東京・青山の特設会場にて、イトーキ(ITOKI)がプロダクトデザイナーの柴田文江氏(デザインスタジオエス代表)とともに手がけたオフィステーブル〈conos(コノス)〉を中心とした体験イベント「The conos Lounge」が7月11日より期間限定で開催されます。
スペイン語で“円錐”を意味する〈conos〉は、のびやかに広がる美しいフォルムと機能性を兼ね備えたオフィステーブルです。このテーブルのまわりに自然と人々が集い、語らい、とどまる。そんなシーンをイメージしてデザインされました。

イトーキ〈conoa〉
プロダクトの仕様詳細はイトーキのウェブサイトを参照

イトーキ〈conoa〉

オプションとして、天板下に、オフィスで持ち歩くスマートフォンなどの小物を置けるアタッチメントボードを付け可能(テーブルタイプのみ)


イトーキ〈conoa〉と〈vertebra03〉の取り合わせ

2本脚仕様の〈conoa〉と〈vertebra03〉の取り合わせ

オフィス・ラウンジでの展開イメージ

オフィス・ラウンジでの展開イメージ
〈conos〉を主役に据えた今回のイベントでは、インテリアスタイリストの作原文子氏が会場のスタイリングを担当。人と家具、人と人との有機的なつながりを構築しながら、自発的なコミュニケーションが生まれることをうながすような空間を期間限定で創出します。〈conos〉による“これからのオフィスの風景”を描いた会場では、実際に「働く」体験も可能とのこと。

〈conoa〉と〈vertebra03〉はともに柴田氏がデザインを手がけたプロダクト
イベントのオープニングコンテンツとして、コロナ禍期に柴田文江氏がホストを務めた連続トークイベント「フミエの部屋」が初日に復活。ゲストには建築家の鈴野浩一氏(トラフ建築設計事務所)を招き、デザインと空間、そして“働くこと”のこれからについて語る予定です。
また、会場の一角では、柴田氏が手がけたワークチェア〈vertebra03(バーテブラ ゼロサン)〉の試座会も開催。張地の生地サンプルも用意され、チェアを置く空間にあわせたカラーリングのしやすさや生地の素材感などを確認できます。〈conos〉とあわせたコーディネートのシミュレーションも可能とのこと。

vertebra03(バーテブラ ゼロサン)は、イタリア人デザイナーがデザインしてイトーキより1981年に発売されたロングセラー〈vertebra〉を、現代のワークスタイルにあわせ、柴田氏が参画してリ・デザインしたもの(プロダクトの開発ストーリーはイトーキのウェブサイトが詳しい)
デザイナー プロフィール
柴田文江氏
柴田文江(しばた ふみえ)
デザインスタジオエス代表。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、大手家電メーカーを経てDesign Studio S設立。エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションなど、国内外のメーカーとのプロジェクトを進行中。
主な受賞に、iF金賞(ドイツ)、red dot design award、毎日デザイン賞、Gマーク金賞、アジアデザイン賞大賞・文化特別賞・金賞などがある。
武蔵野美術大学教授、2018-2019年度にはグッドデザイン賞審査委員長を務める。
著書に作品集『あるカタチの内側にある、もうひとつのカタチ』。(ADP: Art Design Publishing|2012)がある。Design Studio S Website
http://www.design-ss.com/
会期:2025年7月11日(金)~7月17日(木)
休館日:7月13日(日)
営業時間:12:00-18:00
会場:青山ビル2F 特設会場
所在地:東京都港区北青山1丁目2-3 青山ビル2F(Google Map)
入場料:無料 ※予約不要
トークイベント「フミエの部屋」

日時:2025年7月11日(金)18:00-19:00(開場17:45)
ホスト:柴田文江
ゲスト:鈴野浩一
司会:柴田隆寛(編集者)
※聴講無料、予約不要
※席数の都合により立ち見となる場合あり
イトーキ イベント案内ページ
https://www.itoki.jp/company/news/2025/2506_conos-lounge/