パナソニックグループ傘下のパナソニック ハウジングソリューションズ(大阪府門真市)と、インテリア販売を行うアクタス(ACTUS)との共創により、新しいキッチンビジネスが開始されます。
2社それぞれが培ってきたノウハウを生かして、生活空間の質を高めることをコンセプトにキッチンを開発。プロダクトデザイナーの深澤直人氏を迎え、新たなキッチンブランド「Caresa(カレサ)」が誕生しました。
キッチンの企画・製造はパナソニック、今後の販売と施工をアクタスが担当するのが特筆点です。
2社のプレスリリースによれば、〈Caresa〉の開発の背景として、消費者の価値観や購買行動が多様化し、キッチンをインテリア・家具としてみなす層が顕在化していることが挙げられています。
高級家具のような佇まいを有し、家具を選ぶような感覚で、素材の組み合わせを選択できるキッチンにより、需要に応え、訴求していく計画です。
なお、ブランド名の「Caresa」には、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の世界的流行を経た、ニューノーマルとも呼ばれる現代社会において、住宅(Casa)の中では素顔の自分に戻れたり、自身を癒すことができる(Careできる)場所を提供したいとの想いが込められているとのこと。
製品の特長の1つは、高級感あるマテリアルです。天然の水晶からつくられたクォーツストーンと、木目が美しい天然木の突板など、自然を感じられる素材を厳選したとのこと。
〈Caresa〉全体をひとつの「塊」としてとらえ、極限まで要素を削ぎ落した純真無垢なるフォルムは、石の彫刻作品のようでもあります。
主要木材ではウォールナット材またはオーク材を用意。使い込むほどに質感と肌触りが味わいを増し、さまざまなライフスタイルに馴染み、暮らしの中に溶け込んでいきます。
収納は、使いやすく、かつ調理道具を美しく整理できるよう、深澤氏によりデザインされています。
「キッチン=住宅設備」という既成概念を取り払い、インテリアの一部として提供される〈Caresa〉。人々の暮らしに寄り添いつつ、住まいの空間をより上質なものへと高めます。
キッチン〈Caresa〉は、東京・新宿2丁目にあるアクタスの直営店、アクタス・新宿店の2階に、6月2日にオープンする「キッチンショールーム」にて展示されます(キッチンの注文受付開始は2022年7月1日以降を予定)。
アクタス・新宿店
所在地:東京都新宿区新宿2-19-1 BYGSビル2F(Google Map)
営業時間:11:00-19:00
定休日:祝日と以下を除く水曜
※2022年6月22日(水)、29日(水)、7月6日(水)、13日(水)は営業
パナソニックグループプレスリリース(2022年4月21日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2022/04/jn220421-4/jn220421-4.html
「Caresa」ブランド特設ページ
https://sumai.panasonic.jp/kitchen/caresa/