倉本 仁氏をデザイナーに迎え、アクタスとカンディハウスが共同で開発・製作したワーキングチェア「FOUR(フォー)チェア」が2022年4月末に発売されます。
技術サポートとしてコクヨも参画。同社とアクタス、カンディハウス、倉本 仁の四者の知見を活かした椅子として、「FOUR(フォー)」と名付けられました。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大後、ニューノーマルと呼ばれる昨今、人々の働き方とライフスタイルが変質し、人々の働く場所はオフィスから自宅(プライベート空間)へとシフトしています。その変化と多様化に対応すべく開発されたのが、このほどローンチした〈FOURチェア〉です。
それまで、家庭の椅子に求められてきたのは、主に食事のための機能でしたが、在宅ワークが増え、椅子に求められるニーズも変わってきています。
ダイニングチェアには、「長時間座っても疲れない」こと、 デスクチェアには「家庭内で場所を取らない」「インテリアに馴染む」といった要求が顕在化しています。
これらの変容を受け、新たな椅子の開発は、ホームオフィス用の椅子、ダイニングチェア、食後にリラックスできる、さらには子どもたちと戯れるための遊びの道具としてのチェアといった複数の機能を、1脚の椅子で適応させるというコンセプトが掲げられました。
シートの幅45cmに対して、アームの内寸幅は50cmに設定。アームを広げることで、食べる・寛ぐ・働く(学ぶ)・遊ぶという椅子の自由度を拡げています。
笠木部分の材には、北海道産タモの無垢材を採用。カラーがナチュラル、ミディアムブラウン、ブラックの3色展開。笠木を支えるフレーム部分は、クロームメッキ仕上げのシルバーと、マット感のあるブラックの2種類。張り地はレザー(2種)とファブリック(3色)を用意しています。
倉本氏によるデザインは、ホームユースを意識し、プライベート空間のインテリアとの調和を考えたもの。そして、プロダクト単体でのフォルムや、椅子としての佇まいが美しいだけでなく、テーブルとあわせた際に、上から見たときの背もたれの円弧の美しさにもこだわりました。
キャスター付きの脚部も、主流となっている5本脚に対して、椅子が複数並んだときや、空間全体を見たときに「うるさい」と感じないように、4本脚のシンプルな構造を採用しています。フレームの本数と同様に、脚の本数は、「FOUR(フォー)」のネーミングの1要素でもあります。
美しさと機能性の融合点を見出した椅子として、ひとつの答えが“FOUR”であり、オフィスだけでなく、プライベートな住環境に溶け込む佇まいと機能性をもったワーキングチェアが誕生しました。
企画・開発:アクタス、カンディハウス
製造:カンディハウス
デザイナー:倉本 仁(JIN KURAMOTO STUDIO)
技術サポート:コクヨ
サイズ:W595 (790) ×D530 (790) ×H780-870, SH435-525mm *(カッコ)内は脚部外寸
素材:木部:北海道産タモ材(無垢)、フレーム:アルミニウム
仕上げ:木部:ナチュラル・ミディアムブラウン・ブラック(いずれもウレタン塗装)/ フレーム:シルバーフレーム(クロームメッキ)、ブラックフレーム(粉体塗装)
張地:レザー(ブラック・ブラウンの2種)/ ファブリック(チャコールグレー・グレー・ブラウンの3色)
価格(税込):
シルバーフレーム ファブリックシート 231,000円 / 同レザーシート 253,000円
ブラックフレーム ファブリックシート 209,000円 / 同レザーシート 231,000円
発売日(予定):2022年4月末
取り扱い:アクタス直営店、公式オンラインショップ、アクタスディーラーショップ、カンディハウスショップ、エリアパートナーショップ
※画像は2022年2月25日発表当時のもの(開発中のサンプルにつき、実際の製品と比べ細部の仕様が異なる)
アクタス(ACTUS)Webサイト
https://www.actus-interior.com/
カンディハウス(CONDE HOUSE)Webサイト
https://www.condehouse.co.jp/
〈FOURチェア〉にキャスター無し・固定タイプのグライズレッグ仕様が登場! 倉本仁×アクタス×カンディハウス×コクヨ 4者の知見が結集したワーキングチェア