壁や床、棚が動くことで「開く」と「閉じる」という相反する機能をもたせたり、小さな空間でもさまざまな活動ができる多機能さをもたせたりできます。そんな可動ギミックをもった空間をTECTUREに登録された事例のなかからピックアップし、「スライド」「移動」「回転」「昇降」という4種の動作に分けてご紹介します。
「TECTURE PICK UP」とは
空間デザインプラットフォーム「TECTURE」のリスト機能を活用し、登録いただいた事例を、プロジェクト紹介とは異なる視点からまとめて発信しています。
◾️スライド
建具に引き戸があるように、「スライド」は特に身近な可動ギミックともいえますが、引き戸の使い方により空間全体を開いたり、同時に隣の部屋を閉じることもできます。また、間仕切り壁をスライドすることで空間全体をつなげたり、部屋を仕切る本棚を移動することで、物はそのままに空間を拡張・縮小することもできます。
◾️移動
空間を構成する要素を動かすことができると、建物という限られた空間がニーズに応じて変化できるフレキシブルなものとなります。そんな「移動」ギミックをもった空間では、壁や家具だけでなく空間自体を移動させたりすることで、距離をとる、近づく、仕切るなど、使い手が直感的に空間を変化させることができます。
◾️回転
ある時は部屋を区切る壁として、ある時は隙間から換気する窓になり、またある時は出入り口にもなる。壁に「回転」ギミックをもたせることで、回転角に応じて空間をダイナミックに変化させることができます。
◾️昇降
ダイニングテーブルの高さを下げて、座面と一体化させることで小上がりとするなど、「昇降」することで家具スケールのギミックであっても、その空間や機能を大きく変化させます。
TECTUREでは気になったデザイン事例や商品をリストに保存し、オリジナルカタログの作成が可能です。ぜひご活用ください!