2021年7月29日初掲、9月11日「読者プレゼント」応募要項追記(9月18日締切)
2021年9月11日(火)緊急告知!
『TECTURE MAG』への感想など、アンケートにお答えいただいた方の中から、本展の図録1部を計5名さまにプレゼント! 詳細はページをスクロールして、ページ下部の応募バナーをクリックしてください(9月18日終了しました)。
昨今注目が高まっている、CLT(Cross-Laminated Timber / 直交集成板)にスポットをあてた展覧会が、兵庫・神戸の竹中大工道具館にて開催中です。スイス連邦工科大学チューリッヒの共同企画展になります。
CLTとは、Cross Laminated Timberの略称。ひき板(ラミナ)を並べた後、板が繊維方向に直交するように積層接着した木質系材料。自然界から入手するには困難な、大判で厚みもある板は、建築の構造材のほか、土木用材、家具など幅広く用いられています。
CLTは、もともとは森林資源を有効活用するため、それまであまり活用されなかった小曲材を使い、大きな断面にすることで性能を高め、建築にも用いることができるようになった木質材料です。1993年頃からスイスとドイツで開発が始まり、現在ではヨーロッパ、日本、アジア、北米、オセアニアなど各地に拡大。近年は各国で活用が急速に伸びています。
日本では、板を差し合わせ、木と木を組み合わせる古来からの木造文化と融合し、独自のCLT建築の流れが誕生、進化を遂げてきました。木材特有の断熱性と壁式構造の特性をいかした戸建て住宅、中層の共同住宅、店舗やホテルの内装、高齢者福祉施設の居住部分などにも用いられています。ハイブリッド構造による高層建築も建設することが可能です。
『TECTURE MAG』ではこれまで、CLTを用いた事例として、坂茂設計の地上8階建てオフィス、隈研吾建築都市設計事務所+三菱地所設計のパビリオン、隈研吾設計監修の教育施設、成瀬・猪熊建築設計事務所が岐阜で手がけた店舗、マウント フジ アーキテクツ スタジオ(原田真宏+原田麻魚)による隠岐のジオホテルなどを紹介しています(本稿下部の関連リンク参照)。
本展では、CLTという材の特徴とその開発の歴史、日本における展開とデザイン事例、さらには、現代最先端の木造建築技術などもあわせて紹介。今後、さらなる可能性とサステナブルへの期待が高まるCLTの魅力を伝えます。(en)
会期:2021年7月24日(土)~9月20日(月・祝)
会場:竹中大工道具館 1Fホール
所在地:兵庫県神戸市中央区熊内町7丁目5-1(Google Map)
開催時間:9:30-16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日休館)
入館料(常設展観覧料を含む):大人700円、大・高生500円、中学生以下無料、65歳以上の方500円
主催:竹中大工道具館、スイス連邦工科大学チューリッヒ
共催:一般社団法人日本CLT協会、株式会社竹中工務店、銘建工業株式会社、ピウス・シューラ、シリガ
後援:国土交通省、環境省、林野庁、スイス連邦経済・教育・研究省、在日スイス大使館、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
協力:VUILD株式会社、株式会社鳥取CLT
監修:パトリック・フレミング(スイス連邦工科大学チューリッヒ)、腰原幹雄(東京大学生産技術研究所)
展覧会詳細
https://www.dougukan.jp/special_exhibition/clt
2021年9月11日(火)緊急告知!
『TECTURE MAG』への感想など、アンケートにお答えいただいた方の中から、本展の図録1部を計5名さまにプレゼント!
希望する方は、上の応募バナーをクリックして、送信を完了してください!
プレゼント:
展覧会図録『CLT 未来をつくる木のイノベーション』
ページ数:96(序文〜奥付)
体裁:A4、カラー印刷、並製
発行:2021年7月
編集・発行:公益財団法人竹中大工道具館・スイス連邦工科大学チューリッヒ
受付期間:2021年9月11日(土)〜18日(土)終了しました
※応募者多数の場合は抽選
※結果発表:図録の発送をもって了
※発送完了時に公式Twitterで報告(個々の問合せには対応しません)
※展覧会の開催期間中にはお手元に届きませんので予めご了承ください
※発送完了後、都道府県を除く住所情報は削除し、データとして保有しません
※図録の詳しい内容に関する問合せには対応できません