nomena初の単独展「nomena まだ意味のない機械 ― phenomenal #03」

クリエイティヴ集団・nomena（代表 武井祥平）の初の単独展「nomena まだ意味のない機械 ― phenomenal #03」[*1]が、東京・浅草のnomena gallery Asakusa[*2]にて開催されています。
5月26日までの会期中、nomenaを率いる武井祥平氏らが登壇する計2回のトークイベントも開催されます（会場聴講は2回とも満員御礼、当日のオンライン配信のみ視聴可、要予約）。

メッセージ

今年で創設12周年を迎えるnomenaは、エンジニアリングを主軸としたものづくりのチームです。企業やクリエイターからの依頼による制作に長く携わってきましたが、2021年に石川将也さんからのお声がけで共同制作した「四角が行く」をはじめとして、ここ数年は作家として作品を発表する機会も増えてきました。本展は、2021年から2023年にかけてnomenaが制作してきた作品を中心に構成され、新作も一部展示されます。

展覧会のテーマとして掲げた「まだ意味のない機械」とは、展示作品1つひとつを指す言葉であると同時に、nomenaそのものを表す言葉でもあります。技術と表現の領域を横断して制作を続けてきたnomenaによる作品が一堂に会する初めての機会です。作品を見た人それぞれの物語を持ち帰る余白のある展覧会となれば幸いです。

[*1]phenomenal
nomenaと共に試行錯誤しながら制作する展覧会シリーズの名称。組織名称のnomenaがphenomena［現象］という言葉に由来しており、その形容詞系であるphenomenal［現象の / 驚くべき、異常な、驚異的な / 感覚・知覚に基づく］という言葉が、多義的でありながらnomenaの活動に共鳴する意味を含んでいるところにメンバーがおもしろさを感じ、展覧会シリーズ名称として掲げている。

Works

Photo: Masaki Ogawa

Photo: Masaki Ogawa

Photo: Masaki Ogawa

Photo: Masaki Ogawa

『TECTURE MAG』これまでの主な取材記事 PICK-UP

会場レポート：セイコーウオッチの新たな情報発信拠点〈Seiko Seed〉がウィズ原宿にオープン、クワクボリョウタ氏とnomenaによるインスタレーション「からくりの森」は11/20まで会期延長！

Seiko Seed 企画展：からくりの森 2023「機械式腕時計とAnimacy（生命感）の正体」会場レポート

山中俊治氏が展覧会ディレクターを務める、21_21 DESIGN SIGHT 企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」会場レポート

nomena プロフィール

武井祥平により2012年設立。日々の研究や実験、クリエイターやクライアントとのコラボレーションを通して得られる多領域の知見を動力にして、前例のないものづくりに取り組み続けている。近年では、宇宙航空研究開発機構JAXAなど研究機関との共同研究や、東京2020オリンピックにおける聖火台の機構設計などに参画。
主な受賞歴に、2023年日本空間デザイン賞銀賞、2021年第25回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞、2021年Penクリエイター・アワード、2017年DSA日本空間デザイン賞金賞、日本サインデザイン賞優秀賞、2012年MOTブルームバーグ・ヴィリオン・プロジェクト［公募展］メディア・パフォーマンス部門グランプリなどがある。

nomena Website
https://nomena.co.jp/

SNS
https://www.instagram.com/nomena.jp/
https://www.facebook.com/nomenaInc
https://twitter.com/nomena_jp

「nomena まだ意味のない機械 ― phenomenal #03」開催概要

会期：2024年4月26日（金）〜5月26日（日）
会場：nomena gallery Asakusa
所在地：東京都台東区浅草7-4-21 上菊ビル2F（Google Map）
※建物に掲示されているnomenaの看板の下にある扉を開けて階段で2階まで昇ってください
※階段の使用が難しい場合は、予約フォームのコメント欄あるいはメールにて事前にご連絡ください。

来場予約ページ
https://select-type.com/rsv/?id=vr9k6fxHDO4

開館時間：11:00-20:00（最終入場は19:30）
休館日：火・水・木曜
入場料：無料、事前予約制
主催：nomena

関連トークイベント

テーマ：「意味がある」とはどういうことか
登壇者：三澤 遥（デザイナー）、吉泉 聡（デザイナー）、武井祥平（nomena代表）
日時：2024年5月10日（金）19:30-21:00
会場：nomena gallery Asakusa 3F
会場定員：40名 ※2024年5月8日時点で満席
オンライン配信視聴チケット：無料　※Peatixイベント案内ページより要登録
https://phenomenal-03.peatix.com/
参加費：会場・オンライン視聴ともに無料（どちらも要事前登録、ただし、当日の展覧会観覧は別途予約が必要）
※オンライン視聴は当日のライブのみ、アーカイブ配信なし

テーマ：ノメナ・スクランブルREAL「知らないからこそ、見えること」
登壇者：岡崎智弘（グラフィックデザイナー）、荒牧 悠（アーティスト）、角尾 舞（デザインライター）、武井祥平（nomena代表）
日時：2024年5月24日（金）19:30-21:00
会場：nomena gallery Asakusa 3F
会場定員：40名 ※2024年5月8日時点で満席
オンライン配信視聴チケット：無料　※Peatixイベント案内ページより要登録
https://nomena-scramble-real.peatix.com/
参加費：会場・オンライン視聴ともに無料（どちらも要事前登録、ただし、当日の展覧会観覧は別途予約が必要）
※オンライン視聴は当日のライブのみ、アーカイブ配信なし

展覧会ウェブサイト
https://gallery.nomena.co.jp/exhibitions/phenomenal-03

[*2]nomena gallery Asakusa
東京・浅草に拠点を置くエンジニアリングスタジオ nomena によるギャラリースペース。さまざまな作家とともに作品制作から展示までを行うnomena主催の企画「phenomenal」シリーズの開催のほか、新たなコラボレーションや出会いの場となる貸しギャラリーとしても運営している。

Photo: Masaki Ogawa

“Untitled (The Phenomena of Asakusa #333)” , 2021 © Gottingham Image courtesy of Domino Architects, Nomena and Studio Xxingham / photo © Gottingham

“Untitled (The Phenomena of Asakusa #333)” , 2021 © Gottingham Image courtesy of Domino Architects, Nomena and Studio Xxingham / photo © Gottingham

nomena gallery Asakusa Website
https://gallery.nomena.co.jp/