2023年春開業を目指して建設中の大型複合施設〈北海道ボールパークFビレッジ〉が、施設内を彩るアート作品を募集しています。
アートコンペティション「HOKKAIDO BALLPARK ART PRIZE 2023(略称:HBAP 2023)」を主催しているのは、〈北海道ボールパークFビレッジ〉の事業主体者であるファイターズ スポーツ&エンターテイメント。
同敷地内には、プロ野球球団・北海道日本ハムファイターズの新たなホームスタジアムとなる新球場〈ES CON FIELD HOKKAIDO〉をはじめ、北海道のシンボルとなることを目指した空間が各種建設されます。新球場のレフトスタンド側には、ホテルと天然温泉・サウナ施設を内包した〈TOWER 11〉が付帯するなど、注目のボールパークです。
新球場計画概要
所在地:北海道北広島市共栄(きたひろしま総合運動公園)
発注者:北海道ボールパーク
CMR(コンストラクション・マネジャー):山下PMC
設計:大林組、HKS
施工:大林組・岩田地崎建設JV
工期:33カ月(予定)
主要用途:野球場(35,000人収容、天然芝フィールド、開閉式屋根)
延べ面積:約100,000m²
階数:地下1階、地上4階
構造:RC造、S造大林組プレスリリース(2018年11月5日)
「北海道ボールパーク(仮称)建設工事」を受注
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20181105_1.htmlマスタープランイメージ:SWA Webサイト:プロジェクトページ
このほかにも、国立大学法人北海道大学とクボタ、ファイターズ スポーツ&エンターテイメントが連携し、農業学習施設の建設も発表されています(下の画 / 2021年10月9日プレスリリース)。
今回のアートコンペでは、〈北海道ボールパークFビレッジ〉の価値創造を共に担うアーティストやクリエイターを募集しています。
若手アーティストらの可能性に光をあて、新たなステップを提供することを目的に開催されます。賞金総額は300万円。地域と共生するボールパークという場所ならではの、訪れる人々の人生を豊かにするような作品を求めており、受賞作品は、募集規定の金額で買い取られ、Fビレッジ内にて常設展示することを前提としています。
「HBAP 2023」の審査委員長は、北海道出身で、現在はニューヨークを拠点に数多くのアーティストを世に送り出してきたギャラリストの務める戸塚憲太郎氏(NOWHERE ディレクター)が務めます。
審査員長 戸塚憲太郎氏コメント:
「野球とアート。繋がらなそうな点が繋がる時は、何か新しいことが始まる時だ。今、世界は価値観の転換に直面している。お金やモノではない『豊かさ』を求める、価値観のアップデート。野球の楽しみ方だって、アートのあり方だって変化してもいい。世界最大級のボールパークが誕生するだけでもすごいことだが、そこでアーティストの可能性をサポートするアワードを開催する。目まぐるしく動き続ける世界で見るべきアートとは。故郷北海道でどんな新しいアートに出会えるか期待が高まる。」
募集テーマ:「HOKKAIDO」「BASEBALL」
作品受付期間:2021年12月1日~2022年3月31日
応募資格:国内在住・応募時点で39歳以下の個人またはグループ
出品料:無料
賞および賞金:
グランプリ 1点 賞金100万円で買い取り、施設内に常設展示
優秀賞 4点 賞金50万円で買い取り、施設内に常設展示
審査員:
戸塚憲太郎(NOWHERE ディレクター / 審査委員長)
小林利道(大林組 建築設計部長)
神谷猛士(HKS, Inc. プリンシパル、都市デザイングローバルディレクター)
田村啓宇(乃村工藝社 統括クリエイティブディレクター)
青木昭夫(DESIGNART 代表取締役、クリエイティブディレクター)
応募要項詳細
https://www.hkdballpark.com/pickup/art_prize2023/
注.本稿イメージ・CGは、2022年1月5日時点のもの(変更される可能性あり)