空間デザイン検索プラットフォーム「TECTURE」がアップデート!
空間デザインメディア『TECTURE MAG』創刊と同時期に誕生し、姉妹サイトとして運営されている、空間デザイン検索プラットフォーム「TECTURE」に、新たな機能「プロジェクト登録機能」と「チーム機能」が実装されました。
INDEX
・「TECTURE」とは?
・『TECTURE MAG』のコンテンツとも連動している「TECTURE」
・新たな”プロジェクト投稿機能”とは?
・「TECTURE」を使いこむほど社内のDX化が進む!
・建築業界関係者から高く支持されている「TECTURE」
・「TECTURE」開発ストーリー
「TECTURE」とは?
建材&空間デザインプラットフォーム「TECTURE」は、建築デザイン領域のDX化(デジタルトランスフォーメーション)を目指すtecture株式会社(代表:山根脩平)は、2020年6月より運営し、無料で公開しているウェブサービスです。2020年6月29日にオープンしました。
「TECTURE」には、住宅や飲食店、ホテル、公共施設などさまざまな空間作品の事例写真が約45,000点も登録されています(2022年3月末日時点)。
誰でも、自由に、その膨大な空間事例写真を閲覧できるだけでなく、個々の写真に映っている建材や家具といったインテリアの詳細な情報を、画面上で確認することができます。
例えば、黄色いピンがうたれたバスタブをクリックすれば、そのプロダクトのメーカー名、ブランド名、商品名などが表示され、かつ、その商品が映り込んでいるほかの空間事例写真が一覧で表示されます(緑色のピンは既製品ではない、特注品・特注仕様の場合)。
さらに、登録無料、年会費も不要の「TECTURE」会員に登録すれば、「TECTURE」から抽出したプロダクトや空間事例の写真を、自分だけの「アルバム」にまとめて保存し、会員同士で共有することもできます。
『TECTURE MAG』のコンテンツとも連動している「TECTURE」
設計者、空間デザイナーにとって利便性の高いサービスは、『TECTURE MAG』のコンテンツとも連動しています。
月曜から金曜にかけて連日更新されている、さまざまな用途の建築空間を設計者のテキスト付きで紹介しているコンテンツ「PROJECT(プロジェクト)」では、内外観の画像に、空間デザイン検索プラットフォーム「TECTURE」の登録情報が紐づいています。
下の画像2枚は、”風情ある街並みになじむクリエイティブな雑居ビル”のプロジェクトとして、2023年3月30日に掲載した、everedgeがリノベーションした〈ygion〉で表示される内観画像のうちの1枚をピックアップした画面です。
パソコン画面の表示例
建材・インテリア情報の表示方法は、例えば、パソコン画面の場合は画像の上にカーソルを置くと、上の画像の1枚目のように「黄色いピン」が表示されます。
画像の上でクリックすると、空間を構成している建材や家具などのプロダクト情報がわかる「TECTURE」のページが別ウィンドウで表示されます。
スマートフォン画面では、カーソルを置けない代わりに、画像の右下にマークを付けています。この【 】マークをクリックすれば、空間デザイン検索プラットフォーム「TECTURE」のページが、上記のパソコン画面と同様に表示されます。
スマートフォン画面の表示例
Special Thanks to: everedge
『TECTURE MAG』と同様に、「TECTURE」に登録されている空間画像は、住宅、商業施設、宿泊施設、教育施設など、建物用途の幅が広く、数あるウェブサービスの中でも利便性において突出しているポイントと言えます。
新たな”プロジェクト投稿機能”とは?
これまで「TECTURE」への写真および仕様情報の登録は、空間の作り手側からデータの提供を受けた「TECTURE」が行ってきました。但しこれには公開までに時間を要するという課題がありました。
今回のアップデートはこれを改善し、提供者自らが画像およびデータを登録できるようになっています。登録後のデータの改廃も容易に可能です。
“プロジェクト投稿機能”の実装は、空間の作り手の多くが苦手としている、能動的な情報発信をサポートします。
例えば設計事務所では、竣工実績を定期的に発信し、PRに努める営業力が必要とされます。有効な一手は商業誌に掲載されることですが、可否を含めて発行元に一任となります。掲載内容と時期を差配できる自社サイトへの掲載にあわせて、「TECTURE」にも必要なデータを登録すれば、人々の目に触れる機会は確実に増えます。
「チーム機能」とは?
このほかにも「TECTURE」では、建築設計・デザイン事務所のために”チーム機能”を追加実装しています。
「チーム」に登録したメンバーは、前述の”プロジェクト投稿機能”を利用できるほか、メンバー個人のプロフィールと、担当したプロジェクトの履歴もあわせて表示できるようになりました。
事務所の登録ページのトップには、代表者を筆頭にメンバー全員の氏名が近影(イラスト画も可)とともに表示されます。そのうちの1人を任意でクリックすると、担当したプロジェクトとして紐づけされている写真が全て表示されます。
また、別途で構えている個人事務所のウェブサイトや、個人のツイッターやインスタグラムへのリンクも設定することができるなど、事務所を構成する「個人」の魅力がより伝わるレイアウトに刷新されています。
「TECTURE」を使いこむほど社内のDX化が進む!
日々拡充するデータを背景に展開中の「TECTURE」は、建材・家具検索プラットフォームとして、従前では難しかったさまざまな活用が可能となっています。
設計事務所・インテリアデザイン事務所、メーカー、工務店などでは、以下のように利用されていることを確認しています(自社調べ、事例は会員サービスを含む)。
・プロジェクトの社内データベースを「TECTURE」で構築
・紙ファイルに依存しない、デジタルデータでのアーカイブ化と管理
・作図後に発生した現場対応の記録や、竣工後の改修の記録
・紙ファイルでは不可能な迅速な情報シェア
・担当者の異動や退職に伴い発生する「引き継ぎ漏れ」を回避
・クライアントへのプレゼンテーションの準備に必要な情報収集
建築業界関係者から高く支持されている「TECTURE」
ローンチから間もなく丸3年を迎える「TECTURE」は、日々成長を続けているプラットフォームです。
設計事務所、インテリアデザイン事務所、メーカー、ゼネコンなど、建築関連事業従事者の日常的な業務を強力にサポートするとともに、インテリアに関心の高い人々の知的欲求にも応えるため、本リリースで発表した新機能以外にも、細かな改良を日々行い、アップデートし続けています。
今回の「TECTURE」のサービスと、姉妹サイトである『TECTURE MAG』での特集記事などさまざまな情報発信を通じて、建築デザイン業界のデジタルトランスフォーメーションを推進し、圧倒的に便利なユーザー体験の創造と、日本最大級の空間デザイン検索プラットフォームとなることを目指しています。
問合せ先
メールにて受け付けています。
「TECTURE」のさらなる進化のため、使用感などのご意見もあわせてお待ちしています。
tecture株式会社
project[@]tecture.jp
※[@]を@に変えて送信してください。