D 代表)
・ARTE TOKYO CIRCUSディレクター:田中未知子*(一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー代表理事)
・浜離宮アートプロジェクトプロデューサー:選定中*印は今回新たに発表されたメンバー
後列(左から):木住野彰悟、森 純平、西澤徹夫、吉田山、青木 彬の4氏
前列:齋藤精一、古屋留美(東京都生活文化局長)、青柳正規、田中未知子の4氏

全体概要 注.ハイライトプログラムは昨年度までの実績等に基づく名称・開催予定を含む(2026年度の開催については各主催団体の発表をもって正式とする)
これが初開催となる2026年の「ARTE TOKYO」では、臨海エリア、日比谷・丸の内エリア、代々木・渋谷エリアの3つをコアエリアとして開催。ARTE コアプログラム、ハイライトプログラム、そして公募で選出され都内各所で行われるパートナープログラムで構成されます。東京2020大会[*1]文化プログラムのリバイバルをはじめ、多数のアートやエンターテインメント企画を展開。多様な地域と国内外の多くの人を巻き込んだ、東京ならではの新たな都市の祭典として今後も開催されます。
*1.東京2020大会:コロナ禍の影響で2021年に開催された第32回オリンピック競技大会(2020 / 東京)および東京2020パラリンピック競技大会の総称
参加アーティスト(アイウエオ順、以下同):GROUP、齋藤精一、鈴木康広、永山祐子、湯浅良介、Rhizomatiks

上段(左から):GROUP(ロゴ)、鈴木康広、齋藤精一
下段:永山祐子、湯浅良介、Rhizomatiks(ロゴ)

永山祐子建築設計〈うみのハンモック〉展示イメージ
参加アーティスト:エキソニモ、笹原花音、鈴木康広、藤倉麻子、西澤徹夫+森 純平、magma

上段(左から):エキソニモ(イメージ)、笹原花音、鈴木康広、藤倉麻子
下段:西澤徹夫、森 純平、magma

エキソニモ〈Kiss, or Dual Monitors 2026〉展示イメージ(2026年恵比寿映像祭ヴァージョン / 2026年2月6日〜23日、恵比寿ガーデンプレイス センター広場)
参加アーティスト:ALTEMY、東 弘一郎、大巻伸嗣、ガラージュ、島田正道、鈴木康広、玉山拓郎 、藤本壮介、目 [mé]

上段(左から):ALTEMY、東 弘一郎、大巻伸嗣
中断:ガラージュ、島田正道、鈴木康広
下段:玉山拓郎 、藤本壮介、目 [mé]

大巻伸嗣〈Gravity and Grace〉展示イメージ(「Playground Becomes Dark Slowly」2024年4月27日~5月12日)
上記・コアエリアでは「ARTE TOKYO」で展開するアート作品とも呼応したサイトスペシフィックな現代サーカスや大道芸が上演されます。
日本における現代サーカスの第一人者で、公共空間をアーティストに開放する東京都の「ヘブンアーティスト事業」でイベントプロデューサーも務める田中未知子氏が、「ARTE TOKYO CIRCUS」のディレクターを務めます。

「ARTE TOKYO CIRCUS」公演イメージ(2023年 瀬戸内サーカスファクトリーによる東京ミッドタウン公演の様子)
「ATRE TOKYO」の会期中、約1カ月限定で、特別名勝・特別史跡の浜離宮恩賜庭園が夜間に特別公開されます。通常は閉園している夜の庭園を舞台にアートを展開、新たな景色を創出する狙いです。

浜離宮恩賜庭園
日程(調整中):2026年11月中旬から12月下旬のうち30日間程度
夜間特別開園時間(調整中):18:00〜21:30
※詳細が決まり指定、「ARTE TOKYO」公式ウェブサイト・SNSにて発表
官民を問わず公募が行われたパートナープログラムは、7月3日時点で参加数75。参画プログラムは今後、順次発表があるとのこと。

パートナープログラム:EXHIBITION(エキシビション)参加者一覧

パートナープログラム:PUBLIC ART(パブリックアート)参加者一覧

パートナープログラム:MUSIC & PERFORMANCE(ミュージック&パフォーマンス)参加者一覧

パートナープログラム:MEDIA & ENTERTAINMENT(メディア&エンターテインメント)参加者一覧

パートナープログラム:CITY EXPERIENCE(都市体験)
パートナープログラムそれぞれの詳細は「ARTE TOKYO」公式ウェブサイトを参照のこと。7月3日時点で未発表のプログラムも決まり次第、同サイトおよびSNSにて発表されます。

「ARTE TOKYO」メインロゴ(デザイン: 木住野彰悟 / 6D)
「ARTE TOKYO」のロゴマークは、東京都の輪郭をモチーフに構成しています。
都市の形を一度切り取り、再構成することで生まれたラインは、東京という都市をひとつの「枠組み」として捉える視点を示しています。「ARTE TOKYO」は、単一のイベントではなく、この枠組みの中で多様な出来事が立ち上がる「場」です。さまざまな文化や表現が交差し、新たな関係性や価値が生まれていきます。その可能性を受け止める器として、包み込むような「括弧」の形で構成しました。
カラーは、歴史と未来、情熱と知性、テクノロジーと人、そしてARTEの由来であるアートとエンターテインメントといった、東京に共存する多様な要素を重ね合わせるように、2色のグラデーションで設計しています。境界を設けないこの色のつながりは、異なる領域を横断しながら、東京の芸術・文化・エンターテインメントを大きく包み込んでいく、このイベントの姿そのものを表しています。(東京国際文化芸術祭実行委員会 2026年7月3日プレスリリースより)
「ARTE TOKYO」公式ウェブサイト
https://artetokyo.jp/ja/
※本稿は、7月2日の「ARTE TOKYO Gathering Day」および主催者発表のプレスリリースに基づく(今後、コンテンツの変更ないし新たに追加される場合あり)
※TEAM TECTURE MAG撮影以外の画像・図版はすべて主催者提供