CULTURE

芦沢啓治建築設計事務所が空間デザインを担当

〈ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ〉8/31オープン

CULTURE2022.09.01

兵庫県神戸市中央区の神戸阪急 新館1階に〈ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ〉がオープン。店舗の空間デザインを芦沢啓治建築設計事務所が担当。店内の家具はカリモク家具が製造。一部の家具のフレームや天板に、神戸・六甲山の間伐材が使用されている。

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ〉外観

神戸の繁華街、三宮の中心部にある〈神戸阪急〉の新館1階に、ブルーボトルコーヒーの新店舗〈ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ〉が8月31日にグランドオープンしました。
神戸市内では、2018年にオープンした〈ブルーボトルコーヒー 神戸カフェ〉に続く2店舗目となります。

路面店である〈ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ〉は、改装前はデパートのショーウィンドウとして使われていた大きなガラス面を5面も有し、これを活用してリノベーションした店舗は、街に対して開かれた空間デザインとなっています。

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

店舗の空間デザインは、これまでに、横浜のみなとみらいカフェ、都内の渋谷カフェ、前橋市の〈白井屋ホテル〉に接した白井屋カフェの順に、各店舗のデザインを手がけてきた、建築家の芦沢啓治氏が代表を務める芦沢啓治建築設計事務所が担当しました。

店舗空間を構成する家具と什器はもちろんのこと、ペンダントライト、スピーカーも含めたインテリアの細部に至るまで、同事務所によるオリジナルのデザインとなっています。

設計、什器・家具デザイン:芦沢啓治建築設計事務所
家具製作:カリモク家具(チェア:カリモクケーススタディー、ソファー:石巻工房 by Karimoku)

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

コンセプト

新館のリニューアル前からのデザインである、百貨店らしい5面のショーウィンドウのフレームを活かし、その1つをテイクアウト専用のカフェスタンドとして設置。外から見た時に、各ウィンドウによって景色が変わるようにデザインするとともに、カフェの中と外をつないだ、まちに対して開かれたカフェとなっている。

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ〉内観

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

印象的なショーウィンドウのスクエアのかたちからインスピレーションを得て、フレームを連続させたデザインを採用。また、周囲にモード・ブランドがあることから、コンテンポラリーアートのようにして店内に家具を配置している。

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

 

什器の製作では、イエロー(黄色)をアクセントとした棚など、作品のような、色味が明るく映える、印象的なデザインに。イエローフレームは、元の材の木目がわかるように塗装し、柔らかな印象を与えている。
カフェ全体で、木のぬくもりを感じられる空間となっている。

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

店舗と神戸のまちをつなぐ接点となる、旧ショーウィンドウのうち、1つは、テイクアウト用のカフェスタンドへと改修。そのほかのガラス4面の前には、人々がくつろげるベンチが設置されています。

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

テイクアウト専用スタンド

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

 

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ メニュー

神戸阪急カフェ限定 メニュー:ミルクソフト 弓削牧場のフレッシュハーブ 715円 / ミルクソフト単品 550円(共に税込)

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ メニュー

パンやきどころRIKI のパンを使用したグリルドチーズサンドイッチ with トマトスープ アボカド&大葉 1,056円(税込)/ サンドイッチ単品 946円(税込)

今回、ブルーボトルコーヒーの新店舗が入った〈神戸阪急〉では、阪急阪神百貨店により、2023年度内の完成を目指した大改装が進行中です。
神戸阪急カフェがオープンした8月31日には、本館および隣接する新館の一部フロアもリニューアルオープン。新館の1階から3階のフロアは、モードの発信拠点となる「Hankyu Mode Kobe」として生まれ変わりました。

「Hankyu Mode Kobe」では、木材価値を創造するコミュニティ企業・SHARE WOODS(代表:山崎正夫)と協業した「SHARE WOODSプロジェクト」のもと、神戸・六甲山の森林育成の段階で発生した間伐材が、館内の各店舗のプロダクトやインテリアとして使われています。
〈ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ〉でも同様に、店内の家具や什器の材の一部に、神戸市北区の里山から出たコナラの間伐材が用いられ、利活用されています。

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ オリジナルアイテム

〈tumi-isi – ブルーボトルコーヒー エディション〉15,400円(税込)

〈tumi-isi(ツミイシ)〉とは、奈良県・東吉野村に拠点を構える、プロダクトデザインレーベル・A4(エーヨン)が製作している木製のブロックです。
多面体のブロックから成り、積み上げたり、並べたり、飾ったりと使い方は思いのまま。職人の手によって、ひとつ1つ異なるサイズ・形状に面取りされており、素材の調達から検品に至るまで、東吉野村にて行われいます。

A4(エーヨン)ウェブサイト
https://www.designofficea4.com/

神戸阪急カフェにて先行販売される〈tumi-isi – ブルーボトルコーヒー エディション〉は、5つのピース全てが異なるカラーリング。ブルーボトルのロゴマークが刻印されているナチュラルカラーのほか、ブランドカラーであるブルーとグレー、さらには神戸阪急カフェのキーカラーであるイエローが採用されています。

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ オリジナルアイテム

神戸阪急カフェ 限定アイテム(数量限定販売品)エンブロイダリーエコバッグと、同店が先行販売となる〈tumi-isi – ブルーボトルコーヒー エディション〉

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

テーブルの上:神戸阪急カフェ先行販売アイテム〈tumi-isi – ブルーボトルコーヒー エディション〉

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

店内の家具の製作は、芦沢氏が手がけてきたブルーボトルコーヒー各店舗でタッグを組んできた、家具メーカーのカリモク家具が担当しています。

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ

〈ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ〉夜間外観(店頭のベンチを撤収して撮影)

〈ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ〉店舗概要

所在地:兵庫県神戸市中央区小野柄通8-1-8 神戸阪急新館1階(Google Map
営業時間:10:00-20:00
※8:00-10:00はコーヒースタンドのみ営業、同時間内はフードメニューを一部縮小しての提供
座席数:店内37席 / 店外ベンチ(2名がけ)11台
店舗面積:172.7m²

ブルーボトルコーヒー 神戸阪急カフェ エリアマップ

神戸阪急 エリアマップ

詳細
https://store.bluebottlecoffee.jp/pages/kobehankyu

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