2012年5月に開業した東京スカイツリー®︎が今年開業10周年の節目を迎えたことを記念して、設計を担当した日建設計が2005年に社内で実施したデザインコンペティションで集まったデザイン案のうち、そのほとんどにあたる74点が公開されます。
開業より遡ること7年前、2005年1月に、高さ600mを超えるタワーの建設候補地として立候補した墨田区から協力の要請を受けていた東武鉄道は、新タワーの計画概要の策定を日建設計に依頼。これを受けた日建設計では、世界各地のタワー事例を調査するとともに、未来のタワーデザインのヒントを探るため、社内へ向けて新タワーのデザインを募るコンペを実施しました。同年5月のことです。
この社内コンペは、2005年時点の計画の主旨と設計与条件を満たすことはもちろんのこと、明解なデザインコンセプトを持ち、斬新で誰が見ても美しいと評価されるようなデザイン案を求めて行われ、80点を超える案が社内から提出されたとのこと。
本展では、このうちの74点が初めて社外に公表されます。
本展は、日建設計の設計者たちが、世界一高いタワーの建設を目指してデザインした、通常は日の目をみることのないアイデアの数々が公表される、貴重な機会となります。会場には、高さ約2mの東京スカイツリー模型(縮尺1/300)も展示されています。
会期:2022年10月12日(水)~12月25日(日)
会場:東京スカイツリー4階 入口フロア
観覧料金:無料
主催:東武タワースカイツリー
協力:日建設計
東京スカイツリー Webサイト
https://www.tokyo-skytree.jp/
日建設計プレスリリース
https://www.nikken.co.jp/ja/news/news/2022_10_05_02.html