一般社団法人日本建築学会の主催によるイベント「建築文化週間」が、9月30日から11月19日まで開催されます。建築に対する認識向上と理解の深化を目的に、同学会が広く社会に向けて行っている事業の一環で、この時期恒例の建築イベント(企画・運営:建築文化事業委員会)。
北は北海道から南は九州までの9支部と、東京の本部それぞれの企画・運営にて、展覧会やトークイベント、見学会、ワークショップなどが開催されます。
共通のテーマは「建築/都市に触れる」。直接的な接触が制限された世界にあって、あらためて「触れること」の価値と意味を探ります。
本部企画のシンポジウムでは、オンデザインパートナーズの西田 司氏、Chim↑Pom from Smappa!Group(チンポム フロム スマッパ!グループ)の卯城竜太、美術家の野老朝雄氏らが各日程で登壇します。
「建築/都市に触れる」ステートメント:
人と人が触れ合い、さらに人以外の存在とともに生きていく空間は生み出せるのか?
歴史や地形が織りなす織物としての都市に触れることは、いかなる質感を与えてくれるのか?
そして、ARやVRなどの新しいテクノロジーは、デジタルとリアルの世界にどのような接触を可能にするのか?期間中、全国各地でシンポジウムや講演会を9企画、展覧会を1企画、ワークショップを4企画、見学会を7企画開催します。これらの多様なイベントを通して、まだ「触れぬ」建築と都市にコンタクトを試みてください。
開催期間:2022年9月30日(金)~11月19日(土)
開催地:建築会館ホールほか全国各地 ※オンライン開催・配信も一部であり
※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大状況などにより、スケジュールが変更される場合あり(最新の情報は、日本建築学会ウェブサイトで随時発信)
主催:日本建築学会
後援:日本建設業連合会、日本建築家協会、日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会
協賛:大林組、鹿島、清水建設、大成建設、竹中工務店、佐藤総合計画、日建設計、日新工業、日本設計、三菱地所設計、山下設計、NTT ファシリティーズ
各イベント協賛:
建築展覧会:中村製作所、ヨシモトポール
学生ワークショップ:建築資料研究社/日建学院、エーアンドエー、世界堂、長谷工コーポレーション、類設計室
建築夜楽校2022
シンポジウム「道/街路/ストリートについて―日本の街路に公共性はあるか?」
開催日時:2022年10月5日(水)18:00-20:30(開場17:30)
登壇者:西田 司(オンデザインパートナーズ代表)、卯城竜太(Chim↑Pom from Smappa!Group)、小川さやか(立命館大学教授)
モデレーター:山本 至(itaru/taku/COL.共同主宰)
建築文化考2022
シンポジウム「都市のテクスチュア―眼で触れる都市像をさぐる」
開催日時:2022年10月13日(木)18:00-21:00(開場17:30)
登壇者:港 千尋(多摩美術大学教授)、野老朝雄(美術家)、平瀬有人(佐賀大学准教授)
モデレーター:加藤詞史(加藤建築設計事務所主宰)、牛込具之(佐藤総合計画第二オフィスシニアアーキテクト)
[共通項目]
参加資格:なし(学会員以外の一般聴講可)
参加方法:以下の2会場ごとに異なる
(1)建築会館ホール
所在地:東京都港区芝5-26-20(Google Map)
定員:100名(要申込、先着順に受付。定員に達し次第、締切)
申し込み方法:日本建築学会「催し物・公募一覧」ページにて受付
(2)会場からのライブ配信あり
定員:制限なし(申し込み不要)
視聴URL:日本建築学会「催し物・公募一覧」ページにて案内
本展では、ストリートにおける人の振る舞いと、社会制度/コンテクストを媒介する存在としての「ツール(ストリート・ツール)」に着目し、人々の多様な生を受け止めうる存在へとストリートはいかに変わりうるかを問う。制度をつくるほど難しくはなく、誰でも自分のできる範囲でつくることができ、場所のポテンシャルを拡張/可視化することで人の振る舞いをアシストするツールたちから、ストリートの未来を考察する。
会期:2022年10月12日(水)~17日(月)11:00-18:00(最終日のみ16:00閉場)
会場:建築博物館ギャラリー
所在地:東京都港区芝5-26-20(Google Map)
出展者:アーバンデザインセンター大宮:UDCO、about your city、伊藤維建築設計事務所、ondesign、ゲキダンイイノ、グランドレベル+ツバメアーキテクツ、TAIYA(下寺孝典)+藏園悠介+中谷利明、東京大学都市デザイン研究室、DDAA、日建設計 NAD、日建設計+SOCI、NO ARCHITECTS、沼 俊之(dot studio)+籔谷祐介(富山大学)+阿久井康平(大阪公立大学)、古渡 大+アラウンドアーキテクチャー、未満建築デザインファーム、ミリメーター、Luup
キュレーター:川勝真一(RAD共同主宰)
企画協力:小泉瑛一(about your city代表)
協賛:中村製作所、ヨシモトポール
「STREET TOOLS」展関連イベント
参加費:無料(事前申し込み不要)
(1)ギャラリーツアー
1回目:10月13日(木)17:00-17:45
2回目:10月15日(土)16:00-16:45
3回目:10月16日(日)16:00-16:45
(2)ギャラリー・トーク / ラジオ配信
1回目:10月15日(土)17:00-17:45
2回目:10月16日(日)17:00-17:45
「STREET TOOLS」展 専用サイト
https://street-tools.com/
このほかにも、本部企画では、VR・メタバースをテーマにしたカルチベートトーク、公開プレゼンと公開審査会を2日にわたって行う「学生ワークショップ 2022」などが開催されます。
本部イベントの詳細や、各支部のイベントは、日本建築学会ウェブサイト内「建築文化週間2022」特設サイトの日程表などを参照してください。
日本建築学会「催し物・公募一覧」
https://www.aij.or.jp/event/list.html
日本建築学会「建築文化週間2022」特設サイト
http://bunka.aij.or.jp/2022/