PRODUCT

日本空間デザイン賞銀賞作品が初売りに登場

髙島屋が“マイグランピング福袋”を数量限定で抽選販売

PRODUCT2022.01.01

髙島屋が2022年1月2日に発売する福袋に、“マイグランピング福袋”が登場します。

創業190周年を迎える髙島屋が、初売りの目玉となる、モバイル式のグランピング装備〈ZERO POD(ゼロポッド)〉を「運べる建築空間」として抽選販売。1つ税込190万円の福袋として、計3袋限定で取り扱います。
髙島屋のプレスリリースによれば、セレブレーションムードの高まる新年にあたり、密を避けるレジャーとして人気のグランピングを、どこでも手軽にラグジュアリーに楽しめるようにと企画したとのこと。

ZERO POD(ゼロポッド)

「運べる建築 ZERO POD」使用イメージ

〈ZERO POD〉は、神奈川県・葉山に拠点を構える、マリオデルマーレ一級建築士事務所の代表を務める、建築家の下平万里夫氏が設計・デザインしたもの。2019年9月にCAMPFIREサイトにてクラウドファンディングが実施され、目標金額の112%を達成し、プロトタイプが製作されています(クラファン プロジェクトページ)。

同プロダクトは、サステナブルな自然活用を実現する、ゼロ・インパクトな「旅するレストラン」として、2021年度の日本空間デザイン賞でシルバープライズ(銀賞、軽11作品のうちの1つ)を受賞しています(結果発表ページ:受賞者:株式会社 MARIO DEL MARE(マリオデルマーレ)/ 代表:下平万里夫)。

MARIO DEL MAREのYouTubeチャンネルにて、下平氏自身が出演し、組み立てる様子やインタビューを収録した動画によれば、〈ZERO POD〉は、地面や自然環境を傷つけずに好きな場所に設置して、大自然ともシンクロできるプライベートなサステナブルリゾートとして開発されました。複数をジョイントして展開することも視野に入れてデザインしているとのこと。

ZERO POD(ゼロポッド)

「運べる建築 ZERO POD」不整地・海辺での使用イメージ

ZERO POD(ゼロポッド)

ZERO POD(ゼロポッド)内部空間

下平氏が代表を務めるマリオデルマーレの公式ウェブサイトによれば、〈ZERO POD〉は注文生産品で、製作に数カ月を要するため、2022年3月納品分は、今回の髙島屋の“マイグランピング福袋”を除き、完売しています。


#MARIO DEL MARE YouTubeチャンネル「運べる建築 ZERO POD」(2020/03/30)

主な特徴
・ゴルフバッグサイズで持ち運びできる(シート、テーブルは除く)
・約5分で簡単に設営・撤去できる折りたたみ機構
・トラス×吊り=浮床構造(特許取得)で、不整地や傾斜地でも水平を確保
・高床式空間の直径約2.9m(大人5-6人がくつろげるスペース)
・シートとテーブルを別途で標準装備
・木製テーブルはクルーザーのキャンピングをイメージしたラグジュアリーなデザイン
・窓(開口部)は、蚊などの虫の侵入を防ぎ、外部からの視線も遮りつつ、開放的な眺望をできる網戸付き
・結露しにくい二重ルーフ
・耐荷重350kg
・本体総重量20kg(ゴルフバッグ収納時の本体重量は約23㎏)

ZERO POD(ゼロポッド)

「運べる建築 ZERO POD」使用イメージ

サイズ
展開時:外形:幅 約290cm、奥行き 約250cm、全高 約260cm(脚最大時 約295cm)
内部:六角形の床の長径 約210cm、短径 約190cm、室内天高 約155cm、床高さ 約70cm
収納時:奥行 約45cm、幅 約40cm、高さ 約115cm
〈ZERO POD〉詳細
https://shop.delmare.co.jp/products/zero-pod

2022年髙島屋福袋 マイグランピング福袋「運べる建築空間 ZERO POD(ゼロ ポッド)」概要

販売台数:3台限定(抽選販売)
販売価格(税込):1,900,000円(1台)
応募店舗:髙島屋日本橋店、同WEBサイト
応募受付:2022年1月2日(日)、3日(月)
納品日:2022年3月下旬(予定)
2022年1月中旬までに抽選、当選者に連絡(通知連絡をもって当選結果の発表とする)
※一部内容が変更になる場合あり

髙島屋日本橋店ウェブサイト案内ページ
https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/topics/1_2_20211027154924/

注.髙島屋は表記は「高島屋」ではなくハシゴダカ「髙」

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

今すぐ登録!▶

日本空間デザイン賞 関連記事

COMPETITION & EVENT2021.11.19

「日本空間デザイン賞 2021」結果発表

KUKAN OF THE YEAR に〈未来コンビニ〉と〈神水公衆浴場〉を選出
COMPETITION & EVENT2020.11.19

「日本空間デザイン賞2020」大賞発表

〈渋谷スカイ〉〈深大寺ガーデン レストランMaruta〉〈熊本城特別見学通路〉の3作品が受賞

グランピング・モバイルハウス関連記事

CULTURE2020.07.02
北欧Hyggeを体感するアウトドアフィールドが三重県いなべ市に2021年3月開業、デンマークとの官民共同プロジェクトが始動
BUSINESS2020.07.24

無人駅でサウナやグランピング!

有休資産を再生する新たなツーリズムの開発へ向け、JR東日本グループとVILLAGE INC.が資本業務提携
CULTURE2021.01.29

アウトドアホテル〈TENAR〉

生物建築舎が設計したモバイルハウスをキャビンとして、長野県安曇野市ほかにオープン
BUSINESS2021.12.23

スノーピークが6600坪のまちづくりに参画

「野遊び」の要素を取り入れたアウトドアリビングほか監修

髙島屋 2023年「夢袋」

PRODUCT2022.10.25

3Dプリンターハウスが福袋に!

髙島屋がセレンディクスの〈Sphere(スフィア)〉を2023年1月の初売りにて取り扱い

髙島屋 TOPICS

CULTURE2021.05.22

7つの歴史的建造物が重要文化財に指定へ

代々木競技場、旧松坂屋大阪店(髙島屋東別館)など
FEATURE2022.03.11

「デザイン・ダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展」

日本橋髙島屋S.C.会場レポート! パリに先駆けた新作披露も
PROJECT2022.04.22

玉川髙島屋S・C 本館1階 グランパティオ/本館2階「365日とCOFFEE」店内内装 / 永山祐子建築設計

光に包まれるショッピングモール共有部のリノベーション
COMPETITION & EVENT2022.09.11

「百貨店展 ―夢と憧れの建築史」展

髙島屋史料館TOKYOにて、日本の"百貨店建築"を辿る企画展(浅子佳英、菊地尊也監修)
  • TOP
  • PRODUCT
  • OTHERS
  • 日本空間デザイン賞銀賞作品が初売りに登場:髙島屋が“マイグランピング福袋”を数量限定で抽選販売
【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ